マスターチーフ
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この項目では、ビデオゲームの登場人物について説明しています。アメリカ海軍の階級であるマスター・チーフ・ペティ・オフィサー(en:Master Chief Petty Officer)については「最先任上級兵曹長」をご覧ください。

マスター・チーフ
Master Chief
生誕2511年
軍歴2517年9月23日 -
最終階級マスターチーフ・ペティオフィサー・オブ・ネイビー
指揮スパルタン小隊、UNSC海兵隊 など
戦闘惑星リーチ攻防戦
アルファ・ヘイローの戦い
地球攻防戦
アークでの戦い
勲章コロニアル十字勲章 ほか
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マスターチーフ
Master Chief
本名John - ジョン
別名義John-117 - ジョン117
生年月日2511年
出生地エリダヌスII
身長2m
血液型不明
職業軍人特殊部隊
主な作品
Halo: Combat Evolved』 - 『Halo 2』 - 『Halo 3』 - 『Halo 4』 - 『Halo 5: Guardians』- 『Halo Infinite
備考
身体データは『Halo 3』リファレンス・ブックによるもの。
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マスターチーフ・ペティオフィサー ジョン117(Master Chief Petty Officer John-117) つまりマスター・チーフ(Master Chief)は、HALOシリーズに登場する架空の人物で、主人公プレイヤー・キャラクター特殊部隊隊員、XboxXbox 360マスコットキャラクターである。身長2m、体重130kg。

オリジナル(英語)音声でのヴォイスアクターはスティーヴ・ダウンズ(英語版)が演じる。

日本語音声による吹き替えでは、谷昌樹(オリジナル・トリロジー、『Halo 4: Forward Unto Dawn』)、小山力也(『Halo 4』から)が担当。

ゲーム本編では単に「チーフ」と呼ばれるが、本名はジョンである。これは『Halo 3』の最後で明らかにされるが、『Halo 3』の公式サイトでは発売日前に暴露されていた。国外で出回っている『Halo: The Fall of Reach』などの小説類ではこれよりも早く本名が明らかになっていた。

ちなみに、テレビゲームのキャラクターという性格上、本記事の画像は全てコスプレである為細部が異なる場合がある。
概要
アメリカでのマスター・チーフ

マスター・チーフ(以下『ジョン』)はアメリカ本土において非常に有名なキャラクターである。アメリカにおける彼のキャラクターとしての立ち具合はマリオソニック・ザ・ヘッジホッグララ・クロフトに並ぶといわれており[1]、マダム・タッソーの蝋人形にもなった[2]。HALOシリーズそのものが全世界で2480万本を売り上げる人気作品であるため、その主人公であるチーフも当然注目を浴びている。しかしながら、Kotakuの評論家たちはジョンのことをあまり評価していない。彼らによれば、ジョンはパワードスーツを装着して高い戦闘能力を保持するものの、あまりに無口であり外見的特長に欠けている[3]ため、スーパーヒーローとしてあまりにも地味だとのこと(ジョンはスパルタンIIと呼ばれる特殊部隊隊員であるため、同じような外見をした仲間が沢山いる)。

基本的にクールであり、無口で感情を出さない。あらゆる火器装甲戦闘車両および航空機の操縦法に精通し、戦いを知り尽くしており、最強の兵士の名に相応しい人物。

素顔や経歴がよく解らないという設定が災いしてか、実写映画版の『HALO』では登場出来ないといわれていた[4]。なお、TVCM『Starry Night』(『星月夜』)では、幼少時代ではあるが彼の素顔が確認できる。
『Halo 3』の発売日にてジョンは『Halo 3』発売日当日、ニューヨーク・タイムズスクエアNASDAQビル前に出現。取引終了の鐘を鳴らした。Halo 3』の発売日には、ジョン本人がビル・ゲイツとともに『Halo 3』の販売を行った。

Halo 3』の発売日にはチーフが全世界で出没した[5]。「公式な」イベントとしてはまず、ソフト発売日の夕方にニューヨーク証券取引所に出現し、バンジースタジオマイクロソフトのスタッフたちと共にその日の証券取引の終了を合図する鐘を鳴らしたという。これはテレビゲームのキャラクターとしては異例のことといえる。

