マルクス・アエミリウス・レピドゥス
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この項目では、第二回三頭政治の一頭について説明しています。その他の用法については「マルクス・アエミリウス・レピドゥス (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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マルクス・アエミリウス・レピドゥス
M. Aimilius M. f. Q. n. Lepidus
レピドゥスを刻んだデナリウス。Triumvir Reipublicae Constituendae、Lepidus、Pont. Maxと刻まれている
出生紀元前89年
死没紀元前13年
出身階級パトリキ
氏族アエミリウス氏族
官職貨幣鋳造委員(紀元前66年頃)
神祇官(紀元前60年-12年)
アエディリス・クルリス(紀元前53年までに)
インテルレクス紀元前52年
プラエトル紀元前49年
プロコンスル紀元前48年-47年)
執政官紀元前46年
マギステル・エクィトゥム紀元前46年-44年)
プロコンスル(紀元前44年-43年)
最高神祇官(紀元前44年-12年)
三頭政治紀元前43年-36年)
執政官 II(紀元前42年
担当属州アフリカ属州紀元前40年-36年)
配偶者ユニア・セクンダ
後継者マルクス・アエミリウス・レピドゥス・ミノル
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マルクス・アエミリウス・レピドゥス(ラテン語: Marcus Aemilius Lepidus, 紀元前89年頃 - 紀元前13年)は、古代ローマ政務官共和政末期ローマで、第二回三頭政治の一頭として政治の実権を握った。父は同名の政治家マルクス・アエミリウス・レピドゥス、母はルキウス・アップレイウス・サトゥルニヌスの娘。子にマルクス・アエミリウス・レピドゥス・ミノル(小レピドゥス)。
生涯

古代ローマの名門・アエミリウス氏族に生まれる。父はルキウス・コルネリウス・スッラの存命中は親スッラ派を掲げていたが、スッラ死後にガイウス・マリウス派の残党を率いて反乱を起こした。しかしスッラ子飼いの将グナエウス・ポンペイウスに敗れた後、逃亡先のサルデーニャ島で病死した。

レピドゥスはガイウス・ユリウス・カエサルに仕え、補佐官として活躍した。紀元前49年にカエサルがルビコン川を渡り、ポンペイウスがローマを放棄した後に法務官となり、カエサルがポンペイウス勢力下のヒスパニア属州制圧に向かう間、内政を任された。ファルサルスの戦いの後、カエサルがエジプトやポントス、北アフリカへと転戦していた紀元前46年には執政官に選出された。紀元前44年にカエサルが終身独裁官に任命されると、レピドゥスはマギステル・エクィトゥム(騎兵長官)に就任した。マギステル・エクィトゥムは、独裁官の存在時(他の公職が停止される)において存在する唯一の公職であり、副官(ナンバー2)を意味した。

同年3月15日ガイウス・カッシウス・ロンギヌスマルクス・ユニウス・ブルトゥスらによってカエサルが暗殺(英語版)されると、執政官であったマルクス・アントニウスらは、カエサルの行った政治の継続を認めるよう暗殺者たちと交渉を行った。軍隊を率いていたレピドゥスはローマのポメリウムの中に入ることはできなかったが、その軍団の存在が共和派への大きな圧力となった。その後、カエサルの死によって空席となった最高神祇官に就任した。

ブルトゥスらの逃亡あるいは処罰によってひとまず事態が収拾されると、カエサルによって後継者と指名されたオクタウィアヌス(後のアウグストゥス)と、後継者の座を狙うアントニウスの間の緊張が高まった。オクタウィアヌスは共和派と連合し、アントニウスを攻撃した。レピドゥスはアントニウスと同じく民衆派であったが、ガリアの地にあり、アントニウスを直接援助はしていない。しかし、アウルス・ヒルティウスガイウス・ウィビウス・パンサ・カエトロニアヌスの両執政官とオクタウィアヌスの連合軍とのムティナの戦いに敗れ、ガリアに逃れたアントニウスを迎え、連合して共和派に対峙した。

ここで、実際は共和政よりも寡頭制を望んでいたオクタウィアヌスは両者と結び、紀元前43年ボローニャにてレピドゥス、アントニウス、オクタウィアヌスの三者による同盟、第二回三頭政治が成立した。3人は国家再建三人委員会を組織し、プロスクリプティオに基づき共和派の粛清を開始した。この粛清により、キケロが殺害されるなどイタリア国内の共和派は一掃され、ギリシャに逃れたブルトゥス、カッシウスらを残すのみとなった。この後行なわれたブルトゥスらと三頭政治派が戦ったフィリッピの戦いにレピドゥスは参加せず、決定的な勝利の当事者となった2人から政治的に引き離されていった。

その後アントニウスとオクタウィアヌスの諍いの後、紀元前40年にブルンディシウム(現:ブリンディジ)協定が結ばれ、ローマの勢力範囲を三分することになり、レピドゥスはアフリカの統治を任された。

紀元前36年シチリア沖のナウロクス沖の海戦でオクタウィアヌスがセクストゥス・ポンペイウスを破ると、レピドゥスはオクタウィアヌスの打倒を図って失敗した。汚職と反乱の疑いをかけられ、終身職である最高神祇官を除く役職を全て剥奪され、ローマから離れた田舎で死ぬまで隠棲、紀元前13年に亡くなった。


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