マッスルガール!
ジャンルテレビドラマ
企画志村彰、黒岩利之、竹園元
脚本村上桃子
『マッスルガール!』は、毎日放送(MBS)制作で2011年4月からTBS系列で放送されていたテレビドラマ。 病死した父親に代わり、経営難で解散危機に陥っている弱小女子プロレス団体の社長となった女性が建て直しを図るべく、偶然出会った韓国の人気スターや所属レスラーたちと力を合わせ、強豪プロレス団体に勝負を挑むスポーツコメディ。市川由衣は本作が民放の連続ドラマ初主演で、FTISLANDのボーカリスト、イ・ホンギは本作が日本のドラマ初出演となる[1][2]。プロレスのシーンでは、女子プロレス団体・アイスリボンとJWP女子プロレスが全面協力する。 制作局の毎日放送では、2011年4月の番組改編で『S☆1』(TBS系列全国ネットのスポーツニュース)土曜版に新設されたローカル差し替え枠で当番組を放送するため、同番組のネットを24:30で飛び降りる。 キャッチコピーは、「イケメン MEETS 女子プロレス」。 2011年9月2日にDVD-BOXが発売。 病死した父親に代わって、弱小女子プロレス団体「白鳥プロレス」の社長となった白鳥梓は、団体を存続させるために奮闘するが、経営難で解散の危機に陥ってしまう。そんな中、試合当日にレフェリーの吉田が辞表を残して失踪してしまう。困った梓は牛丼店で吉田と間違えて声をかけた韓国人青年、ユ・ジホに頼んで、即席レフェリーを務めさせる。だがキム・チゲと名乗ったジホが韓国の人気スターだということを、この時の梓は知らなかった。一度は「白鳥プロレス」の解散を決めた梓だったが、家族同然でもある所属レスラーたちのために、「白鳥プロレス」を存続させることを宣言。ライバルのプロレス団体「青薔薇軍」の社長・郷原に1000万円の借金を返済するために、3ヵ月後に開催される「全日本マッスルガール杯(カップ)」で優勝することを誓う。
概要
あらすじ
キャスト
主人公
白鳥梓 - 市川由衣
亡き父親の跡を継ぎ、女子プロレス団体「白鳥プロレス」社長となり、団体再建のために奔走する。ラリアットなどのプロレス技が強い。白鳥プロレスのレスラーたちと、ジホのためにスンジャの行方を捜すのを手伝い、偶然出会ったスンジャとジホを会わせた。「マッスルガール杯」でまいが優勝したおかげで、その賞金で借金を完済し、「白鳥プロレス」を存続させることができた。
ユ・ジホ - イ・ホンギ(FTISLAND)
韓国の人気スター。日本での芸能活動開始の記者会見当日に「オフィス黒金」の事務所を抜け出して、スンジャの行方を捜し始めるが、牛丼店で梓に吉田と間違えて声をかけられ、「白鳥プロレス」の即席レフェリーとなる。梓たち白鳥プロレスの人たちには、キム・チゲと偽名を名乗っている。スンジャと韓国に帰り、再び一緒に暮らしたいと思っているため、芸能活動には未練がなく、白鳥プロレスにとどまり、梓たちの協力を得ながらスンジャの行方を捜している。しかし黒金に再三連れ戻されそうになるが、梓やレスラーたちに助けられる。その後、偶然スンジャと出会った梓に、スンジャが入院している病院に連れられて再会することができた。「マッスルガール杯」でのまいの優勝と「白鳥プロレス」の存続を見届け、スンジャと韓国に帰国し、芸能活動を再開。
白鳥プロレス
須藤つかさ - 山本ひかる
現役女子高校生レスラー。レスラー歴3年。両親との不和で15歳の時に家出し、洋平に声をかけられ、プロレスを始める。テーピングが得意。
向日葵 - 赤井沙希
ヒールレスラーで、リングネームは「ビッグデビル」。必殺技はデビルスペシャル。プロレスが好きで、みんなを楽しませたいという気持ちから「白鳥プロレス」に入門。まいに憧れているが、ヒールでいることが嫌になっていた。「白鳥プロレス」を潰すべく、郷原と内通していて、一時期「青薔薇軍」に移り、「ビューティー向日葵」のリングネームで試合をしていた。だが、ビッグデビルのファンだという少年と出会い、ヒール役の自分にも応援してくれるファンがいることを知り、さらに洋平がヒールを与えた真意を梓から聞かされ、「白鳥プロレス」に戻る。
星薫 - 志田光(アイスリボン)
暴れ馬のプロレスラー。向日葵が「青薔薇軍」に移った際、まいの指示で「デス・スター」のリングネームでヒールに転向させられそうになったが、上手くいかなかった。
魚沼まい - 亜耶バネッサ
レスラー歴7年。所属レスラーのリーダー格。学生時代から梓の恋愛相談にのっている。「マッスルガール杯」の白鳥プロレス代表選手となるが、スカルの運転するバイクにはねられて膝を痛める。それでも「白鳥プロレス」を救い、借金のカタに「青薔薇軍」に渡していたジホのネックレスを取り返すために「マッスルガール杯」に出場し、優勝する。
白鳥洋平 - 越中詩郎(回想のみ)
「白鳥プロレス」創設者、梓の父親。
青薔薇軍
郷原光司 - 水上剣星
プロレス団体「青薔薇軍」社長。元は「白鳥プロレス」に所属していた。事業拡大を図るため、「白鳥プロレス」を潰そうと目論んでいる。
スカル杏子 - こいけけいこ
「青薔薇軍」所属のプロレスラー。元は「白鳥プロレス」に所属していた。「マッスルガール杯」で「青薔薇軍」代表選手として出場し、大会前にバイクでまいをはねて怪我を負わせたり、隠し持っていた凶器でまいの膝を攻撃する反則行為を行う。