また、「非公式」なイベントとして、マサチューセッツ工科大学(MIT)の生徒によるいたずらがある。彼らはハーバード大学にある、設立者ジョン・ハーバードの銅像をマスターチーフにしてしまったのである(たんにヘルメットを被せただけとも言われる)。更にチーフ愛用のMA5アサルト・ライフルまで再現するなど、芸も繊細であった。[6]
コルタナとの関係

ジョンのことを説明する上で、AIのコルタナ(en:Cortana)は欠かせない存在である。彼女はシリーズにおいてジョンと同調し、常に進むべき道に導いてくれる存在である。シリーズが進むに連れて2人の関係は親密になり、『Halo 2』後半辺りからは、2人が恋人であるかのようなイメージを漂わせているが、現時点では真相は不明。これに関してバンジースタジオのスタッフたちは、ジョンとコルタナの関係はユーザーたちの判断に任せる方針を採っている模様(『Halo 3』の特典映像『メイキング・オブ・ヘイロー3』より)。なお、スタッフの一人は「コルタナはチーフの守護天使」だと述べている。
海兵隊員から見たジョン

ジョンは単独でも驚異的な戦闘能力を持つが、先導者としてUNSCの海兵隊と行動を共にすることも多い。そして、彼らの多くはジョンを見て「思ったより背が高い」などと述べる。また、状況によっては「逢えて良かった」(?嬉しい / ?光栄です)と言う者も数多い。一方、ジョンを含みスパルタン部隊は惑星リーチで全滅したと知らされた海兵隊員も数多く、ジョンを見て驚く隊員も多数存在する。ただ『4』以降、あまりにも俗人とかけ離れた英雄であるため「思うまま行くだけで命令はできない」という不文律が強く出回っているようである。
コヴナントから見たジョン

コヴナント側から見れば、スパルタン部隊は通常の海兵隊に比べて遥かに排除が困難であるため、畏怖の対象となっていたようだ。更にジョンは(コヴナントから見て)聖なるリング「ヘイロー」を破壊したために「悪魔」と呼ばれている。コヴナント側でもマスターチーフという階級名は掴んでいたものの、悪魔という名称が一般化している。
ジョンの年齢

Xbox 360のソフト『Halo Wars』のタイムラインによると、2517年8月17日にキャサリン・ハルゼイ博士によって最有望候補者の少年「ジョン」が極秘裏に徴用されている。当時ジョンは6歳。そして2552年8月30日にキース艦長率いる戦艦オータムが惑星リーチを脱出。戦艦オータムには、惑星リーチを生き延びた唯一のスパルタン「ジョン」が同乗していた(『Halo: Combat Evolved』では、物語はここから始まっている)。この時点でジョンは、41歳と思われる。ただしスパルタンは度々コールドスリープを施されるため、肉体年齢は一致しない。
ミョルニル・アーマー(MJOLNIR Armor)

Haloジョンが常に着用しているパワードスーツの一種である。『Halo』の時点ではMark Vで、『Halo 2』から新型のMark VIにバージョンアップする。また、『Halo 5: Guardians』以降、マイナーチェンジ版のMark VI Gen2となる。北欧神話に登場する最強の戦槌ミョルニルから名付けられた。
概要

SPARTAN-IIプロジェクトに於いて、コヴナントとの戦闘を前提に設計された最先端の戦闘服である。気密式で、宇宙服も兼ねている。着用時の重量は0.5トン[7]。開発者はUNSCのキャサリン・エリザベス・ハルゼイ博士である。
防衛機構

装甲は特殊合金の多層構造で、表面はエネルギー兵器を拡散するコーティングが施されている。装甲内部にはジェル層があり、衝撃を吸収するため、作中で2000m以上の高さから落ちても無傷だった。

全身を包むエネルギーシールドは、銃弾・プラズマ兵器・ビーム兵器・打撃のいずれに対しても完全な防御を行う。キャパシティには限界があるが、しばらく安定した状態が続けば、再び完全な状態まで回復できる(オート・リチャージ)。

戦闘補助機構

ある種のパワーアシストがあり、60tの重量があるスコーピオン戦車を一人でひっくり返せる力がある。


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