マーク・ルイス=フランシス
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マーク・ルイス=フランシス


選手情報
フルネームマーク・ルイス=フランシス
国籍 イギリス
種目短距離走
生年月日 (1982-09-04) 1982年9月4日(41歳)
生誕地ウェスト・ミッドランズウォルソール
身長180cm
体重85kg
自己ベスト
100m10秒04(2002年)
200m20秒94(2002年)

獲得メダル

陸上競技
イギリス
オリンピック
2004 アテネ4×100mリレー
世界陸上選手権
2005 ヘルシンキ4×100mリレー
2007 大阪4×100mリレー
IAAFコンチネンタルカップ
銅2010 スプリト100m
ヨーロッパ陸上選手権
金2006 イェーテボリ4×100mリレー
2010 バルセロナ100m
イングランド
コモンウェルスゲームズ
銀2010 デリー100m
金2010 デリー4×100mリレー


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マーク・ルイス=フランシス(Mark Lewis-Francis、1982年9月4日 - )は、イギリスの陸上競技選手。2004年アテネオリンピックの金メダリストである。イングランド中部ウェスト・ミッドランズウォルソール出身。
経歴

ルイス=フランシスは、短距離選手として比較的若い頃から頭角を現した。2000年シドニーオリンピックには出場せず、「ジュニアの時にしか出られないから」という理由で代わりに同年には、チリサンティアゴで開催された世界ジュニア選手権に出場し100mで10秒12の大会新(当時)で金メダルを獲得した。なお、開催時期は五輪が9月、世界ジュニアが10月と詰まっており、地理的にもイギリスから遠い上に季節も反対の国であったことが、両方の大会には出場しなかった要因ではないかと思われる。ルイス=フランシスは、イギリスのトップスプリンターのドウェイン・チェンバースが薬物違反で出場停止処分を受けた後、リレーメンバーへと昇格。2004年アテネオリンピックでは100mと4×100mリレーの2種目に出場し、100mは決勝進出できなかったものの、4×100mリレーでは、マーロン・デボニッシュダレン・キャンベルジェイソン・ガードナーとメンバーを組んだイギリスチームのアンカーを務め、アメリカとの100分の1秒差の激戦を制し、五輪ではイギリス勢として実に92年ぶりに金メダルを獲得した。

ルイス=フランシスは、初めてのオリンピックで金メダルを手にしている。しかし、世界選手権では、2001年エドモントン大会から4大会連続出場しているものの、金メダルは獲得できていない。なお、2001年のエドモントンの2次予選では(風速計故障で非公認ながらも)9秒97という、19歳としては驚異的な記録を達成。同じ1982年生まれのアメリカのジャスティン・ガトリンや、ジャマイカアサファ・パウエルでもこの年齢の時にはこのような記録を出したことなく、この世代では世界一のスプリンターと見られていた。ルイス=フランシスによって世界記録がいずれ更新されるものと見られていた。ところが、20歳を過ぎると、ルイス=フランシスは伸び悩んでいく。スプリンターのピークは20代後半とされているが、ルイス=フランシスについては10代であったかのようである。

ルイス=フランシスは、2005年のヨーロッパ室内選手権で、大麻に陽性反応が出たため失格となった。英国オリンピック委員会の規則では薬物違反選手は次回以降のオリンピック出場資格を失うこととされており、ルイス=フランシスのオリンピック出場機会は失ったかと思われた。しかし、2006年に英国陸連は大麻には競技能力を向上させる効果がないという調査結果を受け入れ、英国オリンピック委員会もルイス=フランシスの将来のオリンピック出場機会は失していないことを表明した。2007年12月、ルイス=フランシスは、受けるべきドーピング検査を2度回避していることが判明した。
自己ベスト

100m - 10秒04 (2002年)

200m - 20秒94 (2002年)

主な実績

年大会場所種目結果記録
2000世界ジュニア陸上選手権
サンティアゴ(チリ)100m1位10秒12
2001世界室内陸上選手権リスボン(ポルトガル)60m3位6秒51
2001世界陸上選手権エドモントン(カナダ)100m5位(sf)10秒26
2002ヨーロッパ室内陸上選手権ウィーン(オーストリア)60m2位6秒55
2003世界陸上選手権パリ(フランス)100m7位(sf)10秒44
2004オリンピックアテネ(ギリシャ)100m5位(sf)10秒28
2004オリンピックアテネ(ギリシャ)4×100mリレー1位38秒07
2005世界陸上選手権ヘルシンキ(フィンランド)100m5位(qf)10秒53
2005世界陸上選手権ヘルシンキ(フィンランド)4×100mリレー3位38秒27
2006ヨーロッパ陸上選手権イェーテボリ(スウェーデン)100m5位10秒16
2006ヨーロッパ陸上選手権イェーテボリ(スウェーデン)4×100mリレー1位38秒91
2007世界陸上選手権大阪(日本)100m5位(sf)10秒19
2007世界陸上選手権大阪(日本)4×100mリレー3位37秒90


sfは準決勝、qfは2次予選

外部リンク

マーク・ルイス=フランシス
- イギリスオリンピック委員会 (英語)

マーク・ルイス=フランシス - Olympedia (英語)

マーク・ルイス=フランシス - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)

マーク・ルイス=フランシス - 国際陸上競技連盟 (英語)

マーク・ルイス=フランシス - IAAFダイヤモンドリーグ (英語)

マーク・ルイス=フランシス - TrackField.brinkster.net (英語)

マーク・ルイス=フランシス - IBSF (英語)










陸上競技オリンピック金メダリスト – 男子4×100mリレー


1912:  ジェイコブズ · マッキントッシュ · ダーシー · アップルガース (GBR)

1920:  パドック · ショルツ · マーチソン · カークシー (USA)


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