マブリ
出身地 日本・東京都
ジャンル民謡、シマ唄、新民謡、J-POP
担当楽器三味線、ギター、ジンベ、ちぢん
マブリは、日本の2人組音楽ユニット。奄美シマ唄や八月踊り唄を伝統的なスタイルとポピュラーアレンジの両方で歌い、演奏している。マブリは奄美方言で魂を意味し、「魂を込めてシマ唄に取り組んでいる」ことの表明として命名した[1]。関東、関西、奄美群島を中心に、奄美料理店、沖縄料理店でのライブ、奄美関連のイベント、郷友会の会合などでライブ活動を行っている。奄美群島を題材にしたり、奄美方言で作詞した軽快なオリジナル曲、カヴァー曲、新民謡等も演奏し、観客を巻き込んでの間近で歌って踊れるステージが魅力。
また、朝崎郁恵、ゆげみわこらの歌手の伴奏も担当し、各地のツアーに同行している。2001年7月に松坂慶子主演の演劇『天守物語』で伴奏を務めた。2018年放送のNHK大河ドラマ『西郷どん』の劇伴音楽演奏にも加わっている。
毎年川崎市で「黒潮ROCK(くるしゅロック)」と題した奄美、沖縄系のミュージシャンやジャンベ奏者を集めたイベントを主催している。 タナカアツシは1965年10月18日東京都生まれであるが、鹿児島県喜界町出身の祖父植崎馨[6](通称コオル兄さん)が奄美三味線の名手で、幼少の頃から祖父が奄美出身の友人や唄者たちと自宅で奄美シマ唄の掛け合いをする唄遊び
経歴
1999年にタナカアツシが、以前から祖父を訪ねて自宅に訪れることがあった加計呂麻島出身の唄者朝崎郁恵に師事するとともに、三味線、ちぢん(太鼓)で伴奏を担当し始めた[2]。
同年ジンベ奏者の奈良大介と朝崎の伴奏者として出会い、その後二人で三味線とちぢんのユニットとしての活動を開始した[2]。朝崎に指示されるまま、奈良も徐々に囃子、三味線へと担当が広がる。
2003年にマブリと命名し、10月にライヴ盤CD『奄美シマ唄ライヴ』を発売[2]。
2004年12月23日、シマ唄アルバム『島遊び』発売。
2006年10月20日、シマ唄アルバム『あしなれ』発売。
2007年11月25日、シマ唄アルバム『島想い シマウムイ』発売。
2010年9月17日、オリジナル曲とシマ唄、新民謡を収録したアルバム『黒潮ROCK』(くるしゅロック)発売。あわせて、THEワレンキャと共に「黒潮ツアー2010」と題した徳之島、加計呂麻島、奄美大島ツアーを開始。
2012年10月20日、オリジナル曲とシマ唄を収録したアルバム『かんもうれ』発売。
2017年12月4日、タナカアツシ『大島エレジー』発売記念ライブを奄美市で開催[3]。朝崎郁恵が飛入り出演。
2018年2月1日、タナカアツシ『大島エレジー』発売記念ライブを東京都の南青山で開催[4][5]。ゲストに朝崎郁恵、有森也実ら[4]。
メンバー
タナカアツシ - 三味線、アコースティック・ギター、ハーモニカ、指笛
奈良大介 - ジンベ、ちぢん、三味線、アコースティック・ギター
タナカアツシ
1970年代のニューミュージックやザ・ビートルズ、B.B.キングなどのブルースに惹かれて[4]ギターの演奏やバンド活動を始め、1990年10月27日にはTBSテレビ『平成名物TV』「三宅裕司のいかすバンド天国」に「ラッキィズ」のメンバーとして出場し、審査員特別賞を受賞した。