マニュライフ生命保険
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マニュライフ生命保険株式会社
Manulife Life Insurance Company

本社が入居する東京オペラシティ
種類株式会社
市場情報非上場
略称マニュライフ生命
本社所在地 日本
163-1430
東京都新宿区西新宿3丁目20-2
東京オペラシティタワー30階[1]
設立1999年3月[1]
業種保険業
法人番号2012401004592
金融機関コード9831
代表者取締役代表執行役社長兼CEO ブノワ・メスレ[1]
資本金564億円(2020年3月31日現在)
発行済株式総数9万7000株(2019年度)
経常利益43億5400万円(2019年度)
純利益2億300万円(2019年度)
総資産1兆9,885億円(2019年度)
従業員数3,550名(2020年3月31日現在)
決算期3月末日[2]
主要子会社マニュライフ・ファイナンシャル・アドバイザーズ株式会社
マニュライフ・インベストメント・マネジメント株式会社
外部リンク公式サイト
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マニュライフ(カナダ)のデータ
創業1914年
設立1999年3月
保険料等収入9777億円
(2019年度、円換算)
保有契約高13兆2839億6200万円
(2019年度、円換算)
SM比率751.2%
格付けA+
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マニュライフ生命保険株式会社(マニュライフせいめいほけん)は、東京都新宿区に本社を置く生命保険会社[1][3]

カナダが本拠。カナダ、米国アジアを中心に展開する金融サービス業マニュライフ・ファイナンシャル(英語版)グループに属する[4]
マニュライフ・ファイナンシャル

マニュライフ・ファイナンシャルは、1887年カナダで「マニュファクチャラーズ・ライフ・インシュアランス・カンパニー」として創立された。

当時のカナダは、隣接するアメリカの南北戦争終結後の産業革命を受け、工場労働者(マニュファクチャラーズ)が急速に増えていた時期であった。

カナダ初代首相ジョン・A・マクドナルドが、社会保障を補う目的で民間生命保険会社の設立趣旨に賛同し、同社の初代社長に就任して営業を始めた[4]。そのため、同社はカナダの国策として設立された会社と説明されることがしばしばある。

マニュライフ・ファイナンシャルとその子会社の管理運用資産は、2013年6月30日現在、5,670億カナダドル(5,390億米ドル)となっている。

カナダおよびアジア地域ではマニュライフ・ファイナンシャル(マニュライフ)として、アメリカにおいては主にジョン・ハンコック・フィナンシャル(英語版)ブランドで事業展開を行っている。これは2003年にマニュライフが、ジョン・ハンコックフィナンシャルサービスを買収し傘下に収めたためである。

マニュライフ・ファイナンシャルは、トロント証券取引所ニューヨーク証券取引所およびフィリピン証券取引所においては「MFC」の銘柄コードで、香港証券取引所では「945」で取引されている[5]。世界各地の機関投資家に対し資産運用サービスの提供も行っている[4]

マニュライフ・ファイナンシャルは、2017年に創業130周年を迎えた。
日本本社

マニュライフは、1901年明治34年)に日本での生命保険事業の免許を取得して営業を始めたが、第二次世界大戦により事業を中断。

1999年(平成11年)、中堅生命保険会社の第百生命保険相互会社が経営危機に陥り、カナダのマニュライフ・フィナンシャルコーポレーションが約50%出資して、マニュライフ・センチュリー生命保険株式会社、資本金109億円として[1]、日本に再上陸した。

マニュライフ・センチュリー生命は、第百生命の受け皿となり、3月30日に第百生命より800億円で営業権を譲受。第百生命は既存契約のみ管理する管理会社となった。

2000年(平成12年)5月、第百生命が自主再建を断念し経営破綻し、金融監督庁(現:金融庁)長官から、業務一部停止命令[6]

2001年(平成13年)第百生命の破綻で、生命保険契約者保護機構から1450億円の資本供与を受け、保険契約をマニュライフ・センチュリー生命に包括移転。9月1日、マニュライフ生命保険株式会社に社名変更[3]した。

2007年(平成19年)第百生命保険が消滅。

2010年(平成22年)から2012年(平成24年)まで、パシフィック・リーグのリーグスポンサー・クライマックスシリーズ「マニュライフ・クライマックス・パ」特別協賛スポンサーとして就任していた。

2015年(平成27年)から金融知力普及協会が主催する「全国高校生金融経済クイズ選手権 エコノミクス甲子園」にメインスポンサーとして協賛し、「マニュライフ生命カップ」の名称で、次世代を担う高校生の金融リテラシー教育推進を目的にイベントを支援している。

2017年(平成29年)からプロランナーの大迫傑とスポンサーシップ契約を締結。

2022年(令和4年)7月14日、行き過ぎた節税が問題となっていた「節税保険」をめぐり、金融庁から保険業法に基づく業務改善命令を受けた[7]

日本法人の本社所在地は1999年(平成11年)の設立以来、京王線国領駅南側の東京都調布市国領町4丁目34-1にあった第百生命保険本社ビルを引き継いで使用していたが[6]2015年3月に京王新線初台駅を最寄りとする東京オペラシティタワー30階へ本社を移転[8]。同年4月1日から、最寄り駅の初台駅に京王電鉄が副駅名を導入し「初台駅 マニュライフ生命本社前」の駅名標が設置された[9]。第百生命から引き継いだ旧本社ビルは解体され、跡地には伊藤忠都市開発三菱地所レジデンスによって分譲マンション「クレヴィア調布国領レジデンス」が建設された。
沿革

1999年 - マニュライフ・センチュリー生命保険株式会社として会社設立
[3]。第百生命保険相互会社より営業権を譲受し生命保険業務を開始[3]

2001年 - 第百生命保険相互会社の保険契約の包括移転が完了[3]。マニュライフ生命保険株式会社へ社名変更[3]

2004年 - 子会社としてマニュライフ・アセット・マネジメント株式会社(旧:MFCグローバル・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社)を設立[3]

2007年 - 子会社としてマニュライフ・インベストメンツ・ジャパン株式会社を設立[3]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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