マツブサ科
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マツブサ科

(上) 1a. Illicium henryi の花
(下) 1b. チョウセンゴミシの雌花
分類

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
:アウストロバイレヤ目 Austrobaileyales
:マツブサ科 Schisandraceae

学名
Schisandraceae Blume (1830)[1]
タイプ属
マツブサ属 Schisandra Michx. (1803)[2]
シノニム


シキミ科 Illiciaceae (de Candolle) A. C. Smith (1947)

サネカズラ科 Kadsuraceae Radogizky (1849)

英名
star anise family[3]



シキミ属 Illicium

サネカズラ属 Kadsura

マツブサ属 Schisandra

マツブサ科(マツブサか、学名: Schisandraceae)は、被子植物アウストロバイレヤ目に属するの1つである。直立またはつる性木本であり、精油を含む。は両性または単性、らせん状に配置した多数の花被片萼片花弁の分化は不明瞭)と雄しべをもつ(図1)。雌しべは離生し、果実は集合性の袋果または液果となる。

北米南東部と東アジアから南アジアに隔離分布している。3属(シキミ属サネカズラ属マツブサ属)、約80種が知られる。シキミ属を別科(シキミ科)に分けることが多かったが、2020年現在ではふつうマツブサ科としてまとめられている。
特徴

常緑性または落葉性木本であり、直立 (低木?高木) またはつる性 (藤本)[3][4][5][6] (下図2a, b)。材は散孔材 (道管は散在)、道管は階段穿孔、網状穿孔または単穿孔をもち、チロースが存在する[5][6]。髄は均質だが中央部の細胞の細胞壁は薄い[5][6]師管色素体はS-type (デンプン粒を含む)。節は1葉隙1?3葉跡性[3][4][5][6]互生し、しばしば枝先にまとまってつく[3][5][6] (下図2c)。単葉葉縁は全縁または鋸歯があり、葉柄をもち、托葉を欠く[4][5][6] (下図2c)。葉にはふつう腺点がある[3][5][6]葉脈は羽状[3]気孔は不規則型または平行型[5][6]。植物体は精油細胞や粘液細胞、星状厚壁異形細胞をもつ[3][7]。四環トリテルペンをもつ[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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