ザールブルグの錬金術士
ゲーム
対応機種[PS],[SS],[PS2],[DC]
[GBC],[GBA],[WSC]
[PC],[iアプリ],[Sアプリ]
[ ゲームアーカイブス ]
開発元ガスト
発売元ガスト
プロデューサー井上忠信
メディアCD-ROM・DVD-ROM、他
プレイ人数1人
発売日
1997年5月23日(マリー)
1998年12月17日(エリー)
2001年6月21日(リリー)
レイティングCERO:A(全年齢対象)
音楽フォーマット山西利治
テンプレート - ノート
アトリエシリーズは、錬金術を題材とするRPGのシリーズ。従来のファンタジーRPGで流行していた世界を救うといった大仰なテーマを避け、架空世界での日常生活に焦点をあてたことを特徴としている。サブタイトルに錬金術士と付くように、ストーリーの本流が錬金術士としての成長に置かれており、戦闘は脇に置かれている。発売元はガスト。本項目ではこのアトリエシリーズの中でも『ザールブルグの錬金術士』と題された初期作品および関連作について解説する。
第1作は『マリーのアトリエ ?ザールブルグの錬金術士?』。プレイヤーは錬金術を学ぶ魔術学校の落ちこぼれマリーとなり、卒業をめざして錬金術を究めていく。ゲーム中は、依頼に応じてアイテムを作成したり、アイテムの材料を採取するために護衛を雇い危険な地を探索したりする。卒業という大目標以外に、盗賊団の出現や、親友の病気といった難題への対処をせまられることもあるが、シナリオによる強制はほとんどなく、エンディングまでの過程はプレイヤーの自由に委ねられる。以後の作品も、ほぼ同様の自由度、システムを持つ。 アトリエシリーズにおいて、「ザールブルグシリーズ」として分類されるのは以下の3作品である。 「ザールブルグシリーズ」では、新作がリリースされるごとにグラフィック、イベントの強化やアイテム数の増加が図られていったほか、システム面では調合方法にバリエーションが設けられるなど、いわゆる「やりこみ要素」が強化されていった。こうして、作品を重ねるごとに深くプレイすることができるようになっていった反面、「やりこみ要素」の強化は、その複雑さゆえにシリーズ初心者が手を出しにくくなることにも繋がった。以降のシリーズではこの点を解消すべく様々な試みがなされている。 なお、『ヘルミーナとクルス』は『リリーのアトリエ』の外伝的位置づけの作品である。キャラクターとの対話イベントが中心のアドベンチャーゲームであり、シリーズの特徴的なシステムは持っていない。 ザールブルグは、町を囲む外壁から街の中心に向かって何本かの大通りが伸びている。真南にある外門から一番大きい中央通り。その中央通りと平行するように、ごみごみとした裏道が伸びている。そこは鍛冶屋やパン屋など様々なお店が軒をつらねた職人通りであり、常に多くの人々でにぎわっている[1]。 マリーのアトリエ 『マリーのアトリエ ?ザールブルグの錬金術士?』(マリーのアトリエ ザールブルグのれんきんじゅつし)は1997年5月23日に発売されたPlayStation用ソフトで、シリーズ第1作目にあたる。初代『アトリエ』と称されることもある[3]。PlayStation版はPlayStation 2や初期型PlayStation 3の互換機能でプレイ可能[4]。 2023年7月13日にはリメイク版『マリーのアトリエ Remake ?ザールブルグの錬金術士?』がコーエーテクモゲームスよりPlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch/Steam向けに発売された[5]。 開発は1996年2月にスタートした。もともと開発チームはシミュレーションRPGの製作を考えていた。しかし1996年当時、RPGは既に大作シリーズ傾向化[注 1]にあり、これらの作品との区別化が難しかったため、かねてからディレクターの吉池真一が温めていた「調合」を題材にしていくことになった[6][7][8]。
アトリエシリーズの初期の主要作品
『マリーのアトリエ ?ザールブルグの錬金術士?』(初出:1997年、PlayStation)
『エリーのアトリエ ?ザールブルグの錬金術士2?』(初出:1999年、PlayStation)
『リリーのアトリエ ?ザールブルグの錬金術士3?』A3(初出:2001年、PlayStation 2)
