マクロスエースフロンティア
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マクロスエースフロンティア
MACROSS ACE FRONTIERジャンル3Dシューティング
対応機種PlayStation Portable
開発元アートディンク
発売元バンダイナムコゲームス(バンダイ)
美術美樹本晴彦(キャラクターデザイン)
人数協力プレイ 1 - 2人
対戦プレイ 1 - 4人
メディアUMD1枚
発売日通常版:2008年10月9日
Best版:2009年9月17日
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
デバイスメモリースティックDuo対応576KB以上
売上本数17.4万本[1]
その他アドホック通信対応
アドホック・パーティー対応
セーブファイル数:16
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『マクロスエースフロンティア』 (MACROSS ACE FRONTIER) は、マクロスシリーズを題材にしたPlayStation Portable用の3Dアクションゲーム[2]。作中では「MAF」と略されている。

パッケージイラストは天神英貴によるもので、VF-25Fメサイア、VF-1Sバルキリー、VF-19改ファイヤーバルキリー、YF-19といった歴代主人公機とSDF-1マクロスが描かれている。
概要

本作はマクロスシリーズ25周年記念作品『マクロスF』(2008年4月 - 9月)の放送終了直後である2008年10月9日に発売された3Dアクションゲームである。

メインであるキャンペーンモードでは、統合軍のパイロットとして『超時空要塞マクロス』の2009年、『マクロスプラス』の2040年、『マクロス7』の2045年、そして最新作『マクロスF』の2059年から時代を選択し、原作に沿ったミッションをクリアして行く。また、『マクロス ゼロ』からも機体がゲスト参戦している。ステージをクリアするとスコアによって成績が評価され、それによって新しい機体やキャラクターが使用可能になっていく。アドホック通信により2人で協力してミッションを進めることも可能。

20年以上に渡るマクロス関連ゲームにおいて、歴代バルキリーのみならず脇役であるデストロイドや敵方の機体であるリガードバジュラ、果ては設定全長1200mに及ぶSDF-1マクロスに至るまでプレイヤー機として操作可能なアクションゲームは初となる。

ステージのBGMには『愛・おぼえていますか』『突撃ラブハート』『ライオン』『射手座☆午後九時Don't be late』など原作で使用された楽曲が使われている。CMではシェリル・ノームランカ・リーが「ライオン」をバックにゲームの紹介をしていた。

開発を「ガンダムバトルシリーズ」のアートディンクが行っているため、ゲームシステムには『ガンダムバトルユニバース』との共通点が多い。マクロスならではの要素として「可変戦闘機」「歌」「恋愛」が追加されているのが特徴。製作スタッフは河森正治板野一郎からアドバイスを受けマクロスシリーズの再現に取り組んだ[3]

対戦モードでは最大4人で対戦することができる。チーム分けにより2対2の対戦も可能。アドホック・パーティーに対応しており、PlayStation 3を介することで遠く離れたユーザーとも通信対戦が可能。

週刊ファミ通2008年10月17日号の新作ゲームクロスレビューではゴールド殿堂入りを果たし、発売週の週間売り上げランキングでは1位を獲得するなど好評を博した。こうした事を受け2009年9月17日にはPSP the Best版が発売され、シリーズ第2作『マクロスアルティメットフロンティア』(2009年10月1日発売)、シリーズ第3作『マクロストライアングルフロンティア』(2011年2月3日発売)とシリーズ化される。
ストーリー

西暦1999年。南太平洋の南アタリア島に大爆発とともに落下した物体は地球外の文明の巨大な宇宙戦艦であった。船の内部には異星人の姿こそ確認されなかったものの、その構造を解析するうちに、この宇宙船の乗員の身長はおそらく10m前後の巨人であろうこと、その巨大な異星人は宇宙空間を跳躍する「フォールド航法」や「重力制御」といった現在の地球人類を遥かに凌ぐ科学技術を持っており、しかもそれらが戦闘を行っているであろうことといった驚くべき事実が判明する。

この事実を突きつけられた人類は数年に渡る統合戦争を経て「地球統合政府」を樹立した。平行して落下した宇宙船の修復も進められ、その技術を解析し人類のものとしていった。巨人との戦いに備え「バルキリー」と呼ばれるロボットに変形可能な可変戦闘機や「デストロイド」と呼ばれる陸戦兵器の開発も進められた。

