マロリータワーズ学園
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『マロリータワーズ学園』は、イギリスの児童小説家イーニッド・ブライトンが書いたシリーズ作品で、6冊からなる。マロリー・タワーズ(Malory Towers)という名の寄宿学校の物語である。
概要

主人公のダレル・リバーズが入学するところから始まって、卒業するまでを追う。ダレル以外の登場人物として、サリー・ホープ(ダレルの親友)、フェリシティー・リバーズ(ダレルの妹)、グウェンドリン・メアリーレーシー、アリシア・ジョンズ、メアリールウ、ビルなどがいる。

このシリーズは、著者の半自伝的な作品であると考えられている。主人公のダレル・リバーズという名は、著者の二人目の夫、ケネス・ダレル・ウォーターズから来ている。6冊の内訳は、次のとおり。

First Term at Malory Towers (1946年)

Second Form at Malory Towers (1947年)

Third Year at Malory Towers (1948年)

Upper Fourth at Malory Towers (1949年)

In the Fifth at Malory Towers (1950年)

Last Term at Malory Towers (1951年)

ドイツ語版では、これら6冊以外にもいくつかの作品が追加されている。6冊目以降に続く物語だが、この物語では、ダレルが教師としてマロリー・タワーズに戻ってくる。これらの本もイーニッド・ブライトン名義で書かれているが、そういう英語の本がもともとあって、それをドイツ語に翻訳したものではないようだ。

イーニッド・ブライトンは『マロリー・タワーズ』以外にも寄宿学校の物語を書いている。「おちゃめなふたご」の『セント・クレア』シリーズ、「おてんばエリザベス」の『ノーティエスト・ガール』シリーズである。この作品は「はりきりダレル」の名で日本語に翻訳されている。


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