マルハーゲ帝国
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マルハーゲ帝国(マルハーゲていこく)は、澤井啓夫漫画ボボボーボ・ボーボボ』『真説ボボボーボ・ボーボボ』に登場する架空の西暦300X年の世界の帝国。なお、テレビアニメでは諸般の事情により、マルガリータ帝国の名前に変更されている。

ツル・ツルリーナ4世率いる世代については#4世世代を参照

ツル・ツルリーナ3世率いる作中の100年前の世代については#3世世代を参照。

ハイドレートの起こした反乱組織についてはボボボーボ・ボーボボの登場キャラクター#裏マルハーゲ帝国を参照

ツル・ツルリーナ3世が作中の1年後(『真説ボボボーボ・ボーボボ』)にて新たに築いた国については#ネオマルハーゲ帝国を参照

マルハーゲ帝国

地球を支配する帝国。100年前は弱小国であったが、ツル・ツルリーナ3世ら率いる毛狩り隊により4日で大帝国にのし上がった。以後100年の間、各地の反乱を抑え圧政を続けている。50年に一度行われる次期皇帝決定戦により支配者が決定するとされる(ただし、第3代皇帝と第4代皇帝の間の空白期がどうなっていたのかは不明)。テレビアニメ版ではマルガリータ帝国となっている。
4世世代

ここでは、「4世世代」とも呼ばれる、物語開始時点で現行であるマルハーゲ帝国の一員を挙げる。第1話の組織図によれば、皇帝の直下に「マルハーゲ四天王」が、「マルハーゲ四天王」の下に「毛狩り隊総合本部」と「暗殺部隊」があり、「毛狩り隊総合本部」の下に「毛狩り隊A?Gブロック」と「大岩さん」(未登場)が属している。さらに、「毛狩り隊A?Gブロック」の下に「営業部」「宣伝部」「毛狩り隊H?Zブロック」があり、「宣伝部」の下に「広報部」が存在する。

3世世代の復活時には立場上従ったが、4世の皇帝の地位は変わっていない。後に次期皇帝決定戦中に裏マルハーゲ帝国が台頭したことで4世が逃亡したため事実上乗っ取られた形となり、裏マルハーゲ帝国がボーボボたちに倒されたことによって、マルハーゲ帝国は完全に崩壊した。
皇族・側近
ツル・ツルリーナ4世(ツル・ツルリーナよんせい)
声 -
松野太紀マルハーゲ帝国の第4代皇帝。実は新婚。30年前にハイドレートが生まれたときはまだ子供だった。3世とは特に血縁では無い模様。ギガがツルリーナ4世に並ぶ力を持つと説明されているが、彼自身の実力は不明(ただ、本人は新皇帝決定戦開始前に「オレもじきに宇宙エネルギーが貯まるとこだ」と言っている)。新皇帝決定戦がハイドレート率いる裏マルハーゲ帝国に乗っ取られた際には(自転車で)激走&逃走し国を放棄する。しかし、また最大最強の帝国を築き上げようと目論んでいる。『真説』では登場しないが、最終回でマルハーゲ帝国と大ピーマン帝国が手を組んでいることが判明しており、4世の関わりが示唆されている。
マコちゃん
ツル・ツルリーナ4世の愛妻。元から人とかけ離れた宇宙人系の姿をしていたが、4世から何かを吸って、もはや怪物としか言いようがない姿になる。当の4世いわく、「最強の
切り札」なのだが、ハイドレート出現の際には4世とともにあっさり逃亡し、チャリよりも早く走っていた。
オクトパスカル
声 -
岸尾だいすけツルリーナ4世の側近。タコウィンナーのような姿をしている。3世世代のコールドスリープ装置が壊れかけていたので、ガムテープで封印していた。新皇帝決定戦のためのバッジのデザインを考えたのは彼。ハイドレート出現の際にはともに逃走し、4世たちのためにお弁当も作っている。
ハイドレート
10年前、ツルリーナ4世によって闇の世界へ追放された4世の弟。地上世界へ復活した際、一時的だが第5代皇帝ツル・ツルリーナ5世を名乗る。詳細は「ボボボーボ・ボーボボの登場キャラクター#ハイドレート」を参照
マルハーゲ帝国の最高位
ツルリーナ4世とハイドレートの親。言葉でしか語られておらず、性別も含め全て詳細不明で、第3代皇帝ツル・ツルリーナ3世との関係も不明。30年前にハイドレートが生まれた時から、ツルリーナ4世を帝王、ハイドレートをその下僕として育てた。ハイドレートが7歳の時に真拳使いの指導者である地雷ダンディを教育係に命じ、4世を守るための真拳を身につけさせたのも彼(あるいは彼女)だと思われる。
毛狩り隊

