ママトト
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ママトト -a record of war-ジャンルSLG+RPG
対応機種Windows 95/98/NT(通常版)
Windows 98/Me/2000/XP(廉価版)
発売元
アリスソフト
発売日1999年7月1日(通常版)
2003年9月26日(廉価版)
レイティング18禁
キャラクター名設定なし
エンディング数10
セーブファイル数20
ゲームエンジンSystem3.6
画面サイズ640×480
BGMフォーマットCD-DA or MIDI[注 1]
キャラクターボイスなし
CGモードあり
音楽モードあり
回想モードなし
メッセージスキップあり
オートモードなし
備考通常版は生産終了
通常盤にはアリスCD付属
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『ママトト -a record of war-』(ママトト ア レコード オブ ウォー)とは、1999年7月1日にアリスソフトが発売した18禁シミュレーションロールプレイングゲーム(以後、SRPGと略す)である。
概要

本作は全20章で構成される章クリア型のSRPGである。各章の始めに戦闘があり、その後内政、アドベンチャーモードと続き、これらが繰り返されてゆく。これら戦闘・内政・アドベンチャーモードの各場面で発生したことが、それぞれに影響し合ったりもする。そして、それによってエンディングも変化する。また、本作は2つのシナリオが存在しており、表の主人公は移動要塞ママトトの王子ナナスである一方、裏の主人公はママトトの王カカロである。

開発初期において、本作は『外道親父』という仮名がつけられていた[1]

本作は小説化も行われ、トレーディングカードゲームLyceeにも参戦しているほか、姉妹作として『ままにょにょ』がある。
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2020年2月)(使い方

数百年前、ごと移動して敵の城に横付けして攻め込むことを目的に移動要塞が開発された。その結果、国同士の戦いは移動要塞を主体としたものになった。さらに、モンスターの中にも移動要塞を操る者が出てきたり、敵の要塞に横付けするための接城橋の高さが世界共通規格になっている[2] ほど、移動要塞は一般的なものになった。

そんな中に、国土すら持たず小さな移動要塞1つだけがすべての「ママトト」という国があった。当初は移動要塞ママトトの性能(主に機動力の高さ)と、カカロやストーリン達の力により優位に立ち、他国を侵略して略奪を行いながら、国力を保ってきた。しかし、延々と続く戦いによってママトトは弱り、今やママトトの卓越した移動速度と、智将と謳われる若き将軍ナナスの手腕で生き延びているに過ぎなかった。

しかしある日ナナスは、キッズという魔法生物の開発に成功する。すでにママトトは大陸の南東に追い詰められていたが、キッズを少ない武将に加えて利用し、ナナスは大国に挑むことを決意する。
戦闘

本作の戦闘は、用意された各マップをタクティクス[要曖昧さ回避]風の戦闘でクリアする形式である。大きく分けて20章に別れているが、それぞれの章に複数のマップが用意されているため、実際の戦闘の回数はもっと多い。それぞれのマップには個別の勝利条件があって、敵を1体見逃しただけでゲームオーバーになるマップもあれば、必ずしも敵を倒す必要のないマップ(中には1体の敵も倒さずに撤退しても良いマップ)まで存在する。また、勝ち方も1通りではなく、ゲームオーバーになる条件にさえ当てはまらなければ、各々のプレイヤーの流儀で戦闘を進められる。

このゲームでは、幾つかのマップが組み合わせてられていて、最終的にゲームオーバーにさえならなければ良い(負けなければ良い)ので、どのように勝つかについては自由度が高いのである。例えば、初戦(1つ目のマップ)で敵を全滅させても良し、2つ目のマップで敵を全滅させても良し、移動要塞ママトトの耐久力を下回らない程度に敵を見逃しても良しと様々な勝ち方がある。他にも武将にはそれぞれ個性があり、キッズも数種あって能力が違う上に、さらに育て方によってパフォーマンスが変わってくるため、それらの組み合わせ方は色々考えられ、これが勝ち方のパターンをさらに増やす。一方、使用できるキッズや武将は有限なので、各章での用兵のペース配分の他にも、20章全体を見通した用兵のペース配分まで必要な奥深さもある(ただし、20章全体のペース配分に関しては、番外編のシナリオに当るモンスター討伐を行うことで資材の補給が可能という救済措置が講じられている)。

このように、本作の戦闘は一言では言い表せない面がある。なお、相対する武将の組み合わせによっては、特別なイベントが発生する場合などもあり(わかりやすい例では、戦闘マップで特定のイベントを発生させてはじめて仲間になるキャラクターがいたりすることなどもあり)、これがその後の戦闘などに影響を与え得る。また、各章の戦闘の前に与えることができる「ナナスポイント」で、ナナスポイントを与えた武将の必殺技の使用可能回数を増やすことができるのだが、どれだけのナナスポイントを誰に与えたかがアドベンチャーモードにも影響を与え、エンディングまでも左右するなど、どのように戦闘をこなしたかによる影響が出るのも本作の戦闘の特徴である。
内政

