マーセナリーズ
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フライハイワークスの製品「マーセナリーズサーガ」とは異なります。

この項目では、エレクトロニック・アーツのゲーム『マーセナリーズ』について説明しています。カプコンのゲーム『バイオハザードシリーズ』における『マーセナリーズ』については「THE MERCENARIES」をご覧ください。

マーセナリーズジャンルアクションゲーム
対応機種PlayStation 2Xbox
開発元パンデミック・スタジオ
発売元エレクトロニック・アーツ
発売日2005年1月11日
2005年2月18日
2005年4月28日
対象年齢CERO:C(15歳以上)
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『マーセナリーズ』(Mercenaries: Playground of Destruction)は、エレクトロニック・アーツより発売されたサードパーソン・シューティングゲーム(第三者視点)である。高い自由度と選択幅の広い戦略性を備え、ヒット作となった。2008年11月に続編の『マーセナリーズ2 ワールド イン フレームス』がPS2版、PS3版、PC版、Xbox 360版でリリースされた。
ストーリー

21世紀初頭、北朝鮮の最高指導者チョイ・キム総統が韓国に対し、朝鮮半島の平和的な再統一を目的とした和平を提案した。これに韓国側の太陽政策と相まって、朝鮮人民軍の解体を条件に韓国側は北朝鮮に対する経済援助要求に合意し、半島統一の気運が高まっていった。

しかし、キム総統の息子で朝鮮人民軍の将軍であるチョイ・ソンはこの事態を憂慮していた。彼は父親の政策が国を間違った方向に導くものだと確信し、両国平和式典に乱入。式典に出席していた韓国首脳部と父親であるキム総統を射殺した。キム総統が死亡したことによりソンは独裁政権を樹立し、鎖国体制に入った。

数年後、オーストラリア海軍が座礁した北朝鮮の貨物船を救助した際、貨物室で核兵器を発見。それらを海外へ密売していたことが明らかになり、北朝鮮の核開発能力が飛躍的な発展を遂げ、地球上のあらゆる地点を攻撃可能な大陸間弾道ミサイルが3週間のうちに発射態勢に入るという情報を入手した国家連盟はすぐさま北の地に多国籍軍を派遣し、北朝鮮全土および核発射施設を制圧した。

しかし、秘密文書により未だ数十基の秘匿されたミサイルが残されていることが分かり、国連軍はソン将軍をトップに反乱軍の主要幹部52名を高価値目標・DECK OF 52に指定し、彼らの捕縛と核の捜索を開始するも成果を出すことができず、状況は泥沼化した。核攻撃のリミットが迫る中、状況を打破すべく国連は極秘にEXOPSに対してマーセナリー(傭兵)の投入を要求。そして、EXOPSは要求に応じ傭兵を投入した。
概要北朝鮮を核超大国にし、韓国を占領した上で朝鮮半島の軍事的統一を目論む「ソン将軍」率いる反乱軍と戦闘を繰り広げるオープンワールドアクションゲームクーデターにより無政府状態になった現在の北朝鮮をプレイヤーは3人の傭兵の内、一人を選択し、核兵器の使用を阻止するために行動する。ゲーム内に存在する建造物や橋、車両などといったあらゆるオブジェクトはすべて破壊が可能。また、登場する兵器は一部を除きほとんどが実在のものである。戦車装甲車攻撃ヘリコプターなどを駆使して、ゲームを進めていく。また、作中では他のゲームに多く見られる全ての登場人物が外国人を含み同じ言語を話すというものはなく、国連軍兵士やプレイヤーなら英語を話し、韓国軍兵士や反乱軍兵士、現地人なら朝鮮語を話し、中国軍兵士なら中国語を話し、ロシアン・マフィアならロシア語を話す[1]など、リアルに描写されている。日本語版では全プレイヤーの共通言語である英語が堪能な人物や、任務遂行上、会話が必要な場合のみ字幕は表示されるが、日本国外版ではそれぞれのプレイヤーが得意とする言語にのみ字幕が表示されるという設定がなされている。なお、本作のオープニングでは実際の映像がニュースデモとして使用されている。
舞台北朝鮮の南西部から北西部沿岸が舞台。南部地域と北部地域の2つの地域があり、最初は南部地域にいるが、物語の進行で北部地域にも行けるようになる。また、ゲーム中の地形は実際の朝鮮半島西部の地形を縮小・簡略化したものとなっている。国連軍指揮所のモニターには北朝鮮全土と日本海が映っている。
ゲームシステム
カモフラージュ
敵対あるいは友軍車両に乗り、その勢力に偽装することでカモフラージュ状態となる。敵地に潜入する際にその車両に乗り込むことで攻撃されることなく行動することができるが、降車する、敵対行動をとる、あるいは将校に目撃されると即座に正体が発覚し敵が戦闘態勢となる。また、逆に特定の勢力と敵対する勢力の車両でカモフラージュしていると、友好度に関わらず正体が発覚するまで攻撃されてしまう。
友好度
反乱軍以外の各勢力には友好度なる概念があり、各々のミッションをクリアしたり、敵対勢力との戦闘中に加勢したりといった友好的行動で高まっていくが、逆に殺傷したり、基地や車両を破壊したりすれば下がる。極端に下がると敵とみなされ、発見されただけで攻撃されるだけでなく、その勢力のミッションを受注することができなくなる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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