帝国直属の特殊部隊。4世世代の毛狩り隊は、ツルリーナ4世が毛の王国に対抗するため数十年前に結成した組織である。詳細は「毛狩り隊」を参照
マルハーゲ四天王

ツル・ツルリーナ4世直属の幹部。テレビアニメ版ではマルガリータ四天王となっている。最終的には全員ボーボボ、首領パッチによって敗北。
軍艦(ぐんかん)
声 -
大友龍三郎 / 長嶝高士(ハジけ祭)/ 子供時代 - 吉田小南美巨大なリーゼントスタイルをした男。28歳。身長220cm前後[1]水戸市出身。鼻毛真拳を「悪の力」として改造した我流鼻毛真拳の使い手。弟にゴイスーがいる。幼少の頃ボーボボと共に鼻毛真拳を学んでいたが、毛の王国の人間でないことから鼻毛真拳を伝承できなかった事で毛の王国を恨んでいる。『第一部』ではヘッポコ丸の故郷「プップーシティ」を滅ぼし、その生き残りであるヘッポコ丸にたびたび追手を差し向けていた。その後、ふとしたきっかけでかつての親友ボーボボと再会し、マルハーゲ帝国の一員として対峙することとなる。ビュティを人質に取ることでボーボボ一行を自らの基地「ポマードリング」に誘い込むが、後にバビロン界で己の弱点を克服したボーボボとの対決に敗れる事となる(なお、作者が連載前に考えていた本作のストーリーはここまで)。その後、同じく四天王の1人であるOVERの制裁を受け、髪の毛を全て狩られたり(『爆闘ハジケ大戦』では、これを踏まえたうえで、かつらをかぶって登場した)、新皇帝決定戦に参戦するもハイドレート復活の12番目の生け贄にされかけたり(ボーボボによって阻止され、リーゼントが浮遊城ヤミキングへ繋がる道となる)するなど、再登場するたびにロクな目に遭っておらず、ボーボボからもその存在を抹消するような態度を度々取られる。アニメでは再登場以降、登場しても台詞がない。『真説』では、スズとともに東京マルハーゲ23区のネオ足立区にある「永久監禁労働場」に収容されていたところ、スズ・ギガ・田楽マンとともに反逆を起こすが、黄泉への案内屋GURAさんにより返り討ちに遭い鎮静化された。最終話ではマルハーゲ同窓会に出席している。読みきり版ではボーボボの仲間として登場。アニメ初代オープニング、初代エンディングではボーボボの仲間のような描写で登場していた。
プルプー
声 -
高戸靖広マルハーゲ四天王の一人。乗り物に乗っている。性格は残忍で、軍艦よりも高い戦闘能力を持つと自称する。イグアナ村にてボーボボ一行と対峙し、部下のラムネ、禁煙と共に襲いかかるが、首領パッチの秘めたる実力の前に一撃で倒される。その後OVERによる制裁で毛を全て狩られている。後に新皇帝決定戦に参戦するも、ハイドレート復活の6番目の生け贄にされる。『真説』では最終話のマルハーゲ同窓会に登場。口癖は「死刑」(アニメでは「消えろ」)。マイケル・ジャクソンのモノマネが微妙。『爆闘ハジケ大戦』では、四天王で唯一、ブドウ大会に出ていない。
OVER(オーバー)
声 - 杉田智和 / 谷山紀章爆闘ハジケ大戦脱出!!ハジケ・ロワイアル)「マルハーゲ四天王最凶」と言われる男で、鋏による直接攻撃型の極悪斬血真拳の使い手。25歳。その正体は魚雷ガール。詳細は「魚雷ガール#OVER」を参照
魚雷ガール(ぎょらいガール)
