ポーツマス
町
Portsmouth
ポーツマス公共図書館
ニューポート郡内の位置(赤)
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯41度36分 西経71度15分 / 北緯41.600度 西経71.250度 / 41.600; -71.250
ポーツマス(英: Portsmouth)は、アメリカ合衆国ロードアイランド州のニューポート郡にある町。人口は1万7871人(2020年)。
歴史ホグ島砂州灯台、1901年建設
ポーツマスには1638年、ジョン・クラーク博士、ウィリアム・コディントン、アン・ハッチンソンなどボストン植民地で宗教的に相容れなかった人々の集団が入植した。町名はイングランドのハンプシャーにあるポーツマスから採られた。その開拓者達は当初ニュージャージー植民地に行こうとしていたが、ロジャー・ウィリアムズがこの地に行くべきと説得した。ポーツマス盟約に署名した者達が町を設立することになった。インディアンはここをポカセットと名付けていた。公式にポーツマスとされたのは1639年5月12日のことだった。
ポーツマスはロードアイランド植民地に属すこととなり、そこは最終的にロードアイランド植民地およびプロビデンス・プランテーションと呼ばれることになった。それが現在のロードアイランド州の正式名称となっている。
ポーツマスは最初期の最も奇抜な殺人事件裁判が行われた場所である。1673年、トマス・コーネルの未亡人レベッカが家の火事で死んだ。その息子トマス・ジュニアが告発され、裁判に掛けられて有罪となり、その「犯罪」で絞首刑になった。このトマスに対して状況証拠しか提出されなかったことに加え、他にも多くの容疑者(トマスの妻や地元のインディアンなど)が居たこと、またレベッカが暖炉の近くで単純に暖を採ろうとしていたときに火事になった可能性もあり、レベッカの亡霊が証言を行った親戚を訪ねてきたとされることはこの事件で確かな証拠と認められた(幽霊証言と呼ばれ、セイラム魔女裁判では証拠として採用された)。夢や幽霊を証拠として使う習慣はその後廃止された。この事件とその歴史はエレーヌ・フォアマン・クレーンの著した『奇妙に殺され: レベッカ・コーネルの死』に綴られた[4][5]。
ポーツマスではアメリカ独立戦争の間に重要な捕捉劇があった。ロードアイランドのウィリアム・バートン中佐がロードアイランド駐屯のイギリス軍指揮官リチャード・プレスコット将軍を捕まえた。この戦争ではロードアイランドで唯一大きな戦闘であるバッツヒルでの戦いが起きた場所でもある。近くにあるファウンダーズ・ブルックは1778年8月29日に戦死したイギリス兵の血が流れたと言われている。ロードアイランドの戦いのときに、ほとんどがアフリカ系アメリカ人で構成されていたロードアイランド第1連隊が、ジョン・サリバン将軍の軍隊で参戦した。