ポー河の水車小屋
Il mulino del Po
映画の1シーン
監督アルベルト・ラットゥアーダ
脚本フェデリコ・フェリーニ
トゥリオ・ピネリ
原作リカルド・バッケリ
『ポー河の水車小屋』(ポーがわのすいしゃごや、イタリア語: Il mulino del Po)は、1949年製作・公開、アルベルト・ラットゥアーダ監督によるイタリアの映画である[1][2] 本作は、1949年にイタリアの映画会社ルックス・フィルム
略歴・概要
リッカルド・バッケッリが1938年 - 1940年に執筆した同名小説を原作に、バッケリ自身が、マリオ・ボンファンティーニ、ルイジ・コメンチーニ、アルベルト・ラットゥアーダ、カルロ・ムッソ、セルジオ・ロマーノとともに翻案し、フェデリコ・フェリーニとトゥリオ・ピネリが映画用に脚色した[1]。本作の脚本を執筆したフェリーニは、本作公開の翌1950年、トゥリオ・ピネリと共同で脚本を執筆した『寄席の脚光』を、本作の監督であるアルベルト・ラットゥアーダと共同で監督して、映画監督としてデビューを果たすことになる[3]。
日本では、フランス公開と同年の1951年にイタリフィルムが輸入し、同年11月25日に同社が松竹洋画部と共同で配給して、公開された[2]。日本でのビデオグラムは、2020年9月にコスミック出版から発売された、「イタリア映画コレクション「越境者」10枚組」に収められた。
スタッフ
プロデューサー : カルロ・ポンティ
監督 : アルベルト・ラットゥアーダ
原作 : リッカルド・バッケッリ (Riccardo Bacchelli)
脚本 : フェデリコ・フェリーニ、トゥリオ・ピネリ (Tullio Pinelli)
翻案 : リカルド・バッケリ、マリオ・ボンファンティーニ (Mario Bonfantini [4])、ルイジ・コメンチーニ、アルベルト・ラットゥアーダ、カルロ・ムッソ (Carlo Musso [5])、セルジオ・ロマーノ
撮影 : アルド・トンティ (Aldo Tonti [6])
美術 : アルド・ブッツィ (Aldo Buzzi)
編集 : マリオ・ボノッティ (Mario Bonotti [7])
音楽 : イルデブランド・ピツェッティ
助監督 : パオロ・ガルガーノ (Paolo Gargano [8])、カルロ・リッツァーニ (Carlo Lizzani)、アルド・ブッツィ
製作助手 : シルヴィオ・クレメンテッリ
製作主任 : クレメンテ・フラカッシ (Clemente Fracassi)
キャスト
クレジット順
カルラ・デル・ポッジョ (Carla Del Poggio) - Berta Scacerni
ジャック・セルナス (Jacques Sernas) - Orbino Verginesi
マリオ・ベセスティ (Mario Besesti) - Il Clapasson
ジュリオ・カリ (Giulio Cali) - Smarazzacucco
アンナ・カレーナ (Anna Carena) - L'Argia
ジャコモ・ジュラデイ (Giacomo Giuradei [9]) - Princivalle Scacerni, fratello di Berta
レダ・グロリア (Leda Gloria) - La Sniza
ニーノ・パヴェーゼ (Nino Pavese) - Raibolini