マシュマロ通信
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マシュマロ通信
ジャンル
コメディー
漫画
作者山本ルンルン
出版社朝日学生新聞社(連載)
ジャイブ(単行本)
実業之日本社
掲載誌朝日小学生新聞
発表期間2004年1月 - 2006年1月
巻数1-9巻
『one more マシュマロ通信』
『more more マシュマロ通信』
『Bye Bye マシュマロ通信』
話数全52話
アニメ
原作山本ルンルン、ウィーヴ
監督福冨博、Seung Il Lee
シリーズ構成中瀬理香
キャラクターデザイン金沢比呂司、Ji Woon Ha
音楽三輪悟
アニメーション制作スタジオコメット、Seoul Movie
製作テレビ大阪読売広告社
マシュマロ通信製作委員会
放送局テレビ大阪ほかTXN系列
放送期間2004年4月4日 - 2005年3月27日
話数全52話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『マシュマロ通信』(マシュマロタイムス)は、山本ルンルンによる日本漫画作品、およびアニメ作品。朝日小学生新聞にて2004年1月から2006年1月にかけて連載された。

番外編として学研のティーン向け月刊誌『ピチレモン』で2004年3月号から2005年2月号まで連載された1ページ無声漫画『マシュマロマッシュ』と、『朝日中学生ウイークリー』で連載された英語7コマ漫画『The marshmallow times』がある。
概要

ヨーロッパ風の街並みと1970年代テイストの世界観が魅力的なマシュマロタウンで、主人公のサンディと羊のぬいぐるみクラウドが家族や学校の新聞部の個性的な仲間たちと繰り広げるハートフルコメディ。本作品は『朝日中学生ウイークリー』で連載されていたこともある。その際セリフは全て英語(『マシュマロ通信』連載終了後は、『宇宙の白鳥』の英語漫画が連載)。原作漫画は全52話だが、36話まで収録された単行本1 - 9巻は絶版(現在は電子書籍化されている)。

2012年1月31日実業之日本社コンペイトウ書房から刊行された『one more マシュマロ通信』には新たに単行本未収録だった7話+描き下ろし1話、2013年4月30日刊行の『more more マシュマロ通信』には単行本未収録5話と描き下ろし1話、2013年10月31日刊行の『Bye Bye マシュマロ通信』には単行本未収録4話と描き下ろし1話が収録され、全ての単行本未収録作品が発行された。単行本1 - 9巻とは違い、諸事情により掲載順は新聞連載時とは異なる。
あらすじ

東ヨーロッパのどこかにあるという人口2万の小国、シトラス公国。その南部のマシュマロタウンに住む、気が強くてちょっぴりわがままなローティーンの女の子サンディは、マシュマロ学院の新聞部部長で学校新聞マシュマロ通信の編集長。父親と母親、双子の弟とアパートで暮らしている。

