マルコ・アスマー(Marko Asmer、1984年7月30日 - )は、エストニア・タリン出身のドライバー。エストニア人として初めてフォーミュラ1(F1)をテストしたドライバーである。また、父親は元レーシングドライバーで1999年と2003年にエストニアの地方大臣を務めていたトイボ・アスマー(Toivo Asmer)[1]。
経歴
カート
2000年カート世界選手権(FAクラス)で総合8位になり2001年、2002年はカート世界選手権(FSAクラス)の総合7位と8位
イギリス・フォーミュラ・フォード
2003年にイギリス・フォーミュラ・フォードのチーム・JLRからレースデビューしてフォーミュラ・フォード・フェスティバルで2位になる。
フォーミュラ3(イギリスおよび全日本)
2004年、2005年、2007年にハイテック・レーシング(HiTech Racing)からイギリス・フォーミュラ3選手権に参戦していた。また、2007年にはシリーズ・チャンピオンになっている。
2006年、2007年にはThreeBond Racing[2]から全日本F3選手権に参戦していた。
また、マスターズF3には2004年・2005年・2007年、マカオグランプリに2004年・2006年・2007年に出走し、マカオグランプリにおいては出走した3回全てにおいてポール・ポジションを獲得した。グッドウッド・フェスティバル(2008年)
2003年にF1のウィリアムズ・BMWをテストした[3]。2008年にはF1チームBMWザウバーのセカンド・テストドライバーをクリスチャン・クリエンと共にを務めながら[4]、ユーロ3000選手権のTP・フォーミュラ(TP Formula)から参戦[5]していたがシーズン途中となる第4戦フランスからアダム・キャロルに代わってFMS・インターナショナル(FMS International)からGP2に参戦していた[6]。
2020年3月24・25日に富士スピードウェイで行われたスーパーフォーミュラ公式合同テストに参加したTEAM MUGENのユーリ・ビップスのマネージャーを務めた。テスト後に帰国したが、エストニアでの検疫での診断の結果、新型コロナウイルス陽性反応が確認され、連絡を受けたTEAM MUGENは同テストへ参加したチームメンバーの出社を停止した[7]。その後、TEAM MUGENではアスマー以外に感染者が発生していなかったことを発表した[8]。 年カテゴリチーム名レース数ポール勝利数ポイント総合順位 年チームエンジンクラス12345678910111213141516171819202122232425順位ポイント 年チームエンジンクラス1234567891011121314151617181920順位ポイント (key) 年エントラント1234567891011121314151617181920DCポイント
経歴表
2003フォーミュラ・ルノー V6・ユーロカップSRTS
イギリス・フォーミュラ・フォードチーム・JLR2012252位
フォーミュラ・フォード・フェスティバルハイテック・レーシング100N/A2位
2004イギリス・F3ハイテック・レーシング24008710位
フォーミュラ3・ヨーロピアン・カップハイテック・レーシング100N/A6位
マカオグランプリハイテック・レーシング110N/A11位
マスターズF3ハイテック・レーシング100N/A16位
イギリス・F3・Superprixハイテック・レーシング100N/A6位
2005イギリス・F3ハイテック・レーシング22201634位
マスターズF3ハイテック・レーシング100N/A7位
2006全日本・F3ThreeBond Racing18011247位
マカオグランプリハイテック・レーシング110N/A13位
2007イギリス・F3ハイテック・レーシング2213112931位
全日本・F3ThreeBond Racing8003110位
マカオグランプリハイテック・レーシング110N/A4位
マスターズF3ハイテック・レーシング100N/A10位
2008ユーロ3000選手権TP・フォーミュラ-----
GP2(第4戦目から参戦)FMS・インターナショナル1400028位
フォーミュラ1BMWザウバーテストドライバー
2009スーパーリーグ・フォーミュラシーズン開始前のテストドライバー
2015SUPER GTTEAM UP GARAGE with BANDOH
イギリス・フォーミュラ3選手権
2004年
1
9DON
2
7SIL
1
9SIL
2
CCRO
1
4CRO
2
6KNO
1
12KNO
2
11SNE
1
RetSNE
2
RetSNE
3
16CAS
1
12CAS
2
7DON
1
RetDON
2
4OUL
1
14OUL
2
6SIL
1
6SIL
2
10THR
1
5THR
2
9SPA
1
5SPA
1
7BRH
1
5BRH
2
810位87
2005年無限CDON
1
8DON
2
2SPA
1
CSPA
1
CCRO
1
2CRO
2
7KNO
1
RetKNO
2
2THR
1
2THR
2
2CAS
1
9CAS
2
4MNZ
1
RetMNZ
2
DNSMNZ
3
6SIL
1
5SIL
2
4SIL
3
5NUR
1
6NUR
2
6MON
1
11MON
2
18SIL
1
4SIL
2
34位163
2007年メルセデスCOUL
1
2OUL
2
1DON
1
1DON
2
1BUC
1
1BUC
2
5SNE
1
RetSNE
2
1MNZ
1
4MNZ
2
1BRH
1
1BRH
2
3SPA
1
6SPA
1
8SIL
1
1SIL
2
1THR
1
9THR
2
5CRO
1
RetCRO
2
1ROC
1
1ROC
2
Ret1位293
太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
全日本フォーミュラ3選手権
2006年ThreeBond RacingThreeBondFSW
1
5FSW
2
8SUZ
1
7SUZ
2
4TRM
1
4TRM
2
7OKA
1
6OKA
2
2SUZ
1
RetSUZ
2
5AUT
1
6AUT
2
6FSW
1
2FSW
2
5SUG
1
8SUG
2
6TRM
1
RetTRM
2
17位124
2007年FSW
1
6FSW
2
6SUZ
1
9SUZ
2
5TRM
1TRM
2OKA
1
11OKA
2
8SUZ
1
6SUZ
2
RetAUT
1AUT
2AUT
3FSW
1FSW
2SEN
1SEN
2SEN
3TRM
1TRM
210位31
GP2シリーズ
2008年FMSインターナショナルCAT
FEACAT
SPRIST
FEAIST
SPRMON
FEAMON
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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