マイ・シスター・アイリーン
My Sister Eileen
監督リチャード・クワイン
脚本ブレイク・エドワーズ
リチャード・クワイン
原作戯曲
ジョセフ・フィールズ
『マイ・シスター・アイリーン』(My Sister Eileen)は、1955年(昭和30年)製作・公開、リチャード・クワイン監督の長篇ミュージカル映画である。
略歴・概要)で初演された、ルース・マッケニーの小説を原作としたジョセフ・フィールズとジェローム・チョドロフの戯曲『マイ・シスター・アイリーン』が原作である。監督のリチャード・クワインは当時は俳優で、初演の舞台にフランク・リッピンコット役で上がっており、舞台の2年後の1942年(昭和17年)9月24日に公開されたアレクサンダー・ホール監督による初の映画化の際にも、リッピンコット役で出演している。本作はその本格リメイクである。
本作のコレオグラファーはロバート・フォッシー、のちに映画監督になるボブ・フォッシーで、本作にも俳優として、かつてクワインが演じたリッピンコット役を演じている。ロケーション撮影をニューヨークで敢行したほか、カリフォルニア州ロサンゼルスの北部、バーバンクのコロムビア/ワーナー・ブラザース牧場でも行なった。
本作は、1955年(昭和30年)9月22日、全米で封切られ、フランスでは1年後の1956年(昭和31年)8月29日にパリで公開されている。本作を公開時にパリで観た、当時長篇デビュー前ののちの映画監督のジャン=リュック・ゴダールが、映画批評誌『カイエ・デュ・シネマ』誌上で発表した「1956年のベストテン」に本作を第10位にランクインさせている[1]。日本では、当時公開されなかったが、コロンビア映画の版権を保有するソニー・ピクチャーズエンタテインメントが2005年9月28日、2009年6月24日にDVDとして発売した。
スタッフ・作品データ
監督 : リチャード・クワイン
原作 : ルース・マッケニー
原作戯曲 : ジョセフ・フィールズ / ジェローム・チョドロフ
脚本 : ブレイク・エドワーズ / リチャード・クワイン
撮影 : チャールズ・ロートン・Jr
美術 : ウォルター・ホルシャー
装飾 : ウィリアム・キアーナン
音楽 : ジョージ・ダニング
オーケストレーション : アーサー・モートン
コレオグラファー : ボブ・フォッシー
プロデューサー : フレッド・コールマー
形式 : テクニカラー - 35ミリフィルム(シネマスコープ 2.55:1) - 4トラックステレオ録音
ジャンル : 長篇劇映画
キャスト
ジャネット・リー - アイリーン・シャーウッド役
ジャック・レモン - ボブ・ベイカー役
ベティ・ギャレット - ルース・シャーウッド役
ボブ・フォッシー - フランク・リッピンコット役
カート・カズナー - パパ・アポポラス役
ディック・ヨーク - レック・ルーミス役
関連事項
サミュエル・J・フリードマン劇場(en:Samuel J. Friedman Theatre)
マイ・シスター・アイリーン (en:My Sister Eileen (play))
マイ・シスター・アイリーン (1942年の映画) (en:My Sister Eileen (1942 film))
関連書籍
My Sister Eileen, Ruth McKenney, Harcourt, Brace, 1938 / Reprint Services Corp, 1993 ISBN 0781253888
註^ Les Cahier du Cinema, Numero 67, Janvier 1957, 1957年1月号。
外部リンク
マイ・シスター・アイリーン - allcinema
My Sister Eileen - IMDb(英語)