そんな彼女の家に、シリアルの懸賞で当たった「シープクラウド」がやってくる。しかし、そのクラウドはぬいぐるみのくせになぜか生きて動いて喋るのだった。
登場人物
主要キャラクター
サンディ
- 福圓美里本作の主人公。マシュマロ学院新聞部部長。オレンジの三つ編みツインテールに水色の瞳をしている。いつもスクープを探して街をさまよっているが、新聞部でまじめに活動しているのは彼女だけ。かわいいおもちゃコレクターで彼女の部屋の戸棚には可愛いオモチャがいっぱい。先天的に尊大な態度でいつも威張っているが、意地っ張りで素直ではないだけで優しいところもある。アニメ版での口癖は「酷い目に遭わすよ!」。一人称は「あたし」。原作では3年前にちびっこジュードー大会で優勝したことがあり、得意技は「白いつむじ風」(背負い投げ)。初期設定では気が強く見えっ張りな設定は原作と同じだが、顔にソバカスがあった[1]
クラウド
声 - 高木礼子ヒナギク食品の商品であるクラウドシリアルのマスコットで、懸賞であたったヒツジのぬいぐるみ「お目覚めクラウド人形」。ぬいぐるみであるが、生き物のように動いて喋る。白い体毛と緑の瞳をしており、赤いベレー帽に水色のシャツを着ている。一見おとなしいが、お調子者でおっちょこちょい。すぐにドジをやらかしてはサンディに酷い目に遭わされている。アニメ版では、おもちゃ工場にいた時に雷に打たれたことで命が宿って動いたり喋るようになったということが示唆されている。一人称は「ぼく」。初期設定ではどこから来たのか分からない不思議な生き物になっており、食いしん坊でナッツが好物だった。ポシェットをかけており、中に入っているベルを使って7人のお友達を呼び出すことができるという設定だった。おでこも原作とは異なっていた[1]
ライム
声 - 野島健児緑の短髪に赤茶色の瞳が特徴の男子部員。学院内の女の子に人気のプレイボーイを気取り、手帳にはいつもデートの約束を書き込んでいる。しかし、実際には、学院の女の子からはヒマな時間の埋め合わせに便利な男としか思われておらず、家では父親と共に、母や2人の姉たちにこき使われるなど、女難の相あり。一人称は「僕」。普段の好色家気取った言動とは裏腹に、かなり純情な一面もあり、本当の恋をすると「女の子たちとのデート」もしなくなる。
ジャスミン
声 - 植田佳奈を模った髪飾りをあしらったピンクのロングヘアと青緑の瞳が特徴的な女子部員で、マシュマロ通信では「ジャスミンのおしゃれコラム」を担当している。高飛車で自身の美貌に自惚れが強い一方で、「美は1日にしてならない」という信念で美に対して並々ならぬ努力を注ぐなど、がむしゃらで直向きな一面を持つ。お洒落が大好きでメイク道具を肌身離さず持ち、いつも化粧をしていて人に素顔を見せないが、素顔は母親とよく似た、普段の顔と似ても似つかないものである(原作でもアニメでも、本人の知らないうちにサンディとバジルに見られているが、2人が秘密にしている)。一人称は「わたし」。母親と2人暮らしで家は雑貨屋を経営している。母親のセンスが悪いので、時々自分で仕入れたりしている。怒ることはあまりないが、本気で怒ると手がつけられなくなる。
バジル
声 - 小林晃子金髪のシニヨンに丸メガネ、黒いつぶらな瞳が特徴の女子部員で、マシュマロ通信ではカメラマンをしている。カナリアドーナッツの一人娘であり、店舗は部員たちのたまり場となっている。お調子者でいいかげんな性格。インスタントカメラを肌身離さず持ち歩き、いつもスクープ写真を求めて町中を走り回っているが、カメラの腕前は今ひとつで写真はいつもピントがずれているため、サンディからは正式な部員と認められていない。一人称は「あたい」。
シナモン
声 - 佐久間信子水色のツインテールをリボンで結び、茶色の瞳をしている女子部員で、マシュマロ通信では星占いのコーナーを担当。常に水晶球を持ち歩き、一日の行動を自分の占いによって決めることもあるほどに占いやオカルトに目がない。若干思い込みが激しい一面もあり、周囲からは彼女の占いはあまり当てにならないと思われている。一度だけジャスミンの素顔について的を射た占いをしたことがある。一見おしとやかそうだが、自分の占いを貶した人間に容赦なくキックを入れるなど、時に攻撃的な面も見せる。同じ趣味を持つ兄がいる。一人称は「わたし」。
クローブ
声 - 山口隆行青いクセ毛でメガネヘッドフォンがトレードマークの気のいい男子部員で、マシュマロ通信では「クローブの今月の名盤」というアルバム紹介コーナーを担当。メジャーどころから、インディーズレベルのマイナーなアーティストまで幅広く精通している音楽マニアだが、「メガネを取ると美形」の例には当てはまらない。パソコンやネットの情報にも強く、いつもノートパソコンを持ち歩いている。一人称は「僕」だが、稀に「俺」と言うこともある。

また、彼の家族は全員メガネをかけている。[2]
ナッツ
声 - 飛田展男目が隠れるほどの黒い長髪でバンダナを身につけている自然主義の男子部員で、マシュマロ通信では「自然はともだち」というコーナーを担当。争いごとを好まない、動物や自然を愛する温和な性格の持ち主。マシュマロタウンから徒歩2時間のマシュマロマウンテンにて、家族でオーガニック農法による野菜農場を経営しており、カナリアドーナッツにも自家製の小麦粉を卸している。一人称は「僕」。
サンディの家族
サンディパパ
声 - 飛田展男子供のような行動をしてオモチャ遊びが大好き。どこか抜けている会社員だが、実はその子供心が仕事に役立っている。サンディやママよりも背が低い。
サンディママ
声 -
天野由梨ロマンチストなサンディの母親。料理の腕は抜群でパパとはいつでも仲睦まじい。温厚で滅多なことでは怒らないが、パパの悪口を言うと普段からは想像もつかないほど激怒する。
チョコ、ミント
声 - 津村まこと(両者とも)サンディの双子の弟たち。いつも一緒に行動していて、2人で内緒話をしてどちらかが代表で喋ったり同時に喋ったりする。2人とも目が前髪で隠れており、それぞれイニシャルの入ったお揃いのシャツを着ている。マシュマロタウンの人気番組「スペース・ファミリー」が大好き。2人の立ち位置は常に、向かってチョコが左・ミントが右。
その他のキャラクター
パンジー
声 - 植田佳奈ヒナギク食品の新しいマスコットとして登場した雌パンダのぬいぐるみ「おしゃべりパンジー人形」だが、可愛くないと評判の不人気キャラクター。クラウド同様生きていて、アニメ版では
関西弁を話す。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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