マチ★アソビ
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マチ★アソビ
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イベントの種類一般イベント
開催時期年2回(春[注 1]、秋)
2011年までは冬を含めて年3回)
初回開催2009年10月10日?12日
会場徳島県徳島市
主催各回で異なる
企画制作ufotable(vol.1 ? vol.21)
スタジオマウス(vol.22 ?)[注 2]
来場者数1万2000人(vol.1)[1]
8万4000人(vol.20)
最寄駅徳島駅
駐車場無
公式サイト
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マチ★アソビは、アニメゲームなどのエンターテインメントが集う総合イベント

開催場所は徳島県徳島市
概要

初回開催は2009年10月。主催は徳島県が入ること以外は各回ごとに違うが、Vol.2より「アニメまつり実行委員会(徳島県観光政策課内)」が主催に入っている。

企画・プロデュースは、2009年4月に開設されたufotable徳島スタジオ (ufotable TOKUSHIMA) がVol.1からVol.21まで務めた。Vol.22からはufotableの企画・プロデュース辞退に伴い、急遽、Vol.1から参加していた音響制作会社スタジオマウスにより企画・プロデュースが行われ、ufotable徳島スタジオは協力という形での参加となる。Vol.23からはプロデュースを行う委託事業者を公募することなり、Vol.22と同様にスタジオマウスがプロデュースを担当、ufotableは施設提供などの協力企業としての参加となる[2][3]

元々はufotable代表の近藤光が阿波おどりアニメポスターの製作を徳島市観光協会へ提案したところ、それが契機となってイベントも協力することになった経緯がある。[4]「マチをアソビつくす」ことをテーマとしており、大都市や他の地方都市ではできない徳島の地理・魅力を活用した企画が実施されている。特定のコンテンツに偏重せず、毎回多様な業界人が参加しているのも特徴で、所謂アニメツーリズムの中でも珍しいイベントである。マチとは徳島駅周辺を現す県民ローカルワードであり[要出典]、会場は駐車場やライブ会場のハンデがありながらもあえて眉山山頂や新町川周辺に設定されている。これは近藤光の「昔のようにマチに人々があふれるにぎわいをとりもどせたら」という思いが込められている[1]

2011年のvol.7より、毎年秋に「ニュータイプアニメアワード」(Newtype×マチ★アソビ アニメアワード)が開催されている。そのため秋の回には、Newtype編集部と徳島県にぎわいづくり課を中心とした「アニメ映画祭実行委員会(徳島県にぎわいづくり課内)」が主催に入る。多くがNewtype読者層からの投票のため、受賞作品はほとんどが主催するNewtypeが特集するアニメ作品で埋められることが多いが、元々本イベントは公式的な栄誉を授与する場とはしておらず、あくまでイベントの企画の一つという立場を取っている。大局的には東京アニメアワードを意識した内容作りを心がけているものの、基本的にNewtypeが特集するアニメ作品から選考されるプロモーションの場とされている。エントリー応募の後に正式な審査が成される東京アニメアワードと違い、エントリー募集は行われておらず、設定された期間中の放映作品全てから主催側が独自に選定している。エントリーされていない作品への投票も可能である。受賞者にはグッドスマイルカンパニーがプロデュースするトロフィーが飯泉嘉門徳島県知事など徳島行政関係者から授与され、記念手形を取ることになる。記念手形はufotable CINEMAなどへ展示される[5][6]

2012年5月14日、マチ★アソビを円滑に開催し、徳島の新たなにぎわいと地域文化の創造、地域経済の活性化に寄与することを目的とする「NPO法人マチ★アソビ」[7]を設立。代表は近藤光。この法人はvol.9からvol.21まで主催法人のひとつとして参加していた。

2013年より、「マチ★アソビ」の番外編として「ぷち★アソビ」が毎年2月?3月に開催される。「マチ★アソビ」が20?30代をターゲットにしたアニメイベントであるのに対し、同イベントでは幅広い世代の集客を目指し、「家族で遊べる」をコンセプトにさまざまな催しを行う[8][9]

2014年2月、地方の疲弊をはね返そうと取り組む団体を地方新聞社と共同通信社のネットワークで取り上げ、エールを送ろうと設けられた「第4回地域再生大賞」にて、マチ★アソビを主催する「アニメまつり実行委員会」が「優秀賞」を受賞した[10][11]。6月には、徳島県内外の各界、各分野で優れた業績を収め、社会に貢献した個人や団体を顕彰する「第50回徳島新聞賞」にて、徳島県への功績が著しい県内外の個人に贈る「特別賞」をufotable代表の近藤光が受賞した[12][13]

2017年8月、アニメツーリズム協会が全世界の日本アニメファンを対象に、2016年7月から行なわれたWeb投票の結果をもとに決定される『2018年版 日本のアニメ聖地88』にイベントとして「マチ★アソビ」が選ばれ[14][15]、2018年10月に『2019年版 日本のアニメ聖地88』でも同じく選ばれた。

春の回については、2014年以降はGW期間中の県内主要観光施設の観光者数において、本イベントが最も観光者数が多い。

2017年に開催されたvol.19(秋の回)において来場者が買い物などで使った金額は約9億5000万円となり、徳島県内への経済波及効果は約7億3000万円にのぼる。来場者の年代は、20代が41.4%となり最も多く、県外から訪れる人は57.9%であった。52.2%が4回以上訪れたことのあるリピーターであり、次回以降も参加したいという回答は94.2%と高い満足度でリピーターを獲得している。このことから徳島県は、「マチ★アソビが徳島県内の経済活性化に一定の成果を上げている」と分析している[16]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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