(地域の旗)(地域の紋章
公用語ポルトガル語
主都フンシャル
最大の都市フンシャル
政府
共和国代表イレネウ・カブラル・バレット(ポルトガル語版)
自治政府主席ミゲル・アルブケルケ(英語版)
面積
総計741km2(N/A)
水面積率不明
人口
総計(2016年)289,000人(N/A)
人口密度390人/km2
自治化1976年
通貨ユーロ(EUR)
時間帯UTC±0 (DST:+1)
ISO 3166-1不明
ccTLD.pt
国際電話番号351
マデイラ諸島(マデイラしょとう、ポルトガル語: Arquipelago da Madeira)は、北大西洋上のマカロネシアに位置するポルトガル領の諸島である。ポルトガルの首都リスボンから見て南西に約1000キロメートルの北緯32度22分20秒から北緯33度7分50秒、西経16度16分30秒から西経17度16分39秒に位置する。緯度としてはモロッコのカサブランカと同じぐらいである。政治的主体としての名称はマデイラ自治地域(ポルトガル語: Regiao Autonoma da Madeira)。
同諸島の主島であるマデイラ島についても本項で記述する。 最初に発見したのはフェニキア人とされ、古代ローマ時代からその存在を知られていたが1419年、ポルトガル船がポルト・サント島に漂着し、翌年ポルトガルから植民が行われた。一時期サトウキビ栽培が黒人奴隷の移入によって行われた。また、アントニオ・サラザール政権下をはじめ、ポルトガル政府の流刑地でもあった。1974年にカーネーション革命で独裁体制(エスタド・ノヴォ)が倒れ左右の政治勢力の争いが始まると、右派民兵組織のマデイラ諸島解放戦線が登場し、テロ活動を行ったが、ポルトガルの民主化とその後の自治地域設定により、解消へ向かった。 現在はポルトガルの自治州となっており、マデイラ・ワインを産することでも知られる。無人島は鳥の保護区となっている。オーストリア=ハンガリー帝国最後のオーストリア皇帝およびハンガリー王であったカール1世(Karl I.)は退位後、この島で亡命生活を送り、1922年に肺炎で死去した。なお、マデイラ島の照葉樹林は1999年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録され、2011年にサンタナ
歴史
世界的なサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドの出身地としても知られている。また、同州の主席は1978年よりアルベルト・ジョアン・ジャルディンが務めているが、彼はマデイラ諸島の独立を促す発言をたびたび行い、ポルトガル本土から警戒されている。また、ロバート・ゴダード(Robert Goddard)の小説『千尋の闇』(ちいろのやみ、Past Caring 1986年)の舞台にもなっている。
地理マデイラ諸島。
火山群島で玄武岩からなる台地状の4つの島々、住民が住むマデイラ島、ポルト・サント島と無人のデゼルタス諸島、セルヴァージェンス諸島(ポルトガル語版)(葡: Ilhas Selvagens、英: Savage Islands)からなる。中心都市は、首都でもあるマデイラ島のフンシャルで、およそ140,000の住人がいる。 マデイラ島は同諸島最大の島で741平方キロメートル(日本の奄美大島とほぼ同じ大きさ)、東西に長い形をしている。最高峰はルイボ山(1,862メートル)であり、山塊および高原も多いが、その間に風化や侵食により形成された丘と谷があり、地形に起伏が多い[1]。
マデイラ島