マレーバク
マレーバク Tapirus indicus
保全状況評価[a 1][a 2]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書I
分類
マレーバク(馬来獏、Tapirus indicus)は、哺乳綱ウマ目(奇蹄目)バク科バク属に分類される奇蹄類である。 インドネシア(スマトラ島)、タイ南部、マレーシア(マレー半島)、ミャンマー[1][2][3]生息図 体長180-250センチメートル[3]。尾長5-10センチメートル[2][3]。肩高90-105センチメートル[2][3]。体重250-540kg[3]。頭部から肩、四肢の体色は黒く、胴体中央部の体色
分布
形態正面から見た頭部
生後6か月以内の幼獣には白い縦縞が入る[3]。
骨格
前肢(左)と後肢(右)の蹄
吻端
幼獣期の白い縦縞
生態幼獣(眠り)
河川や沼地の周辺にある多雨林に生息する[3]。夜行性[1]。群れは形成せず、単独で生活する[3]。天敵として トラ、ヒョウ、ドール、イリエワニがいる。 しかし 危険を感じると茂みや水中へ逃げ込む[1][3]。
食性は植物食性で、主に木の葉を食べるが果実も食べる[1][3]。
繁殖形態は胎生。妊娠期間は390-407日[3]。4-5月に1回に1頭の幼獣を産む[3]。生後2年半から3年で性成熟する[3]。 タイの山岳民族の間では神が余りものを繋ぎ合わせて創造した動物とされた[3]。 開発による生息地の破壊、娯楽やペット用の狩猟などにより生息数は減少している[3]。
人間との関係
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、マレーバクに関連するメディアがあります。ウィキスピーシーズにマレーバク
バク科
参考文献[脚注の使い方]^ a b c d 今泉吉典、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、92、235頁。
^ a b c d e 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科4 大型草食獣』、平凡社、1986年、44-45頁。
^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社、2000年、40、150-151頁。