マスコミ四媒体(マスコミよんばいたい)とは、広告媒体のうちのマスコミ(マスコミュニケーション)の主要な4つのメディア(媒体)の総称。4つとは、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ[注釈 1]である。
主要四媒体、四大メディア、四マスメディアとも呼ばれる。このうち、新聞・雑誌を印刷媒体、ラジオ・テレビを電波媒体として、両者を区別することもある。なお、フリーペーパー類やインターネットラジオはマスコミ四媒体には含めないのが一般的である。 マスコミ四媒体はテレビの普及から長きにわたって、他の媒体[注釈 2]とは桁違いに規模の大きい、主要な広告媒体として機能してきた。しかし近年では、これらの従来的なメディアの退潮と、新しいメディアであるインターネットの台頭に伴い、広告におけるマスコミ四媒体の圧倒的な優位性にはかげりが見られる。 電通が2009年2月23日に発表した「2008年(平成20年)日本の広告費」では、日本の総広告費に占めるマスコミ四媒体の割合は49.3%に落ち、初めて50%を切った。さらに2019年の統計[1]では37.6%と4割を割り込んでいる。
概要
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 電通による統計では、衛星メディアは2013年までは四媒体とは別枠、2014年よりテレビの内数として集計されている。
^ 屋外広告、ダイレクトメールなど。
出典^ “2019年 日本の広告費
参考文献
電通総研・メディア開発綜研 編 『情報メディア白書2009』 ダイヤモンド社 ISBN 978-4-478-00807-2
蔵本賢・林孝憲 『図解入門 業界研究 最新 広告業界の動向とカラクリがよくわかる本』 秀和システム ISBN 978-4-7980-2104-1
通商産業省『特定サービス産業動態統計調査』(長期データ)