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マウナケア天文台群(左から)すばる望遠鏡、ケック天文台、IRTF
(左から)すばる望遠鏡、ケック天文台、IRTF
所属ハワイ大学天文学研究所
位置アメリカ、ハワイ州マウナ・ケア山
座標北緯19度45分32.4秒 西経155度27分22.8秒
標高4,205 m (13,800 ft)
Web ⇒http://www.ifa.hawaii.edu/mko/
望遠鏡
CSO10.4m サブミリ波望遠鏡
CFHT3.58m カセグレン式望遠鏡
Gemini North8.1m カセグレン式望遠鏡
IRTF3.0m 赤外線望遠鏡
JCMT15m サブミリ波望遠鏡
すばる8.2m 光学赤外望遠鏡
SMA6m 電波望遠鏡 x 8基 アレイ
UKIRT3.8m 赤外線望遠鏡
VLBA receiver25m 電波望遠鏡
W. M. Keck 天文台10m 光学近赤外望遠鏡 x 2
マウナケア天文台群(マウナケアてんもんだいぐん、英語: Mauna Kea Observatories)は、ハワイ島のマウナ・ケア山頂周辺にある、世界各国の天文学研究機関に所属する第一級の天文台・望遠鏡が集合する区域である。 一帯は面積約500エーカーで、マウナケア科学保護区 (Mauna Kea Science Reserve) 内で「天文学管区」(Astronomy Precinct) と呼ばれる特別土地利用区域となっている。天文台管区は1967年に設けられた。この区域はハワイ大学が管理し、各国の研究機関に土地が賃貸されている。この場所に建設された科学・工学の研究施設への投資額は総額20億ドル以上に上る。この天文台管区は、ハワイ文化の重要性を守るために制定された歴史保存法の下で保護された土地の中に位置している[注釈 1]。 マウナケアの高い標高と太平洋の中央に孤立した立地によって、この山は地球上で天文学の地上観測に最適な場所の一つとなっている。ここはサブミリ波・赤外・可視光での観測にとって理想的な場所である。この場所でのシーイングの調査結果からは、マウナケアが可視光・赤外画像の画質にとって最上の場所であることが分かる。例として、CFHT の位置でのシーイングはメディアンで0.43秒角となっている。 研究者の宿泊施設は山頂から下った標高2,835m (9,300ft) の場所にあり、訪問者用の情報ステーション(オニヅカ・ビジターセンター)が2,775m (9,200 ft) の場所にある。マウナケアの山頂は非常に高いため、研究者や他の訪問者は山頂に上る前に30分ほど標高の低い場所に滞在して薄い大気に体を順応させることが勧められている。 マウナケア山頂周辺にある望遠鏡は様々な国の政府機関の予算で建設されている。ハワイ大学自身は2つの望遠鏡を直接運営している。山自体の標高は4,205mだが、望遠鏡は100mほど下った4,100m付近を中心に合計12基が存在する。
制度
環境
望遠鏡
カルテクサブミリ波天文台 (Caltech Submillimeter Observatory, CSO) - カリフォルニア工科大学
カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡 (Canada-France-Hawaii Telescope, CFHT) - カナダ、フランス、ハワイ大学
ジェミニ北望遠鏡 - アメリカ、イギリス、カナダ、チリ、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジル
W・M・ケック天文台 (W. M. Keck Observatory) - California Association for Research in Astronomy
赤外線望遠鏡施設
ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡 (James Clerk Maxwell Telescope, JCMT) - イギリス、カナダ、オランダ
国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡 - 国立天文台
サブミリ波干渉計 (Submillimeter Array, SMA) - 台湾、アメリカ
イギリス赤外線望遠鏡 (United Kingdom Infra-Red Telescope, UKIRT) - イギリス
ハワイ大学88インチ望遠鏡
ハワイ大学24インチ望遠鏡
超長基線アレイ (Very Long Baseline Array, VLBA) 受信機 - アメリカ
すばる望遠鏡(左)とケックI 望遠鏡
カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡
ケックI/II 望遠鏡