マースレニツァ(ベラルーシ語:Маслен?ца、ロシア語:Мaсленица、ウクライナ語:Масниця)は、主に東スラブ諸国で行われる東方正教会の祭りのひとつ。マースレニツァとは「冬を燃やす」との意味がある。
四旬節の前の最後の1週間、言い換えるとイースターの7週間前に行われる(年によって日付は前後するが、概ね2月下旬?3月上旬にかけて行われる)。西方教会でいう謝肉祭に対応する祭りである[1][2]。
食事ブリヌイ
マースレニツァの週の間、正教会のキリスト教徒は肉を食べることを禁じられると同時に、卵、牛乳、チーズ、その他乳製品が食べられる最後の週となる。この慣習から「チーズウィーク」の別名がある。
この期間は、大量のブリヌイが食される。ブリヌイは丸い形状から太陽の象徴とされ、冬が終わり新しく太陽が再生されることを祝うという意味が込められている。 マースレニツァ最終日の日曜日は、「赦しの日曜日(ロシア語:Прощёное Воскресенье)」と呼ばれる[3]。親しい人たちの間で、その一年に引き起こされたすべての罪を互いに許し合う。
赦しの日曜日
ギャラリー
ベルゴロドでのマースレニツァの様子。2015年2月21日。
スロベニアのマースレニツァでココシニクをかぶった少女。
関連項目
復活祭
聖燭祭
パンケーキ・デイ
出典^ ⇒Maslenitsa, Blin! The Food and Celebration of the Russians Archived
^ ⇒Maslenitsa by Margaret McKibben, Russian Folk Group of Seattle, WA, Seattle Community Network.
^ “ロシア正教徒「赦しの日曜日」を迎える”. 2021年4月21日閲覧。