マールボロ_(たばこ)
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.mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}}ポーランドのマールボロ・ソフト(2006年頃からのデザイン)。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。アメリカのマールボロ・ボックス。アメリカ国内では現在も従来通りのデザインで販売されている。イギリスのマールボロ・ボックス(2009年からのデザイン)。現在のイギリスではプレーンパッケージ[注釈 1]が導入されている。ポーランドのマールボロ・ボックス(2014年以降のデザイン)。現在は上部65%の警告写真が導入されている。オランダのマールボロ・フレーバー・ミックス(日本のミディアムに相当)。現在は上部65%の警告写真が導入されている。アイルランドのマールボロ・ライト(2006年頃からのデザイン)。「LIGHTS」の表記が無い。ハンガリーのマールボロ・ゴールド・オリジナル(2008年からのデザイン)。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。オランダのマールボロ・ゴールド(2014年以降のデザイン)。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。ドイツのマールボロ・メンソール。2011年に ⇒マールボロ・ブルー・フレッシュにリニューアルされたのち、日本と同様のデザインに変更されている。ベネズエラのマールボロ・ライト・メンソール(2006年以前のデザイン)。「LIGHTS」の表記が無い。ポーランドのマールボロ・ホワイト・ミント(日本のメンソール8mgに相当/2014年前後の新旧デザイン)。現在はホワイト・グリーンに改名され、上部65%の警告写真が導入されている。日本のマールボロ・ブラック・メンソール。現在はパッケージがリニューアルされている。日本のマールボロ・アイス・ブラスト8mg。現在は下のパッケージデザインに変更されたのち、『アイス・ブラスト・メガ』にリニューアルされている。ポーランドのマールボロ・アイス・ブラスト。現在は上部65%の警告写真が導入されている。

マールボロ(Marlboro)は、フィリップモリスが製造するたばこブランド。現在も世界でベストセラーを誇るたばこのひとつ。マールボロ・マン(英語版)のビルボード広告で有名。日本では縮めて「マルボロ」と呼ばれることも多く、免税店など店舗によっては「マルボロ」の名称で販売されていることもある。

後述のモータースポーツ活動を示す名称としても使われていた。
歴史

ロンドンのフィリップ・モリス社はマールボロ、ケンブリッジ、ダービーといったたばこをアメリカ国内で販売するために1902年ニューヨークに子会社を設立した。

1924年に同社はマールボロを「女性向けたばこ」として展開した。「Mild as May」(5月のようにまろやか)のキャッチフレーズと共に売り出したものの、苦戦を強いられた。広告で使われた当時のポスターなどから女性向けにキャンペーンをしていたことが確認出来る。パッケージ上部のデザインは、女性の魅力的な部分である唇をイメージしたもの[1]。当時のマールボロは吸い口が赤く着色されており、これは口紅が付いても目立たないようにとの配慮であった(2000年代以降のバージニア・エスのような女性向け銘柄においては吸い口側(フィルター部分)はツルツルに加工することで口紅の付着を防いでいるが、当時にはこのような加工技術がなかったことにもよる)。

第二次世界大戦中まで売り上げは伸びず、一時期市場から姿を消した。戦争の終わりまでにキャメルラッキーストライク、チェスターフィールドといった三銘柄がたばこ市場における確固たる地位を確保していた。

1950年代にリーダーズ・ダイジェスト誌が、喫煙と肺癌の因果関係に関する一連の記事を公表し、フィリップモリスを始めとする多くのたばこ会社はパッケージへの注意書きとフィルター付きたばこの販売を始めた。フィルター付きの新しいマールボロは1954年に発売され、1955年に三角形の傘のデザイン(マールボロ・シェブロンやルーフトップなどと呼ばれる)と世界初のフリップトップ・ボックスを導入した。

1960年代の初めに男性向けのたばことしてマーケティング戦略の大転換を行い、「マールボロ・カントリー」のキャッチフレーズとともに「マールボロ・メン」として知られている男性像を象徴したカウボーイをつくり出すと、時を同じくして広告戦略をレオ・バーネットに委ねる。これが、現在に続くマールボロ・ブランドの原点である。本来の仕事上、一日中、馬に跨って動物を相手にするカウボーイにとっては、火を使わない噛みたばこの方が人気なのだが、この宣伝効果によりカウボーイのたばこの代名詞になった。

マールボロの市場占有率は急上昇し、広告キャンペーン開始から8か月で5,000パーセント増加した。マールボロは大成功したカウボーイの広告表現を、1960年代以来現在まで継続している。

アメリカ合衆国の人種差別や迫害の歴史がタイトルの中に隠されているという説があり、パッケージを逆さまにしロゴの上半分を隠すとそれを印象付ける絵が浮かび上がるとされているが、このような話はたばこのパッケージにはつきもので、一種の都市伝説である。

1987年に発生した、大韓航空機爆破事件の実行犯である金勝一と金賢姫は、任務の最中に正体が暴露された場合、服毒自殺する事で秘密を守るよう指示を受けていた。実際、バーレーンで、2人はマールボロに仕掛けられたアンプルを噛み自殺を図る。金勝一は自殺に成功するが、金賢姫は一命を取り留める結果となる。

また、ソビエト連邦崩壊後の混乱期には、当時の旧ソビエト連邦ルーブルに代わってこのマールボロが貨幣代わりの交換価値を持った物々交換の対象として使われており[2][3]金本位制になぞらえ「マールボロ本位制[4][5]」と揶揄されていた。


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