マエ持ち女二人組
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マエ持ち女二人組
いつか陽のあたる場所で
著者
乃南アサ
発行日2007年8月22日
発行元新潮社
ジャンル連作短編小説
日本
言語日本語
形態四六版上製本
ページ数270
次作すれ違う背中を
公式サイト ⇒www.shinchosha.co.jp
コードISBN 978-4-10-371008-0
ISBN 978-4-10-142549-8文庫判

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マエ持ち女二人組
すれ違う背中を
著者乃南アサ
発行日2010年4月22日
発行元新潮社
ジャンル連作短編小説
日本
言語日本語
形態四六版上製本
ページ数239
前作いつか陽のあたる場所で
次作いちばん長い夜に
公式サイト ⇒www.shinchosha.co.jp
コードISBN 978-4-10-371011-0
ISBN 978-4-10-142551-1文庫判

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マエ持ち女二人組
いちばん長い夜に
著者乃南アサ
発行日2013年1月31日
発行元新潮社
ジャンル連作短編小説
日本
言語日本語
形態四六版上製本
ページ数374
前作すれ違う背中を
公式サイト ⇒www.shinchosha.co.jp
コードISBN 978-4-10-371013-4
ISBN 978-4-10-142553-5文庫判

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『マエ持ち女二人組』(マエもちおんなふたりぐみ)[1]は、乃南アサによる日本の連作短編小説集シリーズ。全3作。『小説新潮』『yom yom』にて2005年から2012年に連載、第1作『いつか陽のあたる場所で』(いつかひのあたるばしょで)が2007年8月に、第2作『すれ違う背中を』(すれちがうせなかを)が2010年4月に、第3作『いちばん長い夜に』(いちばんながいよるに)が2013年1月に新潮社より刊行された。

前科持ちという、人には言えぬ過去を持つ2人の女が、東京の下町・谷中でひっそりと暮らし始める物語。

シリーズ第1作と第2作を原作として、『いつか陽のあたる場所で』と題しNHK総合テレビドラマ10」枠にて2013年テレビドラマされた[2]
収録作品
いつか陽のあたる場所で


おなじ釜の飯(初出:『
小説新潮』2005年10月号)

ここで会ったが(初出:『小説新潮』2006年4月号)

唇さむし(初出:『小説新潮』2006年10月号)

すてる神あれば(「すてる神」改題、初出:『yom yom』vol.2〈2007年2月〉)

すれ違う背中を


梅雨の晴れ間に(初出:『yom yom』vol.7〈2008年6月〉)

毛糸玉を買って(初出:『yom yom』vol.9〈2008年11月〉)

かぜのひと(初出:『yom yom』vol.11〈2009年6月〉)

コスモスのゆくえ(初出:『yom yom』vol.13〈2009年11月〉)

'いちばん長い夜に


犬も歩けば(初出:『yom yom』vol.16(2010年6月〉)

銀杏日和(初出:『yom yom』vol.18〈2010年11月〉)

その日にかぎって(初出:『yom yom』vol.20〈2011年4月〉)

いちばん長い夜(初出:『yom yom』vol.22〈2011年9月〉)

その扉を開けて(初出:『yom yom』vol.24〈2012年5月〉)

こころの振り子(初出:『yom yom』vol.26〈2012年11月〉)

あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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登場人物
小森谷 芭子(こもりや はこ)
29歳。
強盗罪で服役していた。裕福な家庭に育ったが、大学在学中に、好きだったホストに貢ぐために、伝言ダイヤルで相手を見つけては昏睡強盗を繰り返し、6件目の犯行後に自宅前で逮捕された。懲役7年の判決が下され、身元引受人がいなかったためほぼ満期で出所。親兄弟・親戚から縁を切られ、祖母が遺した谷中の家で一人で暮らしている。両親が祖母に嘘をついていたため、近所の人々は祖母が生前に自慢していたように、海外留学をしていたと信じている。しばしば過去を悔い、昔の顔見知りに会うことを恐れている。自宅近くのマッサージ専門店「オレンジ治療院」で受付事務のバイトをしていたが、院長にセクハラパワハラされ辞めてしまう。20代のほとんどを刑期に費やしたため、服役中に格段に進歩した技術について行けず、パソコンも携帯電話のメールも苦手。その後、ペットショップでアルバイトを始め、ペット用の服の制作を任されるようになり、客からも好評を得る。洋裁の技術は刑務作業で培った。綾香の生き別れの息子の行方を捜そうと仙台へ赴き、東日本大震災に遭い、避難先のホテルで知り合った南と共に東京までタクシーを乗り継いで帰り、自身の過去を全て話した上で付き合い始める。震災の後遺症で不眠になり、雑踏に長時間いられなくなるなどの症状を発した。
江口 綾香(えぐち あやか)
41歳。殺人罪で服役していた。短大卒業後、信用金庫に就職し同僚と結婚し退職。結婚直後から夫から酷い暴力を振るわれ続け、その暴力が原因で流産を経験している。夫の暴力が2度目の妊娠でもうけた息子・朋樹(ともき)にまで及びそうになるのを恐れて夫を殺してしまった。自ら出頭したこととDVがあったことにより情状酌量され懲役5年の判決が下された。芭子とは刑務所で同房だった。芭子とは違い「償いは終わった」と割り切っており、度々「ムショの中より……」などと人前で平気で言っては芭子にたしなめられている。度々、芭子の家で食事を共にする。よみせ通りの製パン店でパン職人を目指して働く。同じ店で働く若い職人から罵詈雑言を浴びせられながらも夢のために耐えていたが、彼の不用意な一言がどうしても許せず、仕事を辞める。宮城県仙台市愛子出身で、妹が2人いる。地震で壊滅的な被害を受けた故郷の惨状を放っておけず、しかしながら故郷へ帰るわけにもいかず、休みのたびに東北各地へ赴き、手作りのパンを振る舞い、仕事を辞めてからは本格的にボランティア活動に精を出し、最終的に気仙沼に居を落ち着ける。
大石(おおいし)
芭子の家の斜向かいに住む老夫妻。夫は口うるさい偏屈ジジイとして界隈でも有名だが、単に曲がったことが嫌いな頑固者なだけである。妻は度々芭子に料理をおすそ分けしてくれる。
今枝(いまえだ)
「オレンジ治療院」のマッサージ師(院長)。50代の男性。都内に4店舗ある治療院を順番に回っており、芭子が勤める不忍通り沿い店に来るのは週に1, 2度。芭子にセクハラとパワハラをする。
高木 聖大(たかぎ せいだい)
根岸警察署に異動してきたばかりの警官。芭子の家の近所に住んでいる。芭子を気に入ったようで、顔を合わせる度に親切に話しかけるが、芭子にとっては迷惑この上ない。震災復興のために東北へ派遣される。


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