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ポーカー(poker)は、トランプを使って行うゲームのジャンルである。心理戦を特徴とするゲームである。プレイヤー達は5枚の札でハンド(役、手役)を作って役の強さを競う。
ギャンブルとしてプレイする場合は現金をチップに交換し、勝って獲得したチップが収入になる。自らプレイを行いチップを獲得する。バカラのように他のプレイヤーの勝者を予想するギャンブルではない。多くのギャンブルはプレイヤーと胴元の勝負であるが、ポーカーの場合はテーブルに座っている客同士の勝負であり、胴元は後述の「アンティ」または勝利したチップの一定の割合を手数料として受け取る。他のカジノゲームとは違い、胴元はギャンブルには参加せず、ゲスト同士の勝負のためのテーブルとゲーム進行などのサービスを提供しているという形である。
競技(トーナメント)として行われる場合は、参加費用を払い、参加者全員に同じ量のチップが配られ、最終的に残ったチップの数で順位が決まる。賞金はスポーツ競技と同様に順位によって支払われる。
ポーカーという言葉の成り立ちは「#歴史」の項目で詳細を示す。英語の突くという意味のpokeや同一の綴である火かき棒(poker)や豚肉を意味するポークとは歴史上の関連はない。 ポーカーは、ハンドの強さを競うゲームである。相手をフォールドさせれば(ゲームから降りさせれば)、ハンドの強さに関わらず勝つことができることから、ブラフ(ハッタリ。ベットすることによって弱い手を強く見せて相手をフォールドさせようとすること)に代表される心理戦の占める割合の高いゲームであるとされる。勝ち負けの数にはあまり意味がなく、勝ったときのチップを大きくし、負けたときの損失を最小にするための総合的な戦術がより重要である。また、他のプレイヤー達の仕種、表情、賭けたチップの枚数等から他のプレイヤー達のハンドの強さを予想し、自分の賭けるチップの枚数を決める。このゲームでは相手を惑わすために、わざと驚いて見せたり、嘘をついたりすることが認められている。とはいえ、実際のゲームにおいて相手の表情などを読んで自分のアクションの判断材料にする場面は、巷間で信じられているほどには多くない。 以下ではほとんどのポーカーに共通するルールを説明する。使用するものは、トランプ一組52枚、ポーカーチップ。通常はジョーカーは使わない(ワイルドポーカーの項を参照)。 ストレート(およびストレートフラッシュ)では、AはKとも2ともつなげることができる。すなわちA-2-3-4-5も10-J-Q-K-Aもストレートとみなされる。しかしQ-K-A-2-3のようにK-A-2を含むものはストレートとはみなされない。 また、A-2-3-4-5のストレート(別名でwheelやbicycleという場合もある)はAが入っているが、2-3-4-5-6のストレートよりも強いわけではない。wheelはストレートの中で最も弱い、5ハイストレートである。ただし、例外的にパイガオポーカーというゲームでは、A-2-3-4-5は10-J-Q-K-Aの次に強いストレートとされる。 二人のプレイヤーが同一の役を作った場合、以下のようにしてハンドの強弱を決める。カードの強さは、A>K>Q>J>10>...>2となる。 引き分けになった場合は、賭けられたチップを引き分けて同着一位になったプレイヤー達で等分する。ただし、そのときに利用されているチップ単位で割れない端数が存在する場合は、当該端数については、最初にアクションを起こすべき人間(これを「ポジションの悪い人」と表現する)に与えられるというルールが一般的である。 通常はカードのスートは考慮に入れず、ランクのみを比較するが、日本国内で古くからある解説書などにおいては、スートを比較すると記述されているものもある。また中華圏のスタッドポーカーでもスートまで比較するのが普通である(♠>♡>♣>♢の順が普通)。欧米でもカジノ以外ではスートを比較することもあるが、その強弱の順序は統一されていない[1]。 勝敗の判断ではなく、(スタッドゲーム等で)アクションを行う順番を決定する場合等では、スートの強弱(♠>♡>♢>♣の順)までを比較する。 カジノでは、カジノ側に雇われた専属のディーラーが各ポーカーテーブルに一人ずついて、このディーラーが全てのゲームでカードを配る。 トーナメントや大規模なプライベートゲームでは「アミューズメントディーラー」がゲーム進行などを行う。 