この項目では、ギリシア神話の登場人物について説明しています。天外魔境シリーズのキャラクターについては「天外魔境 ZIRIA#大門教十三人衆」をご覧ください。
マントー(古希: Μαντ?, Mant?)は、ギリシア神話に登場する複数の人物の名前である。最も有名なのは、テイレシアースの娘である。マントーという名前は、古代ギリシア語で「予言者、預言者」を意味する Mantis に由来する。 マントーは、預言者テイレシアースの娘でモプソスの母である。テイレシアースはテーバイの神官で、伝承によると、交尾中の蛇を目撃した後に女性に変わり、その後はヘーラーの巫女になったと言われている[1]。 エピゴノイの戦争の間、マントーは戦利品としてデルポイに連れていかれた。アポローンは彼に関する預言を探させるために彼女をコロポーンに派遣した。彼女はラキオス
目次
1 テイレシアースの娘
2 ヘーラクレースの娘
3 ポリュイードスの娘
4 メラムプースの娘
5 脚注
6 出典
テイレシアースの娘
マントーの預言の能力は、父を遙かに凌ぐものだったと言われている。
ダンテ・アリギエーリの『神曲』「地獄編」においては、ダンテが第八圏第四の嚢で見た魔女の1人である[3]。 マントーはヘーラクレースの娘の名前としても登場する。マウルス・セルウィウス・ホノラトゥス(comm. on Virgil, Aeneid X, 199)によると、マントヴァの名前の由来となったのはこの人物である[4]。 また別のマントーは、予言者ポリュイードスの娘である。彼女と姉妹のアステュクラテイアは、息子のカリポリス
ヘーラクレースの娘
ポリュイードスの娘
メラムプースの娘であり、アンティパテース、プロノエー等の兄弟姉妹がいる(Diodorus Siculus, Library of History, 4. 68. 5)。
脚注^ “ ⇒Tiresias”. Maicar.com. 2012年4月11日閲覧。
^ “Manto”. mlahanas.de. 2012年4月3日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2012年4月11日閲覧。
^ “ ⇒Circle 8, subcircles 1-6, cantos 18-23”. The University of Texas. 2012年4月11日閲覧。
^ “ ⇒Harpers Dictionary of Classical Antiquities (1898)”. Harry Thurston Peck. 2012年4月11日閲覧。
出典
Virgil. Eclogae ix.59-60.
Isidore. Etymologai xv.1.59.
Statius. Thebais iv.463-468, x.597-603.
Pomponius Mela. De chorographia i.88.
更新日時:2017年9月19日(火)20:44
取得日時:2018/11/03 05:56