マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧
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マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧(マーベル・シネマティック・ユニバースのせってい・ようごいちらん)は、映画シリーズ『マーベル・シネマティック・ユニバース』のマーベル・スタジオ製作による映画本編及び、ビデオ短編映画シリーズDisney+独占配信作品に登場する他の一覧に上がっていない設定・用語の一覧である。
世界関連
神聖時間軸(Sacred Timeline)
これまでの『MCU』作品の物語の歴史/時間の流れそのものである1本の時間軸。大昔に勃発した複数の宇宙(“多元宇宙”)間による大戦争の際に、
“在り続ける者”と呼ばれる31世記の科学者が“アライオス”の力を利用することで現在の時間軸を切り離して確立。これにより、時間軸の安定化を実現させた。しかしこの時間軸は完全に平衡を保たれたものではなく、“分岐”することで多元宇宙間による再度の衝突を招きかねない恐れも有している。そのことから、在り続ける者によって創設された“TVA”が時間の流れを管理・維持し、その裏で在り続ける者が長年定めてきたシナリオに沿う形で無数の歴史が築かれると共に、多元宇宙間による再度の衝突を回避してきた。だが、TVAの真実を知ったシルヴィの手で、在り続ける者が刺殺されたことにより、時間軸の分岐が無数に発生してしまう。
ユグドラシル(Yggdrasill)
宇宙の
地球アスガルドをはじめとする九つの世界/惑星を内包・繋ぐ大木のような形を成す、巨大な星雲のような“世界樹[注釈 1]。この世界樹に内包された九つの世界/惑星は、アスガルドの“ヘミンビョルグ”やソーの“ストームブレイカー”で発生させられる虹の橋“ビフレスト”及び、一部のアスガルド人が行使する“暗黒の魔法”で往来することが可能である。
ザ・ブリップ(The Blip)[注釈 2]
2018年に発生した全宇宙の生命の半数の消滅から、2023年における復活までの5年の期間を表す呼び名。その由来は「一時的な現象」を意味する英単語”Blip”である。アベンジャーズをはじめとするヒーローたちとサノスの群勢の最終決戦後、地球に住む人々によって前述の5年の期間にこの呼び名が付けられ、用いられるようになる。この期間に地球のアメリカでは、(描写された限りでは)ニューヨークサンフランシスコのように全宇宙の生命の半数の消滅から5年経っても半ばゴーストタウンの様相を呈していた都市もあったものの、消滅を免れた国外の人たちを難民として招き入れ、復興に務めていた。しかし、消滅から一斉に復活した人々が今度は政府から支援されるようになったことで、5年間存在し続けていた人たちが手助けされなくなり、独自で難民キャンプを構える事例が多発するという国際問題が発生している。
絶対点(Absolute Point)
エンシェント・ワン曰く「その時間軸で覆すことのできない事象」。ある人物にとってやり直したい・なかったことにしたい出来事がこの概念に当てはまる場合、例え過去へのタイムトラベルで何度繰り返し干渉しても、任意の出来事を変えることは極めて困難で[注釈 3]、非常に甚大な力をもってすればこの事象を無理矢理覆すことも不可能ではないが、もしこの事象を無理矢理覆すと、その宇宙ではタイムパラドックスが発生し、世界やそこに存在するものがと化すように溶けて崩壊する結果を招いてしまう。“アース91233”では、スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジが“ソーサラー・スプリーム”となるきっかけとなったクリスティーン・パーマーの事故死がこの事象であり、彼女の復活を望んでいたストレンジは、幾度となくタイムトラベルを敢行してクリスティーンの事故死を回避しようとしたが、その度にさまざまな形で失敗してしまい、やがて数世紀かけて途方もない魔力を得て“ドクター・ストレンジ・スプリーム”へ変貌すると、その力でクリスティーンを復活させてみせた。だが、エンシェント・ワンが警告した通りに世界が崩壊し[注釈 4]、ストレンジ以外の存在は消滅。ストレンジは赤い三角形が重なった結晶体のような空間に閉じ込められる。
現象・伝承
惑星直列(Convergence)
5000年に一度発生する、ユグドラシルに内包された九つの世界が一直線に直列する現象。この影響で世界間の境界が不明瞭になり、発生した世界の境目を通過することで、ビフレストや暗黒の魔法を行使せずとも別世界への往来が可能となった。単一の世界に発生する境目は決して一つだけでなく、不規則に複数の境目が様々な場所で発生する。これに加え、地球の
グリニッジでは九つの世界の境目が同時に発生するようにもなる。5000年前には、マレキス率いる“ダーク・エルフ”がこの現象と“エーテル/リアリティ・ストーン”を利用して、この世を闇に包もうとした。地球暦2013年時に発生した際には、これに乗じた“マローダーズ”をはじめとするエイリアン種族が各世界を侵略しようと暴動を起こし、ダーク・エルフらもエーテルを取り戻して5000年前に成し遂げられなかった野望を達成するために眠りから覚め、アスガルドを攻撃し、グリニッジにも侵攻する。
ラグナロク(Ragnarok)
アスガルドが
スルトの炎により焼き尽くされ滅ぶという、予言めいた言い伝え。北欧神話の世界においては、神が悪魔と戦い相打ちになって世界が滅び、新たな世代の神の時代が始まるという“終末の日”・または“神々の黄昏”と呼ばれている。2017年時に、スルトやオーディンはこの言い伝えが既に始まっていると断言し、予知夢を見ていたソーも用心していたが、この時点でその予兆は見られなかった。しかし、アスガルドから得た力で全宇宙征服を成し遂げようとするヘラを倒すために、ソーは皮肉にもこの言い伝えを実行させることを決意。ヘラを打倒したことと引き換えに、スルトによってアスガルドが滅びる予言は成就する結果となる。“TVA”本部の書庫に納められていた資料には、“ラグナロク(災害レベル7)”・“惑星の完全消失”・“変異エネルギーは非検出”・“死者9719名”など、アスガルド滅亡の詳細が記録されている。
量子のもつれ(Quantum Entanglement)
量子世界”と現実世界が繋がり合う現象。スコット・ラング/アントマンは、ダレン・クロス/イエロージャケット打倒時に、量子世界に突入したことから量子世界内のジャネット・ヴァン・ダインとリンクし、若い頃の彼女になったような夢を見たり、一時的にジャネットの意識が身体に宿るといった事象が起こる。
デシメーション(Decimation)
2018年にサノスによって引き起こされた、“全宇宙に存在する生命の半数が無作為に消滅する”大災害。具体的には、“
インフィニティ・ストーン”を6つ入手した者が片手の指をスナップさせることで、6つのストーンの力が最大限に解放され、全宇宙の生命体の半数が一斉に塵となって消滅してしまう現象を指す。サノスがスナップした直後、ストーンのエネルギーが地球を中心に全宇宙へ放出され、宇宙中の生命体の半数が瞬く間に塵と化して消滅していき、これに伴って地球では交通事故航空事故などの二次災害が多発。ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウによると各国政府は崩壊してしまったという。2023年に勃発したアベンジャーズ及び彼らと所縁ある戦士たちとサノスの群勢による最終決戦において、トニー・スターク/アイアンマンも6つのストーンを手にしてスナップを敢行し、サノスとサノスの群勢のみを消滅させる。
タイムトラベル(Time Travel)
アベンジャーズによる後述の“タイム泥棒作戦”の際には、
量子力学を応用して過去の時代への移動が試みられた。


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