マリオ_(ゲームキャラクター)
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マリオ
マリオシリーズのキャラクター
初登場作品ドンキーコング
作者宮本茂
性別男
英語版声優チャールズ・マーティネー(初代)
ケビン・アフガニ(2代目)
その他は「担当声優・俳優」を参照
日本語声優#担当声優・俳優を参照
演じた俳優ラリー・モラン
ボブ・ホスキンス
マリオのイニシャルマーク

マリオ(: Mario)は、任天堂が開発・発売しているコンピューターゲームマリオシリーズ」に登場する架空の人物で、同社の登録商標(第2343144号ほか)。
概要

1981年7月9日に稼動を開始したアーケードゲームドンキーコング』で初登場して以来、非常に多くのゲームソフトに登場している[1]。また、任天堂の看板キャラクターとして、任天堂公式ホームページのアイコンなどのデザインに採用されている。

マリオが主役として登場する「マリオシリーズ」の累計販売本数は、代表的なアクションゲームシリーズ「スーパーマリオシリーズ」のみで全世界4億1300万本以上(2022年3月末時点)に達している[2]。この記録はゲーム業界全体で世界1位であり、他社が版権を有するものを含め、過去数十年間のゲーム産業で誕生したフランチャイズにおいてこの記録を上回るものは存在していない。

マリオは世界的に広く知られている。1990年アメリカで実施されたQスコア(全米子供人気調査)ではミッキーマウスを上回る票を獲得し[3][4]2008年ニューヨーク・タイムズの社説では「宮本が約30年前に生み出した口髭を生やしたイタリア人配管工であるマリオはいくつかの調査によればこの星で最もよく認知された架空のキャラクターだ。匹敵するのはミッキーマウスだけだ」(訳文)との記述がある[5]。また、2011年版のギネス世界記録では「ゲーム史上、世界で最も知られているゲームキャラクター」として掲載されている[6][7][8]

エンターブレインが企画する『ファミ通アワード』では2006年度[9]・2007年度[10]の2年連続で「ゲームキャラクター・オブ・ザ・イヤー」を獲得、以降は「殿堂入り」として投票対象外になっている[11]
人物像
外見

赤い帽子と紺色のオーバーオールを着用し、鼻の下に口髭を生やしている。こうしたデザインは、16x16のドットでキャラクターを表現するという『ドンキーコング』当時の制約の中で視認性を重視した結果生まれたものである[12]宮本茂による初期作品のデザインではシャツが青色でオーバーオールが赤色となっていたが、小田部羊一が後にデザインした『スーパーマリオブラザーズ3』以降(日本国外では『Super Mario Bros. 2』、日本国内における『スーパーマリオUSA』)以降)は初期とは逆にシャツが赤色でオーバーオールが青色の配色となり、現行のデザインでも後者の配色が主に用いられている。また、作品の内容や場面によっては普段のそれとは違う服装を身につけていることもある。任天堂の採用情報ページではスーツ姿のマリオが出ている。

「等身大マリオ」フィギュアによれば、身長は155cm[注 1][注 2]。また、体重は明らかにされておらず、『スーパーマリオサンシャイン』のポンプの情報によれば「秘密」とされている。
人物設定の変遷

初登場した当時は正式な名前が決まっておらず、「ジャンプマン」「救助マン」「ミスター・ビデオゲーム」といった通称で呼ばれていた[13]。なお「ミスター・ビデオゲーム」の名称は、現在でも、メディアがマリオシリーズの功績を示す際に用いることがある。

1982年稼働開始のアーケードゲーム『ドンキーコングJR.』に登場した際に初めて「マリオ (Mario)」という個人名が与えられ[13]、その後の作品にもこの名前が反映された。命名したのは任天堂の米国法人Nintendo of America(NOA)が当時借りていたNOAの拠点である倉庫の大家であるイタリア系アメリカ人、マリオ・セガールが偶然にもこのキャラクターに似ていたことが由来であるといわれている[14]。倉庫の家賃を滞納していたNOAの社員がセガールの賃料滞納に対する口煩さを揶揄して、当時売れ始めていた『ドンキーコング』に登場する当時無名の主人公(後のマリオ)と偶然、似ていた特徴を持っていたセガールのファーストネームであるマリオをあだ名として付けたという。

実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』におけるフルネームは「マリオ・マリオ」で、NOA関係者の一人が「マリオブラザーズ(マリオ兄弟)」というゲームタイトルから便宜上「マリオ・マリオ」と名付けた[15]。また、2015年9月に開催されたイベント「スーパーマリオ30祭」の壇上では宮本茂は「本当のマリオの名前はマリオ・マリオなんです」と発言していた[16]が、後に任天堂の広報担当者は「映画ではマリオ・マリオという名前だったようですが、宮本にも確認したところ、やはり『マリオ』が正式名称で、マリオ・マリオではありません」と答えている[17]

年齢は正式に決められていないが、宮本茂によれば24 - 25歳をイメージしているとのこと[18](『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは26歳前後と記述)。

性格は基本的には勇敢で陽気な性格をしており[19]、『いただきストリート』シリーズなどマリオ自身がセリフを発する作品でもそのように描かれることが多い。敵対しているクッパにも作品によっては気遣ったりする。しかしこの性格は一貫している訳ではなく、自身が人気者であることを自覚しており、それをひけらかして優越的な言動を取るなど作品によっては腹黒とも取れる一面もある。

好きな食べ物は『スーパーマリオサンシャイン』のポンプの情報によれば「スパゲッティ」、嫌いなものは「毒キノコ」(映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』だとキノコ全般嫌いだった)と記載されている。リゾートホテルに宿泊した際は「ピザ」を注文していた[20]

普段の長袖オーバーオール姿の他、半袖シャツ、作業服や新郎衣装など様々な服を所持しており、旅行の際は替えの服以外に自前のスリッパを持って行っている[20]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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