マルガリン酸
分子模型
IUPAC名
ヘプタデカン酸(系統名)
マルガリン酸(許容慣用名)
略称17:0
識別情報
CAS登録番号506-12-7
227 ℃ (/100 mmHg[1])
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
マルガリン酸(マルガリンさん、Margaric acid)は、脂肪酸のひとつ。IUPAC命名法による系統名はヘプタデカン酸 (heptadecanoic acid) となる。
水にはほとんど溶けず、油によく溶ける。炭素数が奇数なので、天然にはほとんど存在しない。油脂の水素付加によって作られ、マーガリンに含まれている。
関連項目
ミシェル=ウジェーヌ・シュヴルール - 脂肪酸の研究者で命名者[2]。
出典^ a b c Merck Index 14th ed., 5751.
^ シュヴルールが命名したマルガリン酸はその後の研究でパルミチン酸(16:0)とステアリン酸(18:0)の組成物であることが判明し、マルガリン酸の名称は(17:0)の名称に流用された。
飽和脂肪酸
(「*」印は揮発性)
C1 蟻酸*
C2 酢酸*
C3 プロピオン酸*
C4 酪酸*
C5 吉草酸
C6 カプロン酸
C7 エナント酸
C8 カプリル酸
C9 ペラルゴン酸
C10 カプリン酸
C11 ウンデシル酸
C12 ラウリン酸
C13 トリデシル酸
C14 ミリスチン酸
C15 ペンタデシル酸
C16 パルミチン酸
C17 マルガリン酸
C18 ステアリン酸
C19 ノナデシル酸
C20 アラキジン酸
C21 ヘンイコシル酸
C22 ベヘン酸
C23 トリコシル酸
C24 リグノセリン酸
ω-3脂肪酸
α-リノレン酸 (ALA)
ステアリドン酸 (STD)
エイコサテトラエン酸 (ETA)
エイコサペンタエン酸 (EPA)
ドコサペンタエン酸 (DPA) (クルパノドン酸)
ドコサヘキサエン酸 (DHA)
ω-6脂肪酸
リノール酸
γ-リノレン酸 (GLA)
ジホモ-γ-リノレン酸 (DGLA)
アラキドン酸 (ARA)
ドコサテトラエン酸
ドコサペンタエン酸 (オスボンド酸)
ω-7脂肪酸
パルミトレイン酸
バクセン酸
パウリン酸
ω-9脂肪酸
オレイン酸
エライジン酸