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マリア様がみてる
ジャンル学園[1]、百合[2]、群像劇[2]
小説
著者今野緒雪
イラストひびき玲音
出版社集英社
掲載誌Cobalt
レーベルコバルト文庫
刊行期間1998年4月24日 - 2012年4月28日
巻数全37巻
小説:お釈迦様もみてる
著者今野緒雪
イラストひびき玲音
出版社集英社
掲載誌Cobalt
レーベルコバルト文庫
刊行期間2008年8月1日 - 2013年11月30日
巻数全10巻
漫画
原作・原案など今野緒雪
作画長沢智
『マリア様がみてる』(マリアさまがみてる)は、今野緒雪による少女小説(ライトノベル)。また、続刊を含むシリーズの名称。それらを原作としたメディアミックス作品の総称(後述)。イラストはひびき玲音。東京都武蔵野の丘の上にあるという「私立リリアン女学園高等部」を主な舞台とした青春学園小説。同高等部の特徴である「スール」制度と、生徒会である「山百合会」(やまゆりかい)を軸に物語が展開される。略称は「マリみて」[3]。
1997年に初の短編『マリア様がみてる』(文庫収録時、『銀杏の中の桜』に改題、再構成)が集英社発行雑誌「Cobalt」に掲載され、1998年に文庫第1巻である『マリア様がみてる』がコバルト文庫に書き下ろされた[注 1]。以降、主要登場人物を中心とした「本編」とも言うべき物語はコバルト文庫に書き下ろし、「外伝」的な物語はCobaltに不定期掲載の後まとめて文庫化、という形で作品発表が続いた。2022年1月時点でシリーズ累計部数は560万部を突破している[4]。
2008年5月にスピンオフ作品(姉弟シリーズ[5])『お釈迦様もみてる』が『マリア様がみてる 花寺版』[6]として、『Cobalt』6月号増刊『別冊Cobalt』(集英社)に掲載。同年8月、加筆及び書き下ろし短編を加えた『お釈迦様もみてる 紅か白か』が同社のコバルト文庫より刊行。「マリみて」のメイン主人公である福沢祐巳の弟、福沢祐麒の入学から二年生になるまでを描いてシリーズは終了した。
シリーズの継続や各種のメディア展開により、コバルト文庫が本来ターゲットとする読者層である女性ばかりか、男性にも支持層が広がり、読者の8割以上は男性であると言われている[7]。 ある朝、リリアン女学園の高等部に通う1年生・福沢祐巳は、憧れの先輩である「紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)」こと、2年生の小笠原祥子に「お待ちなさい」とマリア像の前で呼び止められ、タイの乱れを整えられる。後日、このことをきっかけに、高等部「山百合会」のメンバーが集まる「薔薇の館」を友人の武嶋蔦子と訪ねることとなる。
あらすじ