マジック・マイク
Magic Mike
監督スティーヴン・ソダーバーグ
脚本リード・カロリン
『マジック・マイク』(Magic Mike)は、スティーヴン・ソダーバーグ監督、チャニング・テイタム、アレックス・ペティファー、マット・ボマー、ジョー・マンガニエロ、マシュー・マコノヒー出演による2012年のアメリカ合衆国の映画。男のストリッパーの恋が描かれている。 マイク・レーンはオーダーメイド家具屋を開業するために、数多くの仕事を掛け持ちしていた。その一つが、Xquisite Strip Clubという男性ストリップクラブの看板ストリッパーだった。このクラブのオーナーは、ストリップクラブの「帝国」を作るという夢をもつ、ダラスだった。 ある日、マイクは日中の仕事で19歳のアダムと出会う。アダムは些細な口論から、その日のうちに仕事を辞めてしまう。その夜、アダムはクラブの前で偶然マイクを見かける。アダムはマイクに口利きをしてもらい、なんとかクラブへ同行させてもらう。その見返りとして、マイクはアダムにある女性達をナンパすることを命じる。戸惑いながらも女性達に声をかけるアダムであったが、思いがけず女性たちの反応は良かった。それを見たマイクは、アダムに秘めた才能を感じ、ストリップクラブでのバイトを勧める。 才能を発揮しアダムは一躍人気者になっていく。マイクはアダムを通じ、姉のブルックと親しくなっていき、彼女にアダムの面倒を見ることを約束する。アダムは少しずつ女性や金やドラッグに溺れていき、態度も横柄なものになっていく。マイクはストリップクラブの共同経営を目指しながら、開業資金として貯めた1万3000ドルを元に銀行に融資を申し入れに行くが、断られてしまう。 ある日、ダラスの家でのパーティーで、ストリップクラブのマイアミへの移転を発表される。マイクはダラスに移転を機に自分を共同経営者へしてくれと頼む。そんな中、アダムはDJトビアスにドラッグ販売の共同経営を持ち掛けられる。 数日後、マイクとアダムは女子寮への出張ストリップへ向かう。パフォーマンスの最中にアダムは女子生徒にドラッグを飲ませる。それを見ていたボーイフレンド達と乱闘になり、二人は急いで逃げ出したが、アダムはドラッグの入ったケースを置き忘れてしまう。なぜドラッグを他人に飲ませたのかと激怒するマイクに、アダムはそれよりも忘れたドラッグは売るためのもので、100錠(1000ドル)程度のものだったと明かす。マイクはアダム自身が弁償するよう伝えると、マイアミでは自分はストリップクラブの共同経営者になるので余裕だとアダムは告げる。二人はその足でストリップクラブへと向かう。 ストリップクラブではオーナーのダラスとDJトビアスが揃っていた。乱闘のことを聞くと、ダラスは「マイアミに移転する前に自分の評判を落とすな」と言う。マイクは「マイアミへの移転は自分とアダムの活躍があってこそ。今すぐそのドアを出て行こうか」と憤ると、ダラスは「お前にはそんな事は出来ない。身の程をわきまえろ」と嘲笑するのだった。アダムはDJトビアスにドラッグが無くなったことを伝えると、DJトビアスは何としても償うように言う。 その夜のパフォーマンスのあと、むしゃくしゃしたマイクはアダムを連れてクラブへと乗り出し、酒やドラッグを浴びるように飲んだ。 翌朝、訪ねてきたブルックに起こされると、「昨夜アダムから変な留守電が入って以来、連絡が取れない」と伝えられる。
あらすじ