マツダ・MAZDA3
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この項目では、2019年以降発売のモデルについて説明しています。それ以前のモデルについては「マツダ・アクセラ」をご覧ください。

MAZDA3

概要
製造国 日本, メキシコ, タイ, 中国,  ベトナム
販売期間2019年-
ボディ
ボディタイプ4ドアセダン
5ドアファストバック
駆動方式前輪駆動 / 四輪駆動
系譜
先代マツダ・アクセラ
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MAZDA3(マツダ・スリー、一部媒体で「マツダ3」の表記あり[1])は、マツダが製造・販売するCセグメント乗用車である。

2003(平成15年)年から日本国内で「アクセラ」の名称で販売されていた車種の後継モデルであるが、本モデルよりグローバルでのモデルネームである「Mazda3」の名称を世界共通で用いる。このため本項では2019年(令和元年)発売モデルを便宜上「日本国内初代」と表現するが、グローバル向けつまりアクセラからの通算としては「4代目」に当たる。
4代目(通算13代目) BP系

MAZDA3
BP5P/BPFP/BPFJ3P/BP8P/BPEP型
ファストバック
(日本仕様車)


概要
製造国 日本広島県),
メキシコサラマンカ),
タイラヨーン),
中国南京),
 ベトナム(クアンナム)
販売期間2019年-
設計統括別府耕太
デザイン土田康剛
ボディ
乗車定員5人
ボディタイプ4ドアセダン
5ドアファストバック
エンジン位置フロント
駆動方式前輪駆動(2WD車)
四輪駆動:(4WD車)
パワートレイン
エンジンP5-VPS型:
1,496cc 直列4気筒 直噴DOHC
PE-VPS型:
1,997cc 直列4気筒 直噴DOHC
HF-VPH型:
1,997cc 直列4気筒 直噴DOHC
S8-DPTS型:
1,756cc 直列4気筒 直噴DOHCディーゼルターボ
モーターMJ型 交流同期電動機(e-SKYACTIV G 2.0搭載車)
MK型 交流同期電動機
(e-SKYACTIV X搭載車)
最高出力エンジン
P5-VPS型:
82kW (111PS)/6,000rpm
PE-VPS型:
115kW (156PS)/6,000rpm
HF-VPH型:
132kW (180PS)/6,000rpm
S8-DPTS型:
85kW (116PS)/4,000rpm
モーター
MJ型:5.1kW (6.9PS)/1,800rpm
MK型:4.8kW (6.5PS)/1,000rpm
最大トルクエンジン
P5-VPS型:
146N・m (14.9kgf・m)/3,500rpm
PE-VPS型:
199N・m (20.3kgf・m)/4,000rpm
HF-VPH型:
224N・m (22.8kgf・m)/3,000rpm
S8-DPTS型:
270N・m (27.5kgf・m)/1,600-2,600rpm
モーター
MJ型:49N・m (5.0kgf・m)/100rpm
MK型:61N・m (6.2kgf・m)/100rpm
変速機6速AT (6EC-AT)
6速MT(ファストバックのみ)
サスペンション
マクファーソンストラット式
トーションビーム式
車両寸法
ホイールベース2,725 mm
全長4,460 mm(ファストバック)
4,660 mm(セダン)
全幅1,795 mm
全高1,440 mm(ファストバック)
1,445 mm(セダン)
車両重量1,320 - 1,510 kg
系譜
先代(3代目)アクセラ
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2018年11月28日に世界初公開[2]、同年のロサンゼルスオートショー及び翌年の東京オートサロンでお披露目となり[3]、2019年5月24日に日本国内で販売開始[注釈 1][4]。アクセラのラインナップを踏襲しているが、それまで「スポーツハッチバック」として販売されていたモデルは「ファストバック」と称された。

CX-5から始まった“魂動”デザインを深化させた、マツダの次世代商品群の第1弾として位置づけられており、マツダ自身が用いた「引き算の美学」というキーワードの下、エクステリアデザインはボディ側面に入れられることが多いキャラクターラインを極力排除し、面の変化で質感を表現している。ファストバックとセダンではデザインの方向性が異なっており、ファストバックは「色気のある塊」というデザインテーマに基づき、曲面の抑揚だけで動物が持っている下半身の大きな塊を表現したものとなった一方で、セダンは「凛とした伸びやかさ」というデザインテーマに基づき、前後フェンダーにキャラクターラインを入れるなど、水平基調を強めたデザインとなっている[5]

走行性能・乗り心地を向上させた新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」を初めて全面採用し、人間の持つバランス能力を最大限に引き出すことを追求し、シート、ボディ、シャーシを基本から徹底的に改善した[6]

日本向けのパワートレーンは大きく分けて4種類。3代目アクセラにも採用された1.5L直列4気筒直噴DOHCガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」(P5-VPS)、CX-3に搭載されているものと同型の2.0L直列4気筒直噴DOHCガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」(PE-VPS)、同じくCX-3に搭載されているものと同型の直列4気筒直噴DOHCディーゼルターボ「SKYACTIV-D 1.8」(S8-DPTS)をラインナップする。

火花点火制御圧縮着火(SPCCI)を実用化したガソリンエンジンである「SKYACTIV-X 2.0(後述の一部改良後、現在はe-SKYACTIV Xに改称)」(HF-VPH) もラインナップされる。当該機種は、東芝二次電池「SCiB」を採用したマイルドハイブリッドシステム「M Hybrid」(エムハイブリッド)[注釈 2]を採用している[8]。マイルドハイブリッド車は他からやや遅れて2019年12月5日に投入された[9]。「M Hybrid」はAT車だけでなく、MT車にも搭載される。

セダンは、販売開始時点で「SKYACTIV-G 2.0」と「SKYACTIV-D 1.8」の2種類のみであった(2019年12月5日に「SKYACTIV-X 2.0」モデルが、2020年5月21日に「SKYACTIV-G 1.5」モデルが順次追加)。日本国外向けには2.5L直列4気筒直噴DOHCガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」も用意される。

トランスミッションは、全車とも6速オートマチックの「SKYACTIV-DRIVE」が搭載され、ファストバックの1.5Lガソリンの2WD車と2.0Lガソリンの2WD車、2.0Lマイルドハイブリッドには6速マニュアルの「SKYACTIV-MT」も設定される。セダンは全グレードAT車のみである。

サスペンションはフロントは先代に引き続きマクファーソンストラット式を採用する[10]が、リアは自然な運転感覚を重視してトーションビーム式を採用した[10][11]

日本向けのグレード構成は、2.0Lガソリンエンジン車「20S」、1.8Lディーゼルターボ車「XD」(クロスディー)、1.5Lガソリンエンジン車は「15S」と「15S Touring」の2グレード、2.0Lマイルドハイブリッド車「X」は「PROACTIVE」、「PROACTIVE Touring Selection」、「L Package」の3グレードが基本で、ファストバック車のみ、赤レザーを採用した専用の最上級グレード「Burgundy Selection」 が設定される。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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