この項目では、スパイダーマンシリーズの悪役について説明しています。その他の項目については「スコーピオン」をご覧ください。
スコーピオン
出版の情報
出版者マーベル・コミック
初登場『アメイジング・スパイダーマン』第19号(1964年12月)
クリエイタースタン・リー
スティーヴ・ディッコ
作中の情報
フルネームマクドナルド・"マック"・ガーガン(MacDonald "Mac" Gargan)
所属チームマスターズ・オブ・イーヴル
スコーピオン (Scorpion)は、スパイダーマンシリーズに登場する代表的なヴィランのひとり。強力なサソリ型のバトルスーツとパワフルな尻尾を駆使して戦う。
初代
原作漫画詳細は「en:Mac Gargan」を参照
本名は、マック・ガーガン(MacDonald "Mac" Gargan)。
元々は落ちぶれた私立探偵だった。ピーター・パーカーが常にスパイダーマンの写真を撮れる秘訣を知りたかったデイリー・ビューグル発行人、J・ジョナ・ジェイムソンは、調査料が非常に安いことからガーガンにピーターの尾行を依頼した。しかし、尾行は失敗してしまい、ジェイムソンは新たな計画を思いつく。それは、動物変異の原因を発見したファーリー・スティルウェル博士の協力を得て、スパイダーマンよりも強力な人間を作ることだった。ジェイムソンから1万ドルを受け取ったガーガンは実験の被検体となることを承諾し、放射線と科学的処置を幾度となく受けた。その結果、彼は自然界におけるクモの敵・サソリ(スコーピオン)のパワーを手に入れたのであった[1]。
スパイダーマンの2倍もの攻撃力を得たガーガンは、スパイダーマンを2度も打ちのめした。しかし、後援者であったジェイムソンは世間体を気にして自分との距離を置き始めた。その事に強い憎しみを覚えた彼は、ジェイムソンを襲撃しようとするのだったが、床にウェブを貼り巡らされて身動きが取れなくなり、背後から尻尾を引き剥がされて3戦目にしてとうとうスパイダーマンに敗北するのであった。
この件以降も、スパイダーマンとジェイムソンを倒すためだけに生きているガーガンは何度も2人の前に立ちはだかることになる。
1965年発行のアメイジング・スパイダーマン第20号でスコーピオンとしての初登場を果たし、グリーンゴブリンやドクター・オクトパスと並んでスパイダーマンを代表する悪役の一人として、度々スパイダーマンの前に立ちはだかってきた。
2005年発行の『Marvel Knights: Spider-Man』第9号からは、ヴェノムの宿主となって、スパイダーマンやアベンジャーズの面々を苦しめた。また、2009年発行の『Dark Avengers』第1号では、ノーマン・オズボーンの指示を受けて偽スパイダーマンとなったこともある。
2005年発行の『Marvel Knights: Spider-Man』第10号においては、グリーンゴブリンと共に中心となってシニスター・トゥエルブを結成している。
その後シンビオートを失い、2011年発行のアメイジング・スパイダーマン第652号からはアリスター・スマイス(英語版)の協力を得て手術を行い、再びスコーピオンとして活動している。
アニメ映画2018年公開の『スパイダーマン:スパイダーバース』に登場[2]。ホアキン・コシオが声を担当。吹き替えは三宅健太が担当した。ウィルソン・フィスク/キングピン の部下として登場し、スパイダーマンを執拗に追い詰める活躍を見せた。
アニメ
1960年代のアニメ『スパイダーマン』ではカール・バナスが声を担当。
『スパイダーマン&アメイジング・フレンズ』ではニール・ロスが声を担当した。