この項目では、東宝映画に登場する架空の怪獣について説明しています。
宗教については「マンダ教」をご覧ください。
漫画『NARUTO -ナルト-』に登場する口寄せ動物については「NARUTO -ナルト-の口寄せ動物#大蛇」をご覧ください。
ポケモンについては「ボーマンダ」をご覧ください。
マンダ
東宝怪獣映画のキャラクター
初登場『海底軍艦』
作者
渡辺明(初代デザイン)
西川伸司(『FINAL WARS』デザイン)
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マンダ (Manda) は、特撮映画『海底軍艦』およびゴジラシリーズに登場する架空の怪獣。海底に潜む巨大な龍である。 公開順。 このほか、『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』[出典 1]と『メカゴジラの逆襲』[1]では、過去の映像の流用で登場する。 諸元マンダ ムウ帝国の守護神として崇められている龍[出典 8]。帝国の海底洞窟に潜み、工作隊が地上からさらった奴隷たちを生贄として与えられており[22][17]、その奴隷の監視も行っている[出典 9]。長く太い体で締め付けて攻撃するが[22][10]、寒さに弱い[19]。 最新鋭潜水艦でさえ耐えられない深海の水圧下でも、平然と行動する。進撃してきた轟天号からムウ帝国を防衛するために出現し、轟天号に巻き付いて締め付けるが[注釈 5]、高圧電流で引きはがされ、冷線砲で氷結死した[出典 10]。 諸元マンダ 怪獣ランドに住む怪獣として登場。初代と同族だが、頭部の角と髭がなく、目の瞳も黒目がちで普通に円となった[出典 20]。脚もやや小さくなったように見えてヘビのような姿で[出典 21]、海中だけしか活動シーンがなかった初代と違い、陸上でも行動できる[48][注釈 8]。
登場作品
映画『海底軍艦』(1963年)
映画『怪獣総進撃』(1968年)
映画『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)
小説『GODZILLA 怪獣黙示録』(2017年)
テレビアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』(2021年)
『海底軍艦』のマンダ
MANDA[出典 2]
別名
守護竜[出典 3]
(守護龍[出典 4])
(ムー帝国守護龍[7])
[注釈 1]
全長
150 m[出典 5]
胴回り10 m[出典 6]
体重3万 t[出典 7][注釈 2]
出身地
ムウ帝国[7][19][注釈 3]
(太平洋・ムウ帝国[12])
[注釈 4]
当初は大蛇として登場する予定だったため[24]、「マンモススネーク→マンモス蛇(だ)→マンダ」と名付けられたが[注釈 6]、映画公開の翌年(1964年)が辰年なので竜に変更された[26][17]。当時の東宝の宣伝用年賀はがきでは、「謹賀新年」の言葉の下に、轟天号対マンダのイラストが添えられていた[27][26]。
検討用台本では、ムー潜航艇との同士討ちになるという最期であった[25][13]。準備稿では、轟天号の水中砲で眼を撃たれるのみで生死不明であった[13]。
デザインは渡辺明[16][17]、頭部造形は利光貞三[出典 11]、胴体は八木勘寿、八木康栄による[16][17]。ピクトリアルスケッチでは大海蛇のイメージであった[28]。東宝怪獣には珍しく黒目が縦長の「猫目」をしている[8]。
大・小2種類の操演用ミニチュアによって撮影された[出典 12]。鱗は1枚1枚重ね張りしている[8]。牙や角はFRP製[30]。書籍『大ゴジラ図鑑2』では、制作時間がなかったために造型は大味であると評している[30]。
大きいほうは、特撮テレビドラマ『ウルトラQ』の第6話「育てよ! カメ」に登場する怪竜として無改造で流用された後に返却され、『怪獣総進撃』に流用された[15]。小さいほうは、第12話「鳥を見た」に登場する無人船の舳先にある装飾の像に流用されている。
牢の窓から見えるマンダは合成で処理された[29]。
ムウ潜水艦の艦首主砲は、マンダをかたどったものになっている。
『怪獣総進撃』のマンダ
MANDA[出典 13]
別名
守護竜[出典 14]
ムー帝国守護神[34]
大怪竜[出典 15]
怪竜[46]
全長150 m[出典 16]
体重3万 t[出典 17]
移動速度100 km/h(地上)[36][41]
出身地怪獣ランド[出典 18][注釈 7]
出現地
怪獣ランド[42]
ムウ帝国[出典 19]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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