ママトトの内政では、移動要塞ママトトのメンテナンス(ダメージの回復)、武将のための武器開発、キッズの生産環境の調整(プラントの調整)、そしてママトトの武将の装備変更や状態確認などを行う。このうちママトトの武将の装備変更や状態確認は、基本的に戦闘の準備の時に行うこともできるが、不測の戦闘が発生した場合などでは戦闘の準備の機会なくいきなり戦闘に突入する場合もあるので、比較的重要な作業と言える。また、キッズの生産は自動的に行われてしまうのでここでのプラントの調整は重要であるうえ、移動要塞ママトトのダメージの回復を怠ってママトトが破壊された場合はゲームオーバーになってしまう。

上記のほか、戦闘によって獲得したカード(キッズや武将の武器の作成、召喚魔法の使用によって消費されるカードで、敵を倒すとランダムに手に入るが、何の役にも立たないカードも存在する)の鑑賞、各種イベントの時に見たCGの鑑賞、音楽(BGM)の鑑賞が行える。ただし、音楽の鑑賞にだけは、最低一度は最終戦までクリアしていないと入れない(CD-DAでしか用意されていない曲があるので、MIDIでBGMを再生している時は全曲を鑑賞することができない)。また、武器研究所を作っていない場合には武器の開発も不可能である。
アドベンチャー

本作のアドベンチャーモードは、ナナスとカカロが女性キャラクターと話をすることで進められるが、すべてのキャラクターを攻略するには、ナナスとカカロが同時にイベントを進める必要がある。本作では、ナナスの立場でイベントを進めるモードを「ナナスモード」、カカロの立場でイベントを進めるモードを「カカロモード」と呼ぶので、以後それに従う。

ナナスモードは純愛シーン中心となり、カカロモードはハードな鬼畜シーンが中心である。ここで、例えば純愛シーン中心のナナスモードだけを進めようとしても、キャラクターによってはカカロモードが進んでいることが条件となっている場合があるので、必然的に鬼畜シーンを見なければならないことがある。また逆に、カカロモードを進めようとしても、キャラクターによってはその前段階として途中までナナスモードで進めなければならないようになっている。もちろんキャラクターによっては、カカロモードとナナスモードが互いにほとんど影響を及ぼさない場合もある。それとは別に、他のキャラクターの進行度合いが影響を及ぼす場合もある。さらに、先述の通りナナスポイントが影響を与える場合もある。なお、カカロモードとナナスモードはともに実行回数に制限(各章につき2回ずつという制限)があるため、それぞれのモードを進めようにも実行回数制限で進められなくなる場合もある。
登場人物

アリスソフトの公認でママトトの小説化を行った紙谷龍生は、本作は登場キャラクターがとにかく多いが、各々の個性は豊かだと評している[3]。本作の一部の登場人物は、アリスソフトの別作品にも登場しているが、マニュアルの「あいさつ」(マニュアルの3ページ目)に書かれてある通り、本作はパラレルワールドの形式を取っているため、他の作品とは特別な関係は無いものとして解説する。
ナナス・アルフォリア(Nanace Alphoreea)
表の主人公であるママトトの王子。18歳。15歳の時ストーリンの推薦によりカカロ王からママトト軍を任され、若き智将として他国に名を知られる将軍。召喚士であり、召喚魔法用のカードを消費することで召喚魔法を使用し、出撃した武将を補佐する能力を持つ。また一応魔法使いでもあるのだが、直接戦闘は全くと言っていいほど苦手。ちなみにドワーフ好きである。本人も含めて多くの登場人物は、カカロやアーヴィとは血縁関係にあると思い込まされているが、実際のところそうではなかったことがシナリオの中で明かされる。
カカロ・アルフォリア(Cacalo Alphoreea)
裏の主人公であるママトトの。60歳。昔は大陸に名を馳せた猛者だったが、今は面影もない。が、その実力は決して低くなく、若き日の力を取り戻すためそのように見せかけている。本性は残虐非道で、いわゆる鬼畜者。カカロモードなどでその本性を少しずつ見せるが、その本領が発揮されるのは、彼が凄まじい力を手にするシナリオ終盤になってからである。
タモッチ・モーリタ(Tamocch Maulita)
カカロ専属の従者である忍び。カカロの為に女の子を連れ去ったり、カカロが遊び尽くした女の子の処理をしたりしている。55歳。
アーヴィ・アルフォリア(Eirvee Alphoreea)
ママトトの王女で、ナナスの双子の妹として育てられてきた。魔法使い。18歳。カカロとは血のつながった娘であり、すでに亡くなった母親も魔法使いだった。ママトトの世界観においても近親相姦タブーであるわけだが、カカロはチャンスがあればアーヴィを手込めにするつもりでいる。また、近親相姦がタブーであるために彼女は悩みを抱えることもある。
ミュラ・カースン(Myura Carson)
ママトトの武将。ナナスとアーヴィの乳母の娘で、二人の姉代わりでもある。なおミュラの母(ナナスとアーヴィの乳母)はすでに亡くなっている。剣の腕は確かで、キッズの扱いにも優れる。24歳が正しい(マニュアルに28歳と記されているが、これは誤植であるとオフィシャルガイドにも明記されている[4][5]


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