マンハッタン_(ゲーム)
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マンハッタン

マンハッタン (Manhattan) は、ドイツのボードゲームである。

作者は、アンドレアス・ザイファルト(ドイツ語版)。

発売は、Hans im Gluck 社。

プレイ人数は、2?4人。

ゲームの概要

ボード上の世界の6つの都市に摩天楼を築いていき、最も多くビルを支配したプレイヤーの勝ちとなる各都市は3×3の9マスに区切られ、そのいずれかを示すカードを手札として4枚持つ。さらに、手駒として1階?4階分のビルの形状をしたコマを24個持つ。

自分の手番では、手札1枚と手駒1つを使い、任意の都市の、手札で示された場所(自分から見てカードと同じ位置)に、自分のビル駒をひとつ置くことができる。このゲームは一定の条件で他プレイヤーの駒の上にも自分の駒を重ねることができ、一番上の駒のプレイヤーがそのビルの支配権を持つ。

駒を重ねるための条件は、「そのビルを構成する中で、合計階数が最も多い(駒同士が離れていてもOK)プレイヤーとの差が4階以内である」こと。

例:ビルA(15階)の中で最も所有階数の多いプレイヤーa(8)に対し、プレイヤーb(4)は駒を重ねることが可能だが、c(3)は重ねることが出来ないつまり1位と2位との差が5階以上になったビルは、その時点で所有者が確定することとなる。逆に言えば圧倒的な差がない限りは、ビルの所有権は非常に流動的なものである。

ラウンド毎(すべてのプレイヤーがビル駒を置き切ったとき)に点数計算が発生し、各ビル毎のオーナーに1点ずつ、各都市毎に一番ビルの多いプレイヤーに2点ずつ、6都市で最大のビルのオーナーに3点が入る。手番を変えて4ラウンド(4人プレイの場合)行い、点数の合計が最大のプレイヤーが勝者となる。
ゲームの特徴

手駒と手札に制限された条件で行動を選択するのが、悩ましい。勝負に関してはカードの引きの要素が大きいが、ラウンド毎に決めることのできる手駒の選択を始め、いろいろな作戦を立てる余地がある。ビルを高くして世界一の3点を狙うかビルの数で点数を稼ぐかも、悩みどころである。

見た目が美しく、ボード上にビルがにょきにょきと伸びていくさまが圧巻である。
受賞歴

1994年
ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)

1994年 ドイツゲーム大賞(Deutscher Spiel Preis)銅賞

1995年 スウェーデン年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)

関連項目

ドイツのボードゲーム

外部リンク

Hans im Gluck内紹介ページ(独語)










ドイツ年間ゲーム大賞の受賞作品

ウサギとハリネズミ (1979) 。ラミーキューブ (1980) 。フォーカス (1981) 。ザーガランド (1982) 。スコットランドヤード (1983) 。ダンプフロス (1984) 。シャーロック・ホームズの犯罪事件簿 (1985) 。アンダーカバー (1986) 。アウフアクセ (1987) 。バルバロッサ (ボードゲーム) (1988) 。カフェインターナショナル (1989) 。貴族の務め (1990) 。ドルンター&ドルーバー (1991) 。ホーマスツアー (1992) 。ブラフ (1993) 。マンハッタン (1994) 。カタンの開拓者たち (1995) 。エルグランデ (1996) 。ミシシッピクイーン (1997) 。エルフェンランド (1998) 。ティカル (1999) 。トーレス (2000) 。カルカソンヌ (2001) 。ヴィラパレッティ (2002) 。アルハンブラ (2003) 。チケット・トゥ・ライド (2004) 。ナイアガラ (2005) 。郵便馬車 (2006) 。ケルト (ボードゲーム) (2008) 。ドミニオン (2009) 。ディクシット (2010) 。クゥワークル (2011) 。キングダムビルダー (2012) 。花火 (2013) 。キャメルアップ (2014) 。コルト・エクスプレス (2015) 。コードネーム (2016) 。キングドミノ (2017) 。アズール (2018) 。ジャスト・ワン (2019) 。ピクチャーズ (2020) 。ミクロマクロ: クライムシティ (2021) 。カスカディア (2022)


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