マリリオン
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マリリオン
Marillion
ドイツ・ニュルンベルク公演 (2016年8月)
基本情報
出身地 イングランド
バッキンガムシャー州アイルズベリー
ジャンルプログレッシブ・ロック
ネオ・プログレッシブ・ロック
シンフォニック・ロック
活動期間1979年 - 現在
レーベルEMI
キャピトル・レコード
I.R.S. Records
Castle Communications
Intact
Ear Music
公式サイト ⇒www.marillion.com

メンバースティーヴ・ホガース
スティーヴ・ロザリー
ピート・トレワヴァス
マーク・ケリー
イアン・モズレイ

旧メンバー以下を参照

マリリオン (Marillion)は、イングランド出身のプログレッシブ・ロックバンド

1970年代のプログレッシブ・ロックを継承する1980年代のスタイル「ネオ・プログレッシブ・ロック」の代表格として、長きにわたり活動している。
略歴
デビューからフィッシュの脱退までジェネシスのコピーと批評された初期の頃 (1981年)フィッシュ(Vo)在籍時代 (1986年)

1979年に前身のバンド「シルマリリオン」を結成。バンド名はトールキンの「シルマリルの物語」にちなむ。1981年に名称を「マリリオン」に短縮した。その時点のメンバーはフィッシュ (ボーカル)、スティーヴ・ロザリー (ギター)、ディズ・ミニット (ベース) 、ミック・ポインター (ドラムス)、ブライアン・ジェリマン (キーボード)。デビュー前にミニットとジェリマンは脱退。ピート・トレワヴァス (ベース)、マーク・ケリー (キーボード)が加入。

1982年にデビュー・シングル「マーケット・スクエア・ヒーローズ」を発表し[1]1983年にファースト・アルバム『独り芝居の道化師』を発表。その後、ミック・ポインターが脱退し、イアン・モズレイが正式に加入するまでの間、頻繁にドラマーが交代している。

1970年代中盤からプログレッシブ・ロック・ムーブメントは徐々に衰退していき、多くのバンドが解散(キング・クリムゾンEL&P等)やポップ化といった路線変更(ジェネシス等)を余儀なくされていた。そういった状況下で登場したマリリオンは、音楽の構築美の追求、演劇性の導入といった、いわゆる本格的プログレ・サウンドを引っさげて登場し、とりわけ初期の4作品でその展開と発展を追求したものになっていた。

これらの作品においてマリリオンは、いかにもという神秘的なサウンド、雰囲気漂うアルバム・ジャケット、ストーリー性を重視したコンセプト・アルバム等で、当時では異彩を放つ存在感を見せた。その音楽性は「ネオ・プログレッシブ・ロック」またはポンプ・ロックと呼ばれ、本国イギリスヨーロッパでは高い評価と人気を得た。とりわけ、1985年のアルバム『過ち色の記憶』は全英アルバムチャートで1位を獲得し[2]、同アルバムからは「追憶のケイリー」(全英2位[3])、「ラヴェンダー」(全英5位[3])といったシングル・ヒットも生まれた。だが、その一方で、「1970年代のジェネシスに似た要素が多すぎて独自性が薄い」という非難を浴びせる者も一部には存在した。

1987年のアルバム『旅路の果て』も全英アルバムチャートで初登場2位のヒットとなるが[4]1988年にフィッシュがバンドを脱退する。
スティーヴ・ホガース加入から現在まで脱退後のフィッシュ (2006年)カナダ・モントリオール公演 (2009年4月)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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