マラウイ湖
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マラウイ湖

マラウイ湖の衛星画像
所在地 モザンビーク マラウイ タンザニア
面積29,600 km2
周囲長2450 km
最大水深706 m
平均水深292 m
貯水量8,400 km3
水面の標高500 m
成因構造湖大地溝帯
淡水・汽水淡水(弱アルカリ性)
プロジェクト 地形
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マラウイ湖(マラウイこ、Lake Malawi)は、アフリカ東南部にあるで、アフリカ東部を縦断する大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の南端部に位置する。タンザニアモザンビークではニアサ湖(ニヤサ湖 / Nyasa、Nyassa、Niassa)と呼ばれる。面積はアフリカで3番目、世界で9番目の広さである。深さはアフリカで2番目に深い。
概要

湖は長さ560 km、幅は最大で75 kmに達し、面積は鹿児島県沖縄県を除いた九州に匹敵する29,600 km2である。モザンビーク、マラウイ、タンザニアの国境をなす。湖からはシーレ川(Shire)が流れザンベジ川に注いでいる[1]。湖に注ぐ川のうち最大のものはルフフ川(英語版)(Ruhuhu)である。

マラウイという名は、マラウイの公用語・チェワ語で「光、炎」などを意味する言葉で、マラウイの独立後に国名として採用された。タンザニアとモザンビークではニアサ湖と呼ばれ、ニアサとはヤオ族の言葉で「湖」を意味する。後述する湖の領有権とからんで湖の呼称をめぐる論争もある。

湖の表面積の0.3%にあたる南端部がマラウイ湖国立公園に指定されており、この部分はユネスコ世界遺産にも登録されている。また、モザンビーク国内のマラウイ湖沿岸帯は2011年にラムサール条約登録地となった[2]
国境線

湖の大部分は、湖の西側一帯を占めるマラウイに属するが、マラウィと東のタンザニアとの間では湖上の境界線(国境線)について論争がある。タンザニアは1914年以前にドイツイギリスが湖上に引いた植民地の境界線と同様の線を国境と主張しているが、マラウイはタンザニア側の湖岸に接する水面も含め、湖のすべてを自国領と主張している。これは第一次世界大戦でドイツが敗戦し、1919年以降ドイツ領東アフリカ(現タンザニア)がイギリス領タンガニーカとなった結果、両岸がイギリス領となり湖を分割支配する意味がなくなり、実務的な理由からイギリスが湖全体をイギリス領ニアサランド(現マラウイ)の管理下においたことから来ている。

この国境争いは、マラウイの大統領ヘイスティングズ・カムズ・バンダアパルトヘイト政策を進める南アフリカ政府と国交を持つなどの路線をとったことから、マラウイと周辺国との政治紛争へ発展し、かつて武力衝突となったこともあった。しかし、さしあたり紛争は中断されており、マラウイは湖のタンザニア沿岸部分に対する主張を長年差し控えている。湖の東南の四分の一はモザンビークの領域だが、リコマ島(Likoma)とチズムル島(Chizumulu)はモザンビーク水域にありながらマラウイ領となっている。
ヨーロッパ人の探検湖の北部、マラウイの町ンカタ・ベイ湖の東部、マラウイ領リコマ島

最初にマラウイ湖(ニアサ湖)に到達したヨーロッパ人は1859年にこの地一帯を探検したスコットランド人探検家宣教師デイヴィッド・リヴィングストンであり、ヤオ人の呼び名にちなんでニアサ湖(Lake Nyasa)と名付けた。結果として、ニアサ湖を囲む一帯はイギリスが領有を主張し、ニアサランド植民地が成立した。モザンビークを支配するポルトガルが湖の東岸を植民地化していたが、その沖にあるリコマ島チズムル島は対岸のニアサランドから来たスコットランド人宣教師が植民地化し、ニアサランドに編入された。その結果、これらの島は今日、モザンビークの水域内のマラウイ飛び地領となっている。

1914年、第一次世界大戦の始まりと共にアフリカ戦線で戦闘が起こり、マラウイ湖は水上戦の舞台となった。開戦の報を手にしたイギリス艦は、ドイツ領東アフリカ領内の水面でドイツ艦を攻撃し沈めている。
湖上の島と湖上交通

リコマ島チズムル島の二つがマラウイ湖の有人島である。島はマラウイ領だが、モザンビーク側の湖岸からの方が近い。リコマ島には20世紀初頭に宣教師が建てた英国国教会の石造りの大聖堂がそびえている。どちらの島も、バオバブの木の多さが特徴である。島には数千人の住民がいるが、キャッサババナナマンゴーの栽培や湖での漁で生計を立てている。

湖岸にある大きな集落に沿った船便が出ているほか、マラウイ側の港とリコマ島・チズムル島を結ぶ蒸気船があるなど、湖上交通は活発である。蒸気船ではイララ(Ilala)号が有名だが、近年ではしばしば欠航する。運行する時は湖の南端にあるモンキー・ベイと北のカロンガを結び、場合によってはタンザニアのイリンガ州に寄航する。

リコマ島・チズムル島と本土のカタベイ(Nkhata Bay)の町の間の船便は週にだいたい2便であり、5時間ほどの湖横断の旅である。どちらの島も旅客用の船は持たず、客船は島の沖に停泊し旅客は小舟で島に渡る。

両島間、および両島とモザンビーク側の町であるコブエ(英語版)(Cobue)との間には小さな船による非公式な船便もある。
自然ムブナ、Melanochromis cyaneorhabdosNimbochromis livingstonii
魚類

マラウイ湖はが豊富で、伝統的にマラウイの国民の食料源となってきた。もっとも有名な魚はチャンボ(英語版)(Chambo)で、シクリッド(カワスズメ)科の4種類の魚の総称である。またカンパンゴ(英語版)(Kampango)という大型のナマズも有名である。

マラウイ湖は特にシクリッド科に属する魚(アフリカン・シクリッド、特にムブナティラピアなど)が豊富なことで知られ、多くの固有種を含む800種以上のシクリッドが生息している。


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