マナケミア2_?おちた学園と錬金術士たち?
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}アトリエシリーズ > マナケミアシリーズ > マナケミア2 ?おちた学園と錬金術士たち?

マナケミア2
?おちた学園と錬金術士たち?ジャンル錬金術RPG
対応機種PlayStation 2[PS2]
PSP[PSP]
開発元ガスト
発売元ガスト
人数1人
メディア[PS2]DVD-ROM
[PSP]UMD
発売日[PS2]2008年5月29日
[PSP]2009年10月1日
[GA]2013年6月27日
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
テンプレートを表示

『マナケミア2 ?おちた学園と錬金術士たち?』(マナケミア2 おちたがくえんとれんきんじゅつしたち)はガストより発売された日本のコンピュータRPG2008年5月29日PlayStation 2用ゲームソフトとして発売され、2009年10月1日には新要素を追加したPSP用ゲームソフト『マナケミア2 ?おちた学園と錬金術士たち? PORTABLE+』が発売された。キャラクターデザインは前作に続き芳住和之が担当している。

アトリエシリーズの10作目(外伝的作品を除く)を意味するA10の通し番号を振られており、前作『マナケミア ?学園の錬金術士たち?』から十数年後のアルレビス学園が舞台となっている。前作から世界設定と基本的なゲームシステムを引き継ぎ、登場人物の一部もサブキャラクターとして登場するが、ストーリー的な連続性は薄く、独立した物語となっている。

男女2人の主人公のうち一方を選択して、卒業までの1年間の学園生活を送る。
ストーリー

前作から十数年後。原因不明の現象により人間界におけるマナ精霊)の個体数が大きく減少し、マナを使い魔として使役する錬金術においてはその影響を大きく受けていた。このこともあって錬金術士の養成学校であるアルレビス学園は経営難に陥り、新理事長による体制の元で大胆な経営改革を余儀なくされる。アルレビス学園の校長となっていたゼップルは、伝統ある錬金術学科がリストラの対象とされてしまうことを阻止するため、卒業生のグンナルを教頭として招聘する。

ちょうどその年、2人の男女が学園の門を叩く。過去の出来事からマナの存在に対して鬱屈とした感情を抱くロゼと、幼い頃からマナに強い憧れを抱くウルリカ。入学式当日、ウルリカが幼い頃から大事にしていた「マナの卵」を落とし、ロゼが転がってきた「卵」を踏みつけて転倒してしまったことから、2人は口論になってしまう。両者はそれぞれ部活動的な校内団体「アトリエ(錬金工房)」の異なる部室に所属し、それぞれの仲間たちと学園生活を送りつつ、互いをライバルと見なして対立したり、時には協力したりしながら、やがてマナが人間界から姿を消しつつある事情を発端とした出来事に知らずうちに関わっていく。
システム

基本的なゲーム進行、戦闘や探索、グロウブックによる成長といった主要なゲームシステムの多くは前作を踏襲している。以下には新たに追加されたり変更された点について記述する。
全体の流れ

アルレビス学園が一年制の学校になったことから、ゲーム期間は卒業までの1年間に変更されている。ゲーム開始時点で主人公を2人のうちから選び、各学期の前半後半、長期休みで構成される各章のストーリーや、授業で指示される課題を進めていく。

各章で課題を終わらせた後に用意される自由時間では、前作同様にアルバイトイベントで所持金を稼いだり、仲間たちのサイドストーリーを見たりする他に、調合したアイテムを市場に流す「バザー」が行えるようになった。バザーで売却したアイテムはショップで購入することができるようになるため、調合に希少な材料を必要とするようなアイテムの個数を増やすことができる。

一方の主人公の物語をクリアすると、所持アイテムやグロウブックなどのデータを引き継いだ状態で、最初に選択されなかった主人公の物語を開始することができる。更にそれをクリアすると、両主人公とその仲間たちが合流する最終章(エクストラシナリオ)へと進むことができる。
戦闘