大規模ではないプライベートゲーム(一般家庭など)では、プレイヤーの一人がディーラーを兼ねることが多い。どのプレイヤーがディーラーになるのかに関して決まったルールはないが、通常は次の4通りのいずれかの方法でディーラーを決める。 どのルールでディーラーを決めるのかは、プレイヤー間で事前に話し合って決める。 またフロップ(コミュニティカード)・ポーカーでは、カードを配り始める基準、及び強制ベットを行わせる基準として「DEALER」と記されたプレートをゲーム毎に時計回りで動かして使用することが多い(このプレートのことを「ディーラー・ボタン」と称する)。 チップの種類と、その価値はプレーヤーの間で任意に決めればよく特にルールはないが、複数の価値のチップを用意することが便利である。海外カジノにおいては、白=1、赤=5、緑色=25、黒色=100という単位である場合が多いので、この色と価値を援用する場合も多い。 ポーカーチップの価値と色の規則に国際基準はない。国や地域で異なるだけでなく、施設ごと、あるいは単一の施設でもイベントタイプごとに異なることがある。チップの色と大きさの統一を図るため、その地域のカジノ規制当局による指定を受けることがある。例えば、ニュージャージー州とイリノイ州では統一された色が指定されている。ネバダ州では色についての規制はないため、ネバダ州のカジノ(ラスベガスとか)では1ドルチップに白、青、灰色が使われる。アメリカ合衆国のうちカジノが合法なすべての州の政府は、縁の模様の組み合わせがカジノ店舗やチップの価値により重複することがないよう要求している。 ニュージャージー州の規則では下表の通り[2]: チップの価値(ドル)色 ポーカーではテーブルの中央付近を、賭けたチップを置く場所として使う。このチップを置く場所をポットと呼ぶ。 プレイヤー達は、ポットの中で自分に近い場所に、他のプレイヤーが賭けたチップと区別がつくように、賭けたチップを置く。 各ディールの最後に、そのディールの勝者が受け取る時を除いて、プレイヤー達は一度賭けたチップを再び手もとに戻すことはできない。 プレイに参加する全員が、毎回ゲームが始まる前に一定の額を払わなければいけない参加費のことをアンティと呼ぶ。 アンティが必要かどうかは、あらかじめゲームによって決められている。スタッドゲームでは、アンティを払うように設定されているのが一般的であるが、それ以外のゲームでは必ずしも必要とは限らない。 支払われたアンティはポットに集められ(アンティをコミッションとして徴収されてしまい、ポットに入らないハウスもある)、それ以降の掛け金と合わせて勝者が獲得する。
ポーカーの特徴
共通ルール
ポーカー・ハンド「ポーカー・ハンドの一覧」を参照
ポーカー・ハンドに関する注意
ストレートにおけるAの取り扱い
同一の役ができた場合の強弱
まずハンドの「主要部」(ワンペアならペアになっているカード、ツーペアならペアになっているカードのうち強い方、スリーオブアカインド・フルハウスなら三枚組になっているカード、フォーオブアカインドなら四枚組になっているカード、ノーペア・ストレート・フラッシュ・ストレートフラッシュなら最も強いカード)のランクの大小を比較する。
(ツーペア・フルハウスのみ)主要部が同じなら、準主要部(ツーペアならペアになっているカードのうち弱い方、フルハウスなら三枚組になってない二枚組の方)のランクの大小を比較する。
それが同じなら、キッカー(残ったカード)のうち最も高いランクのカードを比較する。
以下順に二番目、三番目、四番目に高い札のランクを比べる。
これらが全て同じ場合には、引き分けとみなされる。
ディーラー
前のゲームにおけるディーラーの左隣の人が次のゲームのディーラーになる。
前のゲームの勝者が次のゲームのディーラーになる。
固定した特定のプレイヤーがディーラーになる。
カジノと同様に、プレイをしない人がディーラーになる。
チップの種類
ポーカーチップの色
1白
2.5ピンク
5赤
10青
20黄色
25緑
100黒
500紫
1,000蛍光オレンジ
5,000灰色
20,000マスタードイエロー
ポット
アンティ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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