マグニシア県
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マグニシア県
Περιφερειακ? εν?τητα Μαγνησ?α?
測地系: 北緯39度25分 東経22度50分

ギリシャ共和国
地方テッサリア
県都ヴォロス
面積2,636 km2
人口210,330 人 (2005年)
人口密度80 人/km2
ナンバープレートBO
自治体コード43
構成自治体数5
標準時EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3
公式ウェブサイト ⇒www.magnesia.gr

マグニシア県(マグニシアけん、ギリシア語: Μαγνησ?α / Magnisia)は、ギリシャ共和国テッサリア地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。人口約21万人(2005年)。古代にはマグネシアと呼ばれた。県都はヴォロス目次

1 名称

2 地理

2.1 位置・広がり

2.2 地勢

2.3 主要な都市・集落


3 気候

4 歴史

4.1 古代

4.2 キリスト教の時代

4.3 現代


5 行政区画

5.1 市(ディモス)

5.2 旧自治体(ディモティキ・エノティタ)

5.3 郡(エパルヒア)


6 古代都市

7 交通

7.1 鉄道

7.2 道路

7.3 空港


8 著名な出身者

9 脚注

10 外部リンク

名称

マグネシア県の名称は、ギリシャ中央部に位置するテッサリア地方の南東部に居住していたマグネテス人 (Magnetes) に由来している。

また、古代のアナトリア半島(現在のトルコ)にも、マグネシア人が入植し、二つのマグネシアという都市を建設した。ひとつ (Magnesia ad Sipylum) は現在のトルコのマニサであり、ひとつ (Magnesia on the Maeander) はイオニア地方のメンデレス川沿いにあった。

滑石の鉱山があり、滑石から作られた白色の粉はマグネシアと呼ばれた。ここからマグネシウムの語源となっている。マグネット(磁石)の語源であるとする説もあるが、これには異説もある。
地理
位置・広がり

マグニシア県は、地理的には、2大都市であるアテネテッサロニキの丁度中間に位置する。

マグネシア県の南西部はフティオティダ県、西部および北部はラリサ県と県境を接し、東部はエーゲ海に面している。

マグネシア県の東にはスポラデス諸島が所在する。リゾート地で有名なスキアトス(英語版)や、自然豊かなスコペロス島チチュウカイモンクアザラシなどが生息する自然公園があるアロニソス島などの島々は、かつてマグネシア県に所属していたが、現在は別の行政区(スポラデス県)となっている。

毎年200万人を超える観光客が夏季を中心に訪れる。
地勢 アルガラスティとパガシティコス湾

マグネシア県東部のピリオ半島には、県最大の山であるピリオ山(Pelion)がそびえる。また、県北東部のラリサ県との県境には、マウロヴニ山脈が走っている。フティオティダ県との県境にはオトリス山がある。ピリオ山(Pelion)やケンタウロス山は、自然景観が良好で観光の名所となっている。また山頂や中腹には、聖人生神女マリアを祀る教会が立ち並んでいる。これらの教会には古代の遺物や中世以前のイコン画などが遺されている。

県内にはアルミロス平野とヴォロス=ヴェレスティノ平野という2つの平野が広がっている。県内に大きな川が無いために、水路は発達していないが、ピリオ山からはアナヴロス川、プラタノレマ川、クシリアス川という小さな川が流れる。

県北部にはカルラ湖(Lake Karla)がある。また、スルピ湾付近には湿地帯が広がっていて、多種の渡り鳥が見られる。この湿地は、アルミロス近郊の低地に茂るナラの森林とともに、保護地域としてNatura 2000に登録された。

海岸部には、地震による陥没によって形成された有名なパガシティコス湾が広がっている。
主要な都市・集落

人口3000人以上の都市・集落は次の通り。

ヴォロス (Β?λο? : ヴォロス市) - 82,439人

ネア・イオニア (Ν?α Ιων?α : ヴォロス市) - 30,804人

アルミロス (Αλμυρ?? : アルミロス市) - 7,566人

ネア・アンヒアロス (Ν?α Αγχ?αλο? : ヴォロス市) - 5,514人

アグリア (Αγρι? : ヴォロス市) - 5,229人

ヴェレスティノ (Βελεστ?νο : リガス・フェレオス市) - 3,270人

県下最大の都市は県都である港湾都市ヴォロスである。ヴォロスはテッサリア地方第2の都市であり、ヴォロス港はギリシャ国内で3番目に繁栄している商業港となっている。

カリクラティス改革(2011年1月施行)以前はヴォロスに加え、ネア・イオニアやイオルコスを加えたヴォロス都市圏(約14万3000人)には、県人口の約70%が集中している。

県人口の大半が県東部とパガシティコス湾沿岸に集中しているとも言える。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:4px}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{border:solid #eaecf0 1px}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}

ヴォロス

ネア・アンヒアロス

アグリア

気候

県の平均気温は17℃であり、平均降水量は年540mmである。8月には気温が37℃から38℃ぐらいまで上昇することもある。気候は県内で差異があり、パガシティコス湾沿岸ではやや多湿であり、ネア・イオニアではやや乾燥、ヴェレスティノやアルミロスでは大陸性気候となる。
歴史 マグネシア地域
古代

ヘシオドスの『ギュナイコーン・カタロゴス』(Catalogue of Women)によると、デウカリオーンピュラーの娘であり、ヘレーンの姉妹であるパンドーラーは、ゼウスとの間にギリシア人の祖とされる息子グライコスを産んだ。一方で、同じくデウカリオーンピュラーの娘テュイアーは、ゼウスとの間に2人の息子、マグネースとマケドノスをもうけた。


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