前作と同様に、戦闘には前衛3人、控え3人までの戦闘メンバーが参加し、手番が回ってきたキャラクターの行動をメニューから選択する。細かな仕様の違いはあるものの[注 1]、控えのメンバーを呼び出すことによって交代しつつの攻撃や防御(サポートアクション)を駆使する戦闘システムは、前作から引き継がれている。今作ではモンスターの属性は前作における火氷雷の3種類から地水火風光闇の6種類に倍増し、敵の弱点属性を調べて装備を選択することの重要性が増した。
アクティブコストスフィアバー
グランファンタズム』から前作へと引き継がれていた、キャラクターの行動順序を決定するアクティブコストカードは、アクティブコストスフィアに名称変更された。各キャラクターの行動順序はカードではなくスフィア(珠)によって表されるようになり、バーの上に数珠状に配置され、全体が回転することで各キャラクターに手番が訪れる。名称とレイアウトが変更された以外には基本的に同一のシステム。
ユナイトモード
前作までのバーストモードに該当。敵の弱点属性を突いたりクリティカル攻撃を決めたりすることによってユナイトゲージを溜め、ゲージが一杯になると発動し、攻撃力が向上しサポートメンバーの待機時間が大幅に軽減するといった恩恵を得られる点は前作とほぼ同じ。今作ではユナイトモード中にインティメットストライク、インティメットガード、フィニッシュストライクと呼ばれる3種類の奥義を使うことができる。前作では仲間が戦闘不能になるとバーストゲージが半減するペナルティが課せられていたが、今作では逆に仲間が倒れることで増加していくという仕様の差異がある。
インティメットストライク(連携攻撃)
前作のヴァリアブルストライクに替わって導入された連携攻撃。ユナイトモード中にサポート攻撃からサポート攻撃へ繋げる際、専用の操作を行うことで、サポートメンバー2人による連携攻撃(1人目が敵を空中へ跳ね飛ばし、2人目が大技で追撃をかける)で敵単体に大ダメージを与えることができる。通常のサポート攻撃と比べると威力は絶大だが、使用するとユナイトモードの残り時間を大幅に消費してしまう。
インティメットガード(連携防御)
ユナイトモード中にサポート防御を成功させた際、更にもう1人のサポートメンバーを防御に参加させることで、前衛全体に対する回復や能力上昇効果などといった効果のある強力な防御技を発動することができる。具体的な効果の内容はキャラクターによって異なる。
フィニッシュストライク(必殺技)
前作のフィニッシュバーストに該当する技。ユナイトモード中にサポート攻撃を繰り返すことでフィニッシュゲージが溜まっていき、ゲージが一杯になった時点で、前列の中から必殺技を使用するメンバーを選択することによって発動する。敵単体に甚大なダメージを与えることができるが、使用するとユナイトモードは終了してしまう。
探索

錬金術の調合に使用する材料を採取する採取ポイントでは、今作から新たにスロットマシンや記憶力ゲームなどのミニゲームが追加されており、ミニゲームの結果によって入手できるアイテムの内容や量が変化する。なお、調合によって得られるアイテムにはミニゲームの難易度を下げる効果を持つものも存在する。
調合

アイテムの調合は錬金釜を使った調合に統一され、前作にあったアタノール(反射炉)を使った調合は廃止された。

調合の際にはアトリエの仲間から一人を協力者として選ぶ必要があり、誰を選んだかによって、どのような状況でボーナスやペナルティがあるかといった調合のルールが変化する。また、同じ協力者と調合を繰り返したり、イベントによって仲間との親交が深まっていくと、更に調合のルールが変化する場合もある。
戦闘員養成所

PSP版にのみ登場する、グンナルが作ったダンジョン。入るたびに形が変わり、通常より強い敵が出現するが、進むほどに良いアイテムも手に入っていく。
登場人物
ロゼのアトリエ

ロゼを主人公に選んだ場合のパーティキャラクターたち。ウルリカを主人公に選んだ場合はライバルチームとして登場する。なおロゼの所属するアトリエは、ゲームのメニューなどでは「ロゼのアトリエ」と表記されるものの、劇中では「リリアのアトリエ」と呼ばれる場合もある。
ロゼリュクス・マイツェン (Rozeluxe Meitzen)
- 小野大輔[1]本作の主人公の一人。愛称は「ロゼ」。戦闘技術科に所属する男子で、リリアの従者。寡黙で愛想が悪いが面倒見はよく、その性格も災いしてか、よく周囲のトラブルに巻き込まれる。武器は短剣だがルゥリッヒに渡された指輪の力が発動してからは剣(短剣に光の刃)に変わる。両親は既に他界していて家族は祖父のみで、幼い頃から祖父に鍛えられていたため剣の腕はかなりのもの。その祖父が働けなくなってからはリリアの家に世話になっていた。錬金術に興味はなく、また幼い頃のとある出来事からマナに対して恨みにも似た複雑な感情を抱いている。入学初日に自分を転ばせておいて謝ろうともせず、またマナを溺愛するウルリカのことを「馬鹿娘」と呼んで疎んじている。超必殺技は背中に翼を出現させて高速で飛翔しつつ、光線や光の刃による連続攻撃を見舞う「マナを根絶するモノ」。
リリアーヌ・ヴェーレンドルフ (Liliane Vehlendorf)
声 - 佐藤利奈[1]愛称は「リリア」。錬金術科所属の女子。ロゼが幼少の頃より従者として仕えている主人であり、ロゼからはお嬢様と呼ばれている。ロゼに対して異性としての好意を抱いており、ロゼと離れるのが嫌だったために、自分だけが入学する予定だった学園に彼を無理矢理入学させた。もっとも自分の想いを伝えることはうまくいっておらず、つい本心とは別の言動を取ってしまったり、あらぬ想像(妄想)を逞しくして的外れな態度で接してしまうなどして、その関係は空回り気味。なお、小さい頃から「ロゼリュクス」という名前を噛んでしまっていまだに言えない。なにかと自分に突っかかってくるウルリカのことを「田舎娘」と呼び、対抗意識を持っている。また、ぷにぷにに対してフェティシズム的な執着を持っており、それが高じて騒動を起こしたりもする。胸が小さいことは自覚しているようで指摘されると怒る。ヴェーレンドルフ家はアルレビス学園の重要出資者のひとりで、資金力を背景にしてマルータ理事長に圧力をかける場面もある。
ウィム (Wuim)
声 - 門脇舞以[1]リリアの家の頭首と代々と契約しているマナの女性。普段はメイドの格好をしているが、少しドジな所がありメイドとしての能力は低め。いつも余計な一言が多いせいでリリアにお仕置きされている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:58 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef