マイティ・ソー バトルロイヤル
Thor: Ragnarok
監督タイカ・ワイティティ
脚本エリック・ピアソン
原案クレイグ・カイル
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(原題: Thor: Ragnarok)は、マーベル・コミックのスーパーヒーロー「ソー」をベースとした、2017年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。監督はタイカ・ワイティティ、脚本はエリック・ピアソンが務め、クリス・ヘムズワース、トム・ヒドルストン、ケイト・ブランシェット、イドリス・エルバ、ジェフ・ゴールドブラムらが出演する。『マイティ・ソー/ ダークワールド』(2013年)に続くシリーズ3作目であり、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の17作目。 ウルトロンとの戦いから2年。ソーはアベンジャーズを離れ「インフィニティ・ストーン」を探して宇宙を旅していたが、手がかりは見つからなかった。その途中、ソーはアスガルドの滅亡「ラグナロク」を招くとされる炎の巨人スルトに囚われるも、からくも倒してアスガルドへと帰還する。帰還後、故郷の様子がおかしいことに気づいたソーは、マレキスとの戦いで死んだと思っていたロキがオーディンに化けていたことを暴く。 オーディンの不在を問いつめ、地球の老人ホームに預けられていたことがわかるが、すでに老人ホームは取り壊されオーディンの行方はわからなくなっていた。2人が途方に暮れていたところ、突然ロキが足元にできた謎の穴によって姿を消してしまう。ソーはそばに落ちていた名刺を拾い書かれている住所へと向かう。住所の場所は、魔術師ドクター・ストレンジの住む館“サンクタム・サンクトラム”だった。ストレンジがオーディンを保護していたことを知ったソーは、ロキと共にオーディンがいるノルウェーへと移動する。 2人はオーディンと再会。ソーは帰還を促すが、オーディンは自身の寿命を理由に拒否する。オーディンは、アスガルドの危機と邪悪なため異次元に幽閉していた姉ヘラの存在を告げ、自分の死による彼女の復活を警告し2人に託した後消滅する。復活したヘラはソーとロキの前に現れ、ソーのハンマー・ムジョルニアを粉々に破壊し、2人を一蹴。危険を感じたロキは虹の橋ビフレストを開きソー共々アスガルドへ逃れようとするが、追って来たヘラに攻撃され2人ともビフレストの移動空間外へと吹き飛ばされてしまう。 アスガルドへ到着したヘラは、ウォリアーズ・スリーを始めとする戦士たちを始末し、ヘラに寝返ったスカージを手下にするが、王宮に入り都合よく改竄された歴史に愕然とする。ヘラは、侵略と略奪を繰り返し作られた国の真実をスカージに語り、「永久なる炎」の力で怪物フェンリス・ウルフや死んだ兵士を蘇らせ、9つの全世界を支配すべく行動を開始する。しかし、世界を移動するためのビフレストの鍵となる剣は、ヘイムダルによってすでに持ち出されていた。 一方、ビフレストの外へ投げ出され辺境の惑星サカールへ流れついたソーは、そこで“スクラッパー142”と名乗る女賞金稼ぎによって捕らえられ、統治者グランドマスターにグラディエーターとして売られてしまう。ロキは、先にサカールへと流れつきグランドマスターにうまいこと取り入っていた。グランドマスターとの謁見で、「バトルロイヤルでチャンピオンに勝利すれば望みを叶える」と聞いたソーは、アスガルドへ帰還するべく挑戦者として参加する。戦いの直前、ソーはスクラッパー142が実はアスガルドの伝説の精鋭部隊ヴァルキリーの一員だと気づき手助けを求めるが無視される。そんな中開催されたバトルロイヤルのチャンピオンとしてソーの前に現れたのは、ソコヴィアでの戦い以来行方不明になっていたアベンジャーズのメンバーであるハルクだった。ソーはピンチに陥るが雷神の力を一時的に覚醒させハルクを圧倒。しかし勝利の寸前、グランドマスターによって首に付けられた拘束用のディスクによる電気ショックの一撃で麻痺、ハルクの反撃で敗北する。 その後、ハルクの部屋に連れてこられたソーは、ハルクの乗ってきたクインジェットでサカールを脱出しようと持ちかけるが拒否される。ソーはヘイムダルに呼びかけて自身の意識をアスガルドへと飛ばす。彼は生き残りの兵士たちと共に民を保護し、秘密の場所へと匿っていた。ヘイムダルは、守備隊が全滅すればビフレストで民と共にアスガルドを脱出する旨をソーに語り、サカールを囲む扉(ワームホール)を抜けて戻るように助言した。 アスガルドの現状を知ったソーは、ヴァルキリーに、オーディンの死とヘラがアスガルドを侵略していることを告げ協力を再度求めるが、彼女はヘラへのトラウマや王家への不信感・恨みから手助けを再度拒否。
ストーリー