マンサク
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この項目では、植物のマンサクについて説明しています。スズキ目については「シイラ」をご覧ください。

マンサク
Hamamelis japonica
大阪府2008年2月29日
分類APG III

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:真正双子葉類 Eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 Core eudicots
:ユキノシタ目 Saxifragales
:マンサク科 Hamamelidaceae
亜科:マンサク亜科 Hamamelidoideae
:マンサク属 Hamamelis
:マンサク H. japonica

学名
Hamamelis japonica Siebold et Zucc.
(1845)[1]
和名
マンサク(満作、万作)
英名
Japanese witch hazel
変種品種[1]


アテツマンサク H. j. var. bitchuensis[2]

ウラジロマルバマンサク H. j. var. discolor[3]

コガネマンサク H. j. var. discolor f. auriflora[4]

ニシキマンサク H. j. var. discolor f. flavopurpurascens[5]

マルバマンサク H. j. var. discolor f. obtusata[6]

ウラジロマンサク H. j. var. glauca[7]

オオバマンサク H. j. var. egalophylla[8]

シダレマンサク H. j. f. pendula[9]

マンサク(満作[10][11]・万作[11]学名: Hamamelis japonica)は、マンサク科マンサク属落葉小高木
名称

和名マンサクの語源は明らかでないが、早春に他の木に先駆けて花が咲くことから「まず咲く」「真っ先」が転訛した説[12][10][13]、また黄金色の花が多数咲くと豊作になるといわれることから「万年豊作」に由来するなどの説[12][10][14][15]、あるいは花がたくさん咲くから「満咲き」からだとする説がある[13]

葉の形が左右非対称で不整なことから、カタソゲ(片削げ)という俗名がある[16]
分布・生育地

日本北海道渡島半島[10]本州太平洋側から四国九州に分布する[12]

日本各地の山地に生える[10]山林に多く、山里の雑木林や谷筋の林に自生する[17]。また花木として庭に植えられる[18]
形態・生態

落葉広葉樹小高木。多くは高さ3メートル (m) ほどの灌木で[16]、生長すると5 - 6 mになる[10]樹皮は灰褐色で滑らか[11]。一年枝は淡褐色で毛がある[11]互生し、短い柄がついた長さ5 - 15センチメートル (cm) の菱形状の円形から広卵形で左右が歪み、葉身が厚く波状の鋸歯がある[12][10][16]。表は濃い緑色でツヤがあり、葉裏の葉脈上に淡褐色の毛が密生して目立つ[16][19]。秋は黄葉して黄色から橙色に色づき、落葉すると褐色に変わる[10][20]。日当たりがよいと、赤っぽく色づく個体もある[18]

開花期は2 - 3月[12]雌雄同株[21]。葉に先駆けて黄色のが房状にたくさん咲いて目立ち[12][16]、ほのかに芳香がある[21]。花の直径は3 - 4 cm[16]がく花弁雄蕊および仮雄蕊が4個ずつあり、雌蕊は2本の花柱を持つ。花弁は長さ10 - 15ミリメートル (mm) 、幅2 mmほどの細長いひも状でねじれる[12][10][16]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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