マイアミ・マーリンズ
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この項目では、MLBの球団について説明しています。それ以外の用法については「マイアミ・マーリンズ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

「マーリンズ」はこの項目へ転送されています。日本の「千葉ロッテマリーンズ」とは異なります。

マイアミ・マーリンズ
Miami Marlins
1993年創設



所属リーグ


ナショナルリーグ (1993年 - )

東地区 (1993年 - )'


チーム名


マイアミ・マーリンズ (2012年 - )

フロリダ・マーリンズ (1993年 - 2011年)

マイアミ・マーリンズ (2012年 - )


本拠地
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フロリダ州マイアミ (1993年 - )


ローンデポ・パーク (2012年 - )

サンライフ・スタジアム (1993年 - 2011年)

ランドシャーク・スタジアム(2009年 - 2010年)

ドルフィン・スタジアム(2006年 - 2009年)

ドルフィンズ・スタジアム(2005年 - 2006年)

プロ・プレイヤー・スタジアム(1996年 - 2005年)

プロ・プレイヤー・パーク(1996年)

ジョー・ロビー・スタジアム(1993年 - 1996年)


永久欠番



42


獲得タイトル(獲得年)

ワールドシリーズ優勝(2回)


1997

2003

リーグ優勝(2回)


1997

2003

地区優勝(0回)

ワイルドカード(4回)


1997

2003

2020

2023


球団組織
オーナーブルース・シャーマン
GMキム・アング
監督スキップ・シューマッカー

マイアミ・マーリンズ(英語: Miami Marlins、略称: MIA、マ軍)は、メジャーリーグベースボール(以下、MLB)ナショナルリーグ東地区所属のプロ野球チーム。本拠地はフロリダ州マイアミにあるローンデポ・パーク。MLBに所属するチームで、最南端に位置する。
概要シーズン成績の詳細については年度別成績一覧を参照

MLBの球団拡張(エクスパンション(英語版))政策により、1993年にコロラド・ロッキーズと共に誕生。歴史はまだそれほど長くないが、これまでワールドシリーズに1997年、2003年に進出して、いずれも世界一に輝いている。しかし、(後に詳述するように)1997年、2005年、2012年、2017年とわずか20年ほどの間に4回もの「ファイヤーセール」を決行しており、このことから「スター選手を放出することで解体と再構築を繰り返してきた球団」[1]「スター選手の切り売りが悪しき伝統(として根付いている)」[2]と評されている。実際、ファイヤーセールで放出した選手は、ゲイリー・シェフィールドジョシュ・ベケットホセ・レイエスジャンカルロ・スタントンなど、その時々での球界を代表する選手が多く名を連ねている。これがファンがチームに対して愛着が持てず、地元の人気を得られない原因と指摘されている。

マーリンズの経常利益はMLB30球団のうち1位である。これは市場は小さいが、選手へ払う年俸も安い、更に総年俸が安いためにMLBから支給されるレベニュー・シェアリングや贅沢税の分配金を多く獲得出来るからである。

「マーメイズ」というチアリーディング・チームがある。これはMLB球団では唯一の存在である。また新たに「マナティーズ」という太った男達による応援団も結成された。

また、北海道を拠点にしている社会人野球のクラブチーム、トランシスと業務提携をしている。
球団の歴史
フロリダ・マーリンズ時代

NFLマイアミ・ドルフィンズのオーナーを務めるウェイン・ハイゼンガー(レンタカー・ビデオショップチェーン経営)が「マイアミは野球のキャンプ地にはなるが、ホーム・チームがないのはいかがなものか」として1993年にフロリダ・マーリンズの球団名で誕生した。

1年目は観客動員数300万人を達成。西武ライオンズで5番を打っていたオレステス・デストラーデが加入している。しかし、翌年以降早くも客足が遠のく。このため1995年よりFA市場にも積極的に乗り出して選手の補強に努める。その結果、総年俸が膨れ上がり球団経営を圧迫。このため、ハイゼンガーはマーリンズ専用の新球場の建設を地元自治体に求め、要求が聞き入れられない場合は身売りすることも公言していた。

監督にジム・リーランドを迎えた創設5年目の1997年ワイルドカードでプレーオフに進出。クリーブランド・インディアンスを破りワールドシリーズを制覇して世界一を達成する。

しかし、ハイゼンガーは1997年シーズン途中で身売りを決定していた。チームはワールドシリーズ制覇後、シーズン終了後にエース格のケビン・ブラウン、抑えのロブ・ネン、主力打者のモイゼス・アルーなどを、翌1998年シーズン途中にはチームの主力打者であるゲイリー・シェフィールドボビー・ボニーヤを次々と放出する「ファイヤーセール」を行う。このため総年俸は1997年の5300万ドルから1300万ドルにまで激減させた。若手中心のチーム作りを目論んだが、1998年には54勝108敗で最下位に転落した。

1999年より、投資家として成功していたジョン・W・ヘンリーがチームを買収し、マーリンズのオーナーとなる。ヘンリーは旧来的な考えが根強いアメリカ球界で、セイバーメトリクスに基づいた合理的な球団運営を行えば成功できると考えていたが、球団の実情はヘンリーが想像していた以上に深刻だった。そのため早くも身売りを目論む。

2002年、オーナーのヘンリーはボストン・レッドソックスに乗り換えるべくモントリオール・エクスポズのオーナーだったジェフリー・ローリア(ニューヨークの画商)が買うという球団の三角売買が行われた。その結果、球団創設時からGMを務めたデーブ・ドンブロウスキーも放出され、GM以下、スタッフはエクスポズのメンバーで占められることになった。選手もティム・レインズ親子が入団、2001年9月からはエクスポズから移籍したラリー・ベインフェストが球団共同代表に就任し、エクスポズ色の強いチームになった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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