マルガリン酸
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マルガリン酸


分子模型
IUPAC名

ヘプタデカン酸(系統名)
マルガリン酸(許容慣用名)
略称17:0
識別情報
CAS登録番号506-12-7
特性
化学式C17H34O2
モル質量270.45 g mol?1
示性式CH3(CH2)15COOH
外観無色固体
密度0.853 g/cm3[1]
融点

61 ℃ ([1])
沸点

227 ℃ (/100 mmHg[1])
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

マルガリン酸(マルガリンさん、Margaric acid)は、脂肪酸のひとつ。IUPAC命名法による系統名はヘプタデカン酸 (heptadecanoic acid) となる。

にはほとんど溶けず、によく溶ける。炭素数が奇数なので、天然にはほとんど存在しない。油脂の水素付加によって作られ、マーガリンに含まれている。
関連項目

ミシェル=ウジェーヌ・シュヴルール - 脂肪酸の研究者で命名者[2]

出典^ a b c Merck Index 14th ed., 5751.
^ シュヴルールが命名したマルガリン酸はその後の研究でパルミチン酸(16:0)とステアリン酸(18:0)の組成物であることが判明し、マルガリン酸の名称は(17:0)の名称に流用された。

C16:
パルミチン酸飽和脂肪酸C18:
ステアリン酸










脂肪:主な脂肪酸

飽和脂肪酸
(「*」印は揮発性

C1 蟻酸*

C2 酢酸*

C3 プロピオン酸*

C4 酪酸*

C5 吉草酸

C6 カプロン酸

C7 エナント酸

C8 カプリル酸

C9 ペラルゴン酸

C10 カプリン酸

C11 ウンデシル酸

C12 ラウリン酸

C13 トリデシル酸

C14 ミリスチン酸

C15 ペンタデシル酸

C16 パルミチン酸

C17 マルガリン酸

C18 ステアリン酸

C19 ノナデシル酸

C20 アラキジン酸

C21 ヘンイコシル酸

C22 ベヘン酸

C23 トリコシル酸

C24 リグノセリン酸

不飽和脂肪酸

ω-3脂肪酸

α-リノレン酸 (ALA)

ステアリドン酸 (STD)

エイコサテトラエン酸 (ETA)

エイコサペンタエン酸 (EPA)

ドコサペンタエン酸 (DPA) (クルパノドン酸)

ドコサヘキサエン酸 (DHA)

ω-6脂肪酸

リノール酸

γ-リノレン酸 (GLA)

ジホモ-γ-リノレン酸 (DGLA)

アラキドン酸 (ARA)

ドコサテトラエン酸

ドコサペンタエン酸 (オスボンド酸)

ω-7脂肪酸

パルミトレイン酸

バクセン酸

パウリン酸

ω-9脂肪酸

オレイン酸

エライジン酸


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