マリーヌ・ル・ペン
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フランス政治家マリーヌ・ル・ペンMarine Le Pen
2017年
生年月日 (1968-08-05) 1968年8月5日(55歳)
出生地ヌイイ=シュル=セーヌ92
出身校パリ第2大学(パンテオン・アサス)
所属政党国民連合(旧: 国民戦線
親族ジャン=マリー・ル・ペン(父)
マリオン・マレシャル=ル・ペン(姪)
宗教ローマ・カトリック
サイン
公式サイト ⇒マリーヌ・ル・ペン
国民連合(旧: 国民戦線)党首
当選回数3回
在任期間2011年1月16日 - 2021年9月13日
欧州議会議員
選挙区フランス西北部
当選回数2回
在任期間2009年7月14日 - 2017年6月18日
選挙区イル=ド=フランス
当選回数1回
在任期間2004年7月20日 - 2009年7月13日
地域圏議会議員
選挙区ノール=パ・ド・カレー
当選回数2回
在任期間2010年3月26日 -
在任期間1998年3月15日 - 2004年3月28日
その他の職歴
地域圏議会議員(イル=ド=フランス)
2004年3月28日 - 2010年3月21日
議会議員(エナン=ボーモン62
2008年3月23日 - 2011年2月24日
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マリオン・アンヌ・ペリーヌ・ル・ペン(Marion Anne Perrine Le Pen, 1968年8月5日 - )は、フランス政治家弁護士。フランスの代表的な極右政党である、国民連合(旧: 国民戦線)第2代党首。同党創始者及び初代党首ジャン=マリー・ル・ペンの第3女。

長らくパ=ド=カレ第11区(フランス語版)選出で国民議会(仏下院)議員を務め、欧州議会議員イル=ド=フランス地域圏議会議員、国民議会議員を歴任した。

2012年フランス大統領選挙の第1回投票では10人の候補者中3位に入った。2017年フランス大統領選挙の第1回投票では10人の候補者中2位に入り、決選投票に残ったが、最終的には第1位のエマニュエル・マクロンに敗れた。そして、2022年フランス大統領選挙では決選投票まで残ったが最終的に現職のエマニュエル・マクロンに敗れた。フランス内務省によると、マクロンが得票率58.54%、ル・ペンが41.46%であった。

姪のマリオン・マレシャル=ル・ペンは国民戦線所属の国民議会議員。
略歴

パリ第2大学で法学の学位を修得した後、弁護士として働いた。2002年「ル・ペンの世代」代表。「ル・ペンの世代」は、青年にル・ペンの思想と業績を宣伝・普及するために設立された組織である。2003年4月国民戦線副党首(定数8名)に選出される。2004年フランス地域圏選挙(French regional elections, 2004)ではイル=ド=フランス地域圏から立候補し、第一回投票では44万8987票(12.3パーセント)、第二回投票では、39万5481票(10.1パーセント)をそれぞれ獲得した。

2004年欧州議会議員選挙に立候補し、当選。2009年[1]2014年[2]欧州議会議員選挙で再選。当選後はアイデンティティ、伝統、主権(Identity, Tradition, Sovereignty)会派に所属していたが、2014年9月現在、無所属として活動している[3]

マリーヌは、国民戦線の政治、選挙戦略においてソフトイメージを打ち出す存在としてメディア対策を担当し、2006年からは、父の大統領選挙キャンペーンの選挙対策責任者となった。
国民戦線の後継者大統領選挙に向けた集会(2011年11月19日)ロシアのプーチン大統領とモスクワで会談(2017年3月24日)スペインのサンティアゴ・アバスカル下院議員と(2022年1月28日)

ジャン=マリー・ル・ペン党首は2007年9月19日、後任の党首にマリーヌを推薦すると述べた。マリーヌの他に後継候補として名前の上がっていた副党首のカール・ラング欧州議会議員や党ナンバー2の全国代表に就いているブルーノ・ゴルニッシュ欧州議会議員に比べて、「マリーヌの方が類い希なる才能を持っている」と推薦する理由を語った。ル・ペン党首が公で自身の後継問題について語ったのはこれが初めて。

2011年1月16日、国民戦線の党大会にてマリーヌ・ル・ペンは新党首に選出された[4]。これにより、2012年の大統領選挙ではマリーヌ・ル・ペンが立候補する可能性が濃厚となると、国民戦線初の女性候補者ということからフランス国内で大きな話題を呼んだ[5]。3月6日にフランス大衆紙ル・パリジャンが公表した世論調査において、2012年大統領選挙の第1回投票では現職のニコラ・サルコジフランス社会党候補(フランソワ・オランドが立候補し当選した)を抑え第1位になるとの予測も出された[6]。その後選挙戦が本格化した後も一貫して3位につけ、特に若年層ではトップの支持率を得た。右派として競合する現職サルコジ大統領がル・ペンを意識して主張を右寄りに変遷させるなど、選挙戦にも大きなインパクトを与え、実際の選挙でも第1回投票で3位に食い込んだ。この時の得票率17.90%は、国民戦線の大統領候補者としては最高記録である[7]

2017年フランス大統領選挙では1回目投票では得票率21.30%で2位となり、決選投票にて1000万票を獲得したものの得票率は33.90%にとどまりエマニュエル・マクロンに敗北した。マリーヌは選挙戦術にミスがあったことを認めている[8]。2018年3月11日に開かれた党大会で党首に3選され、同時に国民戦線を国民連合へと改称する提案を行った[8]。21年9月、2022年フランス大統領選挙へ立候補するために党首を退任。
政策・主張

妊娠中絶同性愛を容認[9]している。


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