マサ子さん
左がマユタン・右がサブリナ
基本情報
出身地 日本・東京都
ジャンルニュー・ウェイヴ
活動期間1986年 - 1994年
レーベルナゴムレコード
共同作業者ケラリーノ・サンドロヴィッチ
公式サイトマサ子さん ナゴムコレクション
マサ子さん(まさこさん)は、かつて活動していた日本のガールズバンド。ナゴムレコード所属。 いわゆるナゴムギャルであったマユタンと姉のサブリナの姉妹ボーカルユニットとして1986年5月に結成[1]。1989年より6人組のバンド編成に移行。弦楽器にギターではなく大正琴を取り入れ、ニュー・ウェイヴ系でありながら電波系にも通じる脱力した歌詞・楽曲などが、異彩を放つ独特のセンスと世界観を持っていた。なおメンバーに「マサ子」はおらず、バンド名は「マユタン」と「サブリナ」の頭文字から取られている。リーダーはぬいぐるみのみんちん[2]。 TBSテレビの深夜番組『三宅裕司のいかすバンド天国』(イカ天)(1989年5月27日放送)に「雨にヌレテモいーや」で初登場。バート・バカラックの「雨にぬれても」に日本語詞・アレンジをほどこしたカバー曲であり、メインボーカルのマユタンが歌う「ヘンな日だなぁ?」というフレーズが笑いを取り、審査員には「この完璧な危なさ、いいね?」と評された。番組内では「不思議少女系バンド」「危ない少女系バンド」とも紹介された。1990年1月2日放映の「輝く!日本イカ天大賞」ではベスト・コンセプト賞を受賞。後の関連イベントにも度々出演した。 イカ天終了後は正式に解散しないまま1991年にバンド活動を終了。以降は再びサブリナとマユタンの姉妹ユニットとしてやライブイベントやナレーションなどを手掛けるが、サブリナの死去により1994年に活動休止。 その後もマユタンは新たに音楽活動や漫画家・岡崎京子のアシスタント、NHK教育テレビ『うたってオドロンパ』への楽曲提供、アニメ『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!』の声優(花子さん役)など様々な分野でマルチな活動を続けている。また、原平真貴雄(原平マキオ)の名義で、渋谷パルコのフリーペーパー『GOMES』主催のGOMES漫画グランプリで大賞(グランプリ)を受賞している。 リリースタイトル規格レーベル収録曲 二ノ宮知子『平成よっぱらい研究所』(祥伝社、1996)
来歴
メンバー
マユタン(ボーカル) - 劇画家の南波健二の次女として東京都に生まれる。武蔵野美術短大グラフィックデザイン科卒[3]。人生(ZIN-SAY!)のファンクラブ「人生教」の発足メンバー(会員番号01番)[4]。『イカ天』出演後はCMナレーション、イラストレーター、声優など様々な分野でマルチに活動している。本名は南波摩有子。芸名は川口ろば・らくだ→岩城ゴリラ→ナンムラ→マユタン・ジェリンドリーム略してマユタンと改名を経て現在はまゆたん名義で活動中[5]。
サブリナ・ブルネイ(ボーカル、1994年没) - 東京都生まれ。マユタンの姉。1992年には山田花子追悼記念芝居『魂のアソコ』(ジーコ内山主催)で主演を務めた。本名は早川早帆子。2019年には没後25年回顧イベント『SABRINA, FOREVER』が開催された[2]。1994年に病気により死去[6]。享年26。
ウイカ(ベース)2013年のイカ天復活イベントに参加。
カナン(大正琴、2005年没)。『平成よっぱらい研究所』で、同じマサ子さんメンバーの田中あつ子と二ノ宮知子の漫画アシスタントをしていたことを二ノ宮が記している[7]。
ケビ山りよ子(ドラムス)
田中ケムマキ(キーボード)
ディスコグラフィー
1989年つちのこ男爵CD
アルバムIKA-TEN全12曲
マサ子さんのテーマ
LOVE:LOVE SONG
花梨(リーフォア)
DEVO
Nonsense Song
雨にヌレテモいーや
PSYNOMEY
知らぬ世界
PUNK花梨
フルーツ オレ ヨーグルト
夜の都会(まち)に眠れ
車からみてね
1990年ムウ=ミサEP
マキシシングルナゴムカンパニー全8曲
手ざわり
不溶性プラシーボ
頭のてっぺん
メルヒェン
オレが四才の時に(ショートヴァージョン)
FLY…!?
異国にて
坂上くん
1993年MONKEYS WAXCD
アルバム自主制作盤全8曲
10cmの鯨
僕らのE・W(アースワーク)
PINHOLE HEAVEN
message・song
クリスタル・パパ
DOT HEAVEN
二年生
猿のワックス
2005年8月24日マサ子さん ナゴムコレクションCD
ベストアルバムナゴムレコード全15曲
手ざわり
不溶性プラシーボ
頭のてっぺん
メルヒェン
オレが四才の時に(ショートヴァージョン)
FLY…!?
異国にて
坂上くん
雨にヌレテモいーや
PSYNOMEY
絶妙な関係
神のようにだまして
summer christmas
YAKUNIN-NI
僕らのE・W(アースワーク)
参考文献
脚注^ ⇒イカ天25周年イベント(2013/02/10)
^ a b マサ子さんVo・サブリナ没後25年回顧イベント『SABRINA, FOREVER』
^ 「イカ天」の「ロックロックこんにちわ」というコーナーで、美大生として画商でチューブ絵の具を買っているシーンが放映されたこともある
^ まゆたんのツイート
^ まゆたんのツイート
^ 伝説の番組『いかすバンド天国』オンエア30年目に聞いた「イカ天に出て人生どう変わりました?」メシ通(2018.8.29)2020.9.30Lastaccess
^ 『平成よっぱらい研究所』、p.59
関連項目
ナゴムレコード
三宅裕司のいかすバンド天国
雨にぬれても
電波系
外部リンク
マユタン (@mayutan3) - Twitter
⇒マユタンのゆかいな毎日:マサ子さんのしゃしん - マユタン公式ブログ
*masakosan* - マサ子さん公式サイト(インターネットアーカイブ)
⇒ナゴムギャルの純粋な才気が全開の平成初期アングラポップ - コレクティブ
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