マルタイの女
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マルタイの女
Woman in Witness Protection
監督
伊丹十三
脚本伊丹十三
製作玉置泰
製作総指揮川崎隆
出演者宮本信子
西村雅彦
村田雄浩
高橋和也
伊集院光
名古屋章
六平直政
不破万作
近藤芳正
あき竹城
三谷昇
小林克也
山本太郎
木下ほうか
益岡徹
隆大介
宝田明
津川雅彦
江守徹
音楽本多俊之
撮影前田米造
藤澤順一
高瀬比呂志
猪本雅三
田中潤
上野彰吾
編集鈴木晄
配給東宝
公開 1997年9月27日
上映時間131分
製作国 日本
言語日本語
配給収入5億円[1]
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『マルタイの女』(マルタイのおんな)は、1997年日本映画伊丹十三監督遺作となった。

「マルタイ」とは警察用語で捜査対象者や警護対象者を指し、本作では警護対象者を指す。
あらすじ[ソースを編集]

女優の磯野ビワコ(宮本信子)は、偶然弁護士夫婦の殺人現場を目撃し、自身も殺されそうになるが、危うく難を逃れる。事件の裏には宗教団体「真理の羊」が絡んでいた。警察の事情聴取後、殺到したマスコミの前で「裁判で証言する」と宣言する。

ビワコの命を狙う「真理の羊」の信者たちから守るため、2人の刑事が護衛に就く。昔からのビワコの大ファンでミーハーな近松(村田雄浩)と、職務に堅実な立花(西村雅彦)の正反対なコンビである。2人はビワコの自由奔放な行動に振り回される一方、ビワコもまた自宅、仕事場、芝居の稽古、果ては愛人関係にあるテレビ局編成局長の真行寺(津川雅彦)との不倫現場へも2人の刑事が同行し、落ち着かない生活を強いられる。

しばらくして、教団幹部によって隠匿されていた実行犯の大木(高橋和也)が逮捕される。ビワコに面通しが行われ、犯人は大木に間違いないと立証される。大木もその後自白し、背後関係が掴めそうになると、教団幹部は顧問弁護士の二本松(江守徹)を使い、ビワコに証言をやめるように脅しをかける。愛犬を殺された上、真行寺との不倫をマスコミに暴露されたビワコは、精神的に失調をきたし、証言を躊躇うようになる。

不倫が表沙汰になり、舞台を途中降板せざるを得なくなったビワコは、ショックから舞台衣装のまま姿を消す。ビワコが向かったのは事件現場で、居合わせた教団の襲撃を受けるが、駆けつけた立花に救出される。やがて証言の日を迎え、ビワコを乗せて裁判所へ向かう護送車にも教団の刺客が執拗に妨害を加えるが、激しいカーチェイスと戦闘の末、辛くも撃退に成功する。命懸けで任務を全うした立花らの姿に感動したビワコは、強い決意とともに裁判所に入って行った。
キャスト[ソースを編集]
ビワコ側


磯野ビワコ - 宮本信子

小清水(マネージャー) - 近藤芳正

三輪さん(お手伝いさん) - あき竹城

劇場プロデューサー - 三谷昇

劇団プロデューサー - 加藤善博

夫役の俳優 - 小日向文世

医師役の俳優 - 河東燈士

看護婦役の俳優 - 小島聖

取材記者 - 津村鷹志堀勉

ミッチャン - 楠木涼香

映画監督 - 小林克也

当局側


立花刑事 - 西村雅彦

近松刑事 - 村田雄浩

波多野管理官 - 名古屋章

検事 - 益岡徹

警視総監 - 宝田明

稲村刑事 - 六平直政

留置場の係官 - 矢野宣

係長 - 松井範雄

刑事たち - 大久保運、佐藤信一菅原大吉野口雅弘、長谷川恒之

モンタージュの係官 - 赤堀二英

裁判所の係官 - 本間進、中島けんじ

検察事務官 - 市川勉、桜井勝、米倉真樹

教団側


二本松弁護士 - 江守徹

大木珠男 - 高橋和也

ナカムラ - 山本太郎

エイジ - 木下ほうか

教団幹部 - 隆大介

キタムラ班長 - 高橋長英

ナカムラの妻 - 朝岡実嶺

大木の共犯者 - 佐藤亮太

大木の母 - 小野敦子

襲撃する信者 - 岩田清江戸松徹ジーコ内山島村日出人棚橋ナッツ婆裟羅天明、火乃健太、ヨコスカ潮也


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