マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
The Iron Lady
監督フィリダ・ロイド
脚本アビ・モーガン
製作ダミアン・ジョーンズ
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(原題: The Iron Lady)は、メリル・ストリープがイギリス首相のマーガレット・サッチャーを演じた2011年の伝記映画である[6][7]。サッチャーの夫のデニス・サッチャーをジム・ブロードベント、長年サッチャー内閣を助け、後に副首相となるジェフリー・ハウをアンソニー・ヘッドが演じる[8]。
この映画は、ジョン・キャンベルの伝記『鉄の女:マーガレット・サッチャー、食料品店の娘から首相まで』に大まかに基づいている。[9] イギリス初の女性首相、マーガレット・サッチャーの人生を、戦中の若年期から1990年の首相退陣に至るまで回想を挟みながら描く[10]。 政界引退後、認知症を患うマーガレットの実生活と重ね合わせながら、彼女のこれまで辿ってきた政治家、妻としての半生を振り返る構成で物語が進んでいく。既に亡くなっている夫デニスが幻覚としてマーガレットと生活を共にしているという設定であり、彼とのやり取りの中で、政治家としての生活を優先するあまり、妻として母としての役割を放棄してきた葛藤も描かれている。
概要