マイケル・モレル
中央情報局長官代理
任期
2012年11月9日 ? 2013年3月8日
大統領バラク・オバマ
前任者デヴィッド・ペトレイアス
後任者ジョン・オーウェン・ブレナン
任期
2011年7月1日 ? 2011年9月6日
大統領バラク・オバマ
前任者レオン・パネッタ
後任者デヴィッド・ペトレイアス
第3代中央情報局副長官
任期
2010年5月6日 ? 2013年8月9日
大統領バラク・オバマ
前任者スティーヴン・カペス
マイケル・ジョセフ・モレル(Michael Joseph Morell [m??r?l]、1958年9月4日 - )は、アメリカ合衆国の元情報官僚である。2010年から2013年まで中央情報局(CIA)副長官を務め、その間に長官代理を2回務めた[2][3]。
著書"The Great War of Our Time"において、ブッシュ政権・オバマ政権によるテロ容疑者に対するドローンの使用や、ブッシュ政権下におけるCIAの強化尋問技術(英語版)(一般には「拷問」と呼ばれる)の正当性を主張している[4][5]。
CIA退職後は、ワシントンDCのコンサルティング会社、ビーコン・グローバル・ストラテジーズ(英語版)に所属している[6]。 モレルは1958年9月4日にオハイオ州カヤホガフォールズで生まれた[7]。父は自動車工場で働いていた[8]。 アクロン大学
若年期と教育
キャリアエマ・E・ブッカー小学校にてブッシュ大統領(中央)とともに同時多発テロ事件の経過を見守るモレル(左から2人目)
大学院卒業後、1980年に中央情報局(CIA)に入局した[8]。キャリアの初期には、エネルギー問題やアジア・太平洋地域の情報分析を担当した[9]。キャリアの中盤では、大統領日報を作成するスタッフを管理し、中央情報長官ジョージ・J・テネットのエグゼクティブ・アシスタントを務めた。2001年には、ジョージ・W・ブッシュ大統領に情報関連の日報を報告するブリーフィング担当官を務めたが、同年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生した。当時、モレルは一日中大統領と行動を共にしていた。モレルは、大統領からこの攻撃を仕掛けたのは誰かと訊かれ、「その痕跡がビン・ラーディンとアルカーイダの玄関まで繋がっているのは疑いがない」と答えた[3][9][10][11]。
2006年から2008年まで、CIAの国家テロ対策センター情報担当副長官を務めた。2008年から2010年まで、CIAの分析官の頂点である情報本部長を務めた[8]。
CIA副長官オバマ大統領の国家安全保障チーム。モレル、レオン・パネッタCIA長官、ヒラリー・クリントン国務長官などがいる(2011年5月)
2010年5月、スティーヴン・カペス(英語版)の後任としてCIA副長官に任命された[12]。