声 - 西川宏美 / 村岡宏美(ハジけ祭・特典DVD)マルハーゲ四天王の一人のOVERの真の姿。性別は女性。魚雷をモチーフにした謎の生物で、突進型の極悪斬血真拳の使い手。28歳。詳細は「魚雷ガール」を参照
ハレクラニ
声 -
三木眞一郎 / 森田成一(爆闘ハジケ大戦・脱出!!ハジケ・ロワイアル)「マルハーゲ四天王最強」と言われる男で、金を操るゴージャス真拳の使い手。緑の髪に碧眼。冷静で高飛車な性格。遊園地「ハレルヤランド」の経営者で、金にならないアトラクションは客ごと吹き飛ばす金の亡者。少年時代は貧乏で、その時の金に対する執着が後にゴージャス真拳を編み出した。金より大事な物があることを分からせるためにボーボボが放った鼻毛真拳超絶奥義「ワンダフル鼻毛7DAYS」に敗れる。金のパワーで戦うという真拳の性質上、自身の資産が集中するハレルヤランドでは大幅にパワーアップすることができる。逆に金を取られすぎると理性を失い、額に逆さまの「金」という漢字が浮かび上がり、鎧を羽付きの金に変え吹き飛ばすノーマネーモードになる。新皇帝決定戦ではボーボボに借りを返す形で闇との対決に協力する。ビュティを助けるなどの一面を見せた。『真説』では、最終話のマルハーゲ同窓会に登場。OVER/魚雷ガールとは過去に面識があり、裏マルハーゲ帝国編で魚雷ガールと会った際にはお茶を薦めていた。好きな外国はハワイ。好物は高級ステーキ。総資産は無限。前職は銀行員。名前の由来はハワイにあるホテルの名前から。
軍艦の配下
スズ
声 -
山崎和佳奈 / 榎本温子(ハジけ祭)軍艦の部下の女性。男勝りな口調で話すが、ボーボボ一行には敬語を使う。『第1部』時点で18歳。テレポートサイコキネシスなどの超能力が扱え、単身で毛狩り隊Bブロック基地を壊滅させるほど強い。性格は生真面目で素直だが、真面目が過ぎて軍艦に「こんなキャラだったのか」と呆れられてしまうほどアホな行動を取ることもある。軍艦に忠誠を誓っており、当初はボーボボを本気で倒そうとするも、後半からボーボボたちには協力的になる。ボーボボも荒っぽい態度を見せるも気に入っている。軍艦の部下でありながら、ボーボボたちから軍艦より圧倒的に親切に扱われ、登場回数も多い(作者いわく、「仲間にしようとしたけどダメでした」とのこと)。またOVER城が崩壊した際には「命を奪うまでではない」とOVERを助けており、ボーボボ、首領パッチ、天の助を感激させた。アニメ版の2代目オープニングでも魚雷ガールを差し置きメインキャラクターのように描かれている。後に新皇帝決定戦に参戦するも、ハイドレート復活の9番目の生け贄にされる。『真説』では軍艦とともに東京マルハーゲ23区のネオ足立区にある「永久監禁労働場」に監禁されており、軍艦、ギガ、田楽マンと共に反乱を起こすも、黄泉への案内屋GURAさんによって返り討ちに遭っている。その後最終話でマルハーゲ同窓会に出席。誕生日は6月14日。AA型。特技はシーラカンスの踊り食いと首領パッチの変装(ボーボボからも精神病を疑われ、ビュティからも「それだけはやっちゃダメ」と言われるなど思い切りスベっていた)。


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