『ユーディーのアトリエ ?グラムナートの錬金術士?』A4(初出:2002年、PlayStation 2)『ユーディーのアトリエ』以後の主要作品については、ゲームシステムが大きく変更されているので項を改めることにする。
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システム
調合
用意した材料となるアイテムから、錬金術により新たなアイテムを作成する行動。調合にはレシピと器具が必要で、参考書で調べたりイベントで入手したりする。錬金術と呼んではいるが、薬品の調合や魔法の品物を創る以外に、爆弾の製造、食べ物の調理、日用品の製作といった行為も包括している。作成したアイテムは依頼に応じて引き渡して現金化したり、他のより高度なアイテムの材料にしたりできる。ほとんどのアイテムは、何らかの実用品としての効果も持っており、集めることでゲーム進行が有利になっていく。
調合の例(各作品により詳細は異なる)
フラム = ロウ×0.3 + 燃える砂×2.0 (乳鉢を使用)爆弾の一種。フラムを材料に、より高威力の爆弾を製造できる。
生きてるホウキ = 魔法の草×4.0 + 竹×2.0 + 祝福のワイン×1.0 + 生きてるナワ×1.0(乳鉢を使用)部屋を奇麗に掃除してくれる(部屋が汚いと、調合の成功率が落ちる)。
エリキシル剤 = ミスティカティ×1.5 + アルテナの傷薬×1.5 + ガッシュの木炭×4.3 + 中和剤(青)×2.5(遠心分離機/天秤を使用)万能薬。
採取
錬金術の材料となる様々なアイテムを探しに行く行動。採取地は森や山、洞窟などで、季節や場所により採取できるアイテムが異なる。ほとんどの採取地に向かうには数日以上の旅が必要で、計画的に行動する必要がある。また、多くの場合に怪物や盗賊に襲われる危険があり護衛が必要である。
妖精さん
シリーズのマスコット的キャラクター。幼児のような容姿をしているが「妖精の森」に住んでいる種族で、調合や採取を代行させるために雇うことができる。また、行商や掃除の請負に来る妖精さんもいる。
依頼
資金を稼ぐために依頼を受けて仕事をこなす必要がある。依頼内容は、指定されたアイテムを調合、採取し期日までに納入することである。基本的には酒場の主人が提示する一覧から出来そうな依頼を選ぶが、飛び込みで依頼が来ることもある。納入品の品質や期間により評価され人気に影響する。人気が高いほど、より好条件の依頼を受注できる。
冒険者
採取地は危険であり、また、プレイヤーキャラである錬金術士は戦闘に向かない。酒場では、冒険者と呼ばれる人を護衛として雇うことができる(実際には、一般人や他の錬金術士も雇えるが、ここでは区別しないことにする)。冒険者は雇い続けると交友が深まり、雇用に必要な金を減らしてくれたり、個人的に依頼を頼んできたり、イベントが発生したりする。
シリーズ一覧
主要作品
マリーのアトリエ ?ザールブルグの錬金術士?(PlayStation)
エリーのアトリエ ?ザールブルグの錬金術士2?(PlayStation)
リリーのアトリエ ?ザールブルグの錬金術士3?(PlayStation 2)
スピンオフ作品
ヘルミーナとクルス ?リリーのアトリエ もう一つの物語?(PlayStation 2)
マリーのアトリエGB(ゲームボーイカラー)
エリーのアトリエGB(ゲームボーイカラー)
マリー&エリー ?ふたりのアトリエ?(ワンダースワンカラー)
マリー・エリー&アニスのアトリエ ?そよ風からの伝言?(ゲームボーイアドバンス)
マリーのアトリエ ?ザールブルグの錬金術士?
?ザールブルグの錬金術士?ジャンルロールプレイング
対応機種PlayStation(PS)
セガサターン(SS)
[リメイク版]
PlayStation 5
PlayStation 4
Nintendo Switch
Microsoft Windows
開発元ガスト
発売元ガスト
コーエーテクモゲームス(リメイク版)
美術桜瀬琥姫
人数1人
メディア[PS,SS]CD-ROM1枚
発売日[PS]1997年5月23日[2]
[SS]1997年12月11日
[PS]1998年6月4日(プラス版)
[リメイク版]2023年7月13日
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「w:Atelier Marie: The Alchemist of Salburg
開発(マリー)