修復された宇宙船は「マクロス」と名づけられ、宇宙からやってきた巨人「ゼントラーディ」との戦いが開始された。この戦いで滅びの危機を経験した人類はやがて地球外に移住する計画を実行する。「マクロス7船団」「マクロス・フロンティア船団」など数多くの船団が人類の住める星を探して宇宙へと旅立っていったが、その先にはプロトデビルンやバジュラといった新たな脅威との戦いが待ち受けていた。
ゲームシステム

まずハンガー画面で主人公キャラ、パートナーキャラとその機体、使用するスキルを選択する。カスタマイズポイントがあれば機体を改造することもできる。その後ミッションを選択し、出撃してミッションを遂行する。ミッションに入ると敵との戦闘になる。目的は主に敵機を殲滅することだが、防衛目標の護衛や特定の場所への移動などもある。ミッション終了後は倒した数や戦闘中の行動に応じてキャラクターが成長し、機体にカスタマイズポイントが与えられる。条件を満たせば新たな機体やキャラクターが使用可能になる。
SPゲージ
画面左下にあるオレンジ色のゲージはSPゲージと呼ばれ特殊攻撃を行う際に一定量使用される。ゲージは3メモリで100%で、その後は2周目に入り、6メモリで最大の200%までチャージされる。戦闘中は時間経過と共に徐々に増加して行くが、敵を攻撃することでも増加する。

チャージ攻撃 SPを1メモリ消費することで通常より強化された攻撃を行う。

スキル発動 キャラクターが覚えているスキルを使用する。消費SPはスキルによって1?6メモリと異なる。

SPアタック ゲージを100%(3メモリ)使用することで発動する強力な攻撃。使用中は自機が無敵になる。

合体SPアタック ゲージを200%(6メモリ)使用することで、パートナーと同時にSPアタックを行う。

カスタマイズ
戦闘終了後に獲得するカスタマイズポイントを使用することで、機体の性能を向上させることができる。ポイントは戻すこともできるので、ミッションによって武器の攻撃力を強化したり、機動力を強化したりといったことも可能。また、カラーエディットで機体の色を変更することもできる。

マクロスシリーズの特徴とも言えるバルキリーの変形にはアナログパッドを使用し、入力方向で簡単に3段階変形が可能になっている。アナログパッドを上に入れることでファイター(戦闘機形態)、横に入れることでガウォーク(鳥人形態)、下に入れることでバトロイド(人型形態)と、ワンアクションで変形できる。「歌」もゲームシステムに取り入れられており、リン・ミンメイの歌でゼントラーディを弱体化させたり、熱気バサラが歌で敵を撤退させるといった原作のシーンを再現できる。わずかながら恋愛要素も取り入れられている。主人公と他のキャラクターとの友好度が設定されており、これによって会話時の口調が変化したり、合体SP攻撃の威力が変化するなどの影響がある。
歌システム

マクロス7に登場するファイヤーバルキリー、ミレーヌバルキリーは他の機体と異なり「歌」を敵に聞かせることができる。メインウェポンボタン(□ボタン)でスピーカーポッドを発射する。スピーカーポッドがヒットした敵には♪マークが表示される。サブウェポンボタン(○ボタン)で歌を歌い、スピーカーポッドがヒットした敵に強制的に歌を聞かせる。歌を聞かされた敵はハートマークが表示されて専用のゲージが減っていき、次第に戦意を喪失して撤退してしまう。なお、歌は敵との距離が近いほど効果が高い。

また、攻撃としての歌とは別に前述のスキルとしても歌がある。以下に例をいくつか紹介する。

「愛・おぼえていますか」 BGMが切り替わりゼントラーディの能力が25%減少、それ以外の機体の能力が25%上昇する。

「シャロンの誘惑」 BGMが「INFORMATION HIGH」に切り替わり敵の上下左右の操作が入れ替わる。シャロンの初期スキル。

「MY FRIENDS」 BGMが切り替わり、味方の能力が25%上昇する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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