マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
My Big Fat Greek Wedding
監督ジョエル・ズウィック
『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』(My Big Fat Greek Wedding)は、2002年のカナダとアメリカ合衆国の合作によるロマンティック・コメディ映画。ジョエル・ズウィック(英語版)が監督し、ニア・ヴァルダロスが脚本を執筆した他、主役のギリシャ系アメリカ人フォトゥーラ・ポルトカロス(愛称トゥーラ)役を演じた。トゥーラはギリシャ人ではない上位中産階級の「ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント」のイアン・ミラーと恋に落ちる。批評家から概ね高評価を受け、第75回アカデミー賞においてアカデミー脚本賞にノミネートされた。
予想外の大ヒットをし、初週は第1位にならなかったが北米で興行収入2億4,140万ドルを上げ、ロマンティック・コメディで最高の興行収入を上げた[4]。
2003年、この映画に影響を受けたテレビ・ドラマ『My Big Fat Greek Life 』は短命に終わったが、2016年3月25日、映画の続編『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング2(英語版)』が公開された。 ビッグ・ファットとは「大げさな」という意味で、原題では Greek つまり「ギリシャ式」とついているのがミソである。 主演のニア・ヴァルダロス本人の結婚のエピソードを下敷きにした一人舞台が元になっている。舞台と同じく脚本と主役はニア・ヴァルダロスが担当した。 この作品はトム・ハンクスの制作会社によって製作された。ハンクスが妻のリタ・ウィルソンの勧めで舞台を観たのが映画化のきっかけとなった。 低予算で製作されたインディペンデント作品であったが、口コミで上映映画館が全米で拡大を続け、8か月に渡るロングラン上映、2億ドル以上の興行収入を記録する大ヒットとなった。2011年4月に米CNBCが発表した「利益率の高い映画」ランキングでは予算に対し61倍以上の高収益を上げたとして第一位に挙がっている[5]。 ギリシャ娘の3つの義務はギリシャ男と結婚し、子どもを生み、一生親の面倒を見ることだ。シカゴに住む30歳のトゥーラはギリシャ系アメリカ人であるが、古くて厳格な父親に育てられた。未だに独身の彼女で、周囲の心配をよそに恋愛経験は一度もなく、両親の経営するレストラン「ダンシング・ゾルバ」で働く毎日だ。
